衛兵交代式Changing the Guard at Buckingham Palace
イギリス王室の衛兵交代を間近で見られる式典
- 料金
- 無料
- 所要時間
- 45分
- 最寄駅
- ヴィクトリア駅
- 開館時間
- 11:00開始 (開催日は公式カレンダーで確認)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
バッキンガム宮殿前で行われる伝統的な衛兵交代式。赤いチュニックとベアスキン帽を着たフットガーズが、旧衛兵から新衛兵へ交代する様子を音楽隊の生演奏と共に見ることができる。約45分間で、月・水・金曜に開催。観覧は無料で、早めに行くと良い場所で見られる。見どころは宮殿前庭、ヴィクトリア記念碑前、そしてマルボローロード~ザ・モールの行進ルート。
このページの内容
着いてからの歩き方
衛兵交代式に着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
開催日を必ず公式で確認する
以前のように月・水・金・日で固定ではなくなり、年間を通じて指定日のみの開催に変わりました。天候や式典で当日中止になることもあります。曜日で覚えず、訪問前に必ず陸軍 Household Division の公式カレンダーで日付を確認してください。無料で、チケットは不要です。
- コツ
45分前には場所を取る
式典は11:00開始で所要約45分。人気の位置は開始1時間前には埋まります。夏場や週末はさらに早く、90分前が目安。逆に言えば、始まってから行っても人垣の後ろで何も見えません。
- 見どころ
ヴィクトリア記念碑の階段から見る
宮殿前の円形交差点にある記念碑の台座は、周囲より一段高く、宮殿の前庭を見下ろせる数少ない位置です。柵に張り付くより全体の動きが分かるので、初めてならここが第一候補になります。
- 見どころ
行進を見るならザ・マル側
交代する衛兵はウェリントン兵舎から、軍楽隊はバードケージ・ウォークやザ・マルを通って宮殿に入ります。前庭の儀式そのものより、隊列が音楽とともに近くを通り過ぎる瞬間のほうが迫力があります。宮殿前が埋まっていたら、こちらに回るほうが結果的によく見えます。
- 見落としやすい
ホース・ガーズという選択肢
同じ日に、ホワイトホールのホース・ガーズでも騎兵の交代(11:00、日曜10:00)が行われています。人出は宮殿前よりはるかに少なく、馬に乗った衛兵を至近距離で見られます。宮殿前の混雑に耐えられそうにない場合の現実的な代案です。
これは儀式である前に、実際の任務の引き継ぎ
衛兵交代式は観光客向けのショーとして始まったものではありません。宮殿を警護する部隊が、実際に任務を引き継ぐ手続きです。それが公開されているだけで、いまも実務として行われています。
警護にあたるのは陸軍のハウスホールド・ディヴィジョン(近衛師団)。所属する兵士は儀仗専門ではなく、通常の実戦部隊でもあります。アフガニスタンやイラクへ派遣された経験を持つ兵士が、帰国後にこの任務に就くことも珍しくありません。飾りのために立っているわけではないという点は、見ておく価値があります。
交代する新旧の衛兵は、それぞれウェリントン兵舎などから隊列を組んで宮殿へ向かい、前庭で鍵と任務の引き継ぎを行います。軍楽隊の演奏がつくのは士気と行進の統率のためで、演目は伝統的な行進曲とは限らず、近年はポップスや映画音楽が混ざることもあります。
あの帽子は、倒した相手の装備に由来する
黒い毛皮の帽子はベアスキンと呼ばれます。高さは45cmほどあり、儀礼用の装備としてはかなり重いものです。
由来は1815年のワーテルローの戦いにあります。この戦いでウェリントン軍の第1近衛歩兵連隊が、ナポレオンの皇帝親衛隊——ベアスキン帽をかぶった精鋭の擲弾兵部隊——を打ち破りました。その功績を記念して、連隊にはGrenadier Guards(擲弾兵近衛連隊)の名が与えられ、さらに破った相手の帽子を制服に取り入れることが認められます。
つまりあの帽子は、伝統的な英国の装束というより、倒した敵の装備を戦利品として身につけたものです。
素材は実際の熊の毛皮で、カナダのクロクマが使われます。1頭から1つしか作れません。ただし手入れをすれば100年以上もつため、新規の製造はごく限られています。それでも動物福祉の観点からは長く議論があり、人工素材への代替が繰り返し検討されてきました。
見分け方もあります。帽子の飾り羽の色と位置、そして上着のボタンの並び方で、どの連隊かが分かります。グレナディア・ガーズは白い羽を左に、コールドストリーム・ガーズは赤い羽を右に付けます。
豆知識
- 衛兵に話しかけても答えないが、動くことはある。任務中の私語は禁じられていますが、彼らは像ではありません。定期的に歩哨の位置を変え、脚を踏み鳴らします。近づきすぎた見物人に対しては、大声で警告を発することが認められています。
- 失神する兵士がいる。夏場、厚い制服と重い帽子で直立し続けるため、暑さで倒れることがあります。膝を曲げずに立ち続けると血流が滞るため、足の指を動かし続けるのが現場の対処法として知られています。
- 雨天では中止になることがある。式典は屋外で、楽器と制服が濡れるため、悪天候時は縮小または中止されます。曜日を覚えていても意味がないのはこのためでもあります。
- 同じ日にホース・ガーズでも交代がある。ホワイトホールで行われる騎兵の交代式は、人出が宮殿前よりはるかに少なく、馬に乗った衛兵を至近距離で見られます。宮殿前の混雑に耐えられそうにない場合の現実的な代案です。
開催日は固定ではない。必ず当日分を確認する
かつては月・水・金・日で固定と案内されていましたが、現在は年間を通じて指定日のみの開催に変わっています。天候や他の式典で当日中止になることもあります。
曜日で覚えないでください。訪問前に陸軍ハウスホールド・ディヴィジョンの公式カレンダーで、その日に開催があるかを確認するのが唯一確実な方法です。観覧は無料で、チケットは要りません。
場所取りは早いほど有利です。式典は11時開始・所要約45分ですが、人気の位置は開始1時間前には埋まります。夏場や週末は90分前が目安。始まってから行っても、人垣の後ろで音だけ聞くことになります。
柵に張り付くより、ヴィクトリア記念碑の台座のほうが全体の動きを見渡せます。また前庭の儀式そのものより、隊列が音楽とともに行進してくる瞬間のほうが迫力があります。宮殿前が埋まっていたら、ザ・マル側へ回るほうが結果的によく見えます。
場所とアクセス
みんなの口コミ
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