コラム
ロンドンの赤い電話ボックスは1924年、ある墓を真似て生まれた——設計者スコットは一度も明かさなかった
ロンドンの赤い電話ボックスのあのドーム屋根には、出どころとされる場所がある。セント・パンクラス旧教会の墓地に建つ、建築家ジョン・ソーンが亡き妻のために設計した墓だ。設計者ギルバート・スコットは、競技に勝った年にソーンの美術館の理事になっている。ところが、本人が「墓を見た」と語った記録は一行も残っていない。100年間、誰も証明できないまま語り継がれてきた話を、証拠のあるところとないところに分けて辿る。





















