
コラム
くまのプーさんのモデルはロンドン動物園のクマだった——1914年、カナダ軍の獣医が駅で20ドルで買った子グマ
1914年8月、第一次世界大戦へ向かうカナダ軍の獣医ハリー・コールボーンは、オンタリオ州の小さな駅で猟師から子グマを20ドルで買い、自分の町の名をとって「ウィニペグ」と名付けた。大西洋を渡ったこのクマは戦場へは連れて行けず、ロンドン動物園に預けられる。10年後、その檻に一人の少年が駆け込んだ。名前はクリストファー・ロビン。刊行から100年を迎えた『クマのプーさん』の「ウィニー」がどこから来たのか、そしてその由来がなぜ半世紀のあいだ忘れられていたのかを、獣医の従軍日記と動物園の記録から辿る。




















