コラム
グローブ座は1613年、祝砲の火で焼け落ちた——ズボンの火を瓶のビールで消した男と、議会の上演禁止令 第2回
1613年6月29日、新作『ヘンリー八世』の上演中、王の登場を祝って放った小さな大砲の詰め物が、グローブ座の藁葺き屋根に落ちた。客は芝居に見入って煙に気づかず、劇場は1時間あまりで焼け落ちた。死者は出ず、ズボンに火がついた男は瓶のビールで消したと、外交官が甥への手紙に書き残している。劇場は1年後に瓦屋根で建て直されたが、1642年、内戦の始まりとともに、議会の命令で芝居そのものを止められた。連載「グローブ座物語」の第2回。












