
コラム
レモン汁を配った船だけ、人が死ななかった——居酒屋で商談していた会社が、70年後に「戦争と講和の権利」を手に入れるまで 東インド会社物語 第1回
1600年12月31日、エリザベス1世は喜望峰からマゼラン海峡までの貿易を、ロンドンの商人たちに15年間独占させる勅許を出した。彼らは自前の建物すら持たず、居酒屋で商談していた。その集団が70年後、貨幣を鋳造し、要塞と軍を指揮し、戦争と講和を決める権利を法的に手にする。全3回の第1回は、香辛料に敗れた商人たちが、なぜインドに流れ着いたのかを追う。




















