ロンドン モデルコース 1日〜5日|初めてでも回れる王道プラン
London Itineraries
ロンドンは見どころが多すぎて、計画を立てる段階で疲れてしまう街です。この記事では、徒歩移動を前提にした無理のない1日単位のプランを5日分用意しました。滞在日数が短い場合の削り方に加えて、雨の日・子連れ・乗り継ぎ半日それぞれの分岐版も別ページで用意しています。
1何日ありますか
Day 1 から寺院を外し、大英博物館を足す
ウェストミンスター寺院(1.5時間)を外して、その分を午後の大英博物館に充ててください。「寺院の内部」と「大英博物館」の両方は物理的に入りません。初回なら大英博物館を優先するのがおすすめです。
- ビッグ・ベン
- バッキンガム宮殿(衛兵交代)
- トラファルガー広場
- 大英博物館
- コヴェント・ガーデン
Day 1 + Day 2 + Day 3
ここまでで定番は完了です。3日目を郊外(Day 4)に振り替えるという選択もありますが、初めてのロンドンなら市内を優先することをおすすめします。郊外はリピート時の楽しみに取っておけます。
2まず先に予約すべきもの
ロンドンの主要施設は日時指定の事前予約制が主流です。当日券がない、あるいは大幅に割高になるものが多いので、日程が決まったらまずここから押さえてください。
- 必須ワーナー・ブラザース スタジオツアー(ハリー・ポッター)2〜3ヶ月前。売り切れます
- 必須ウエストエンドのミュージカル1〜2ヶ月前。人気演目はさらに早く
- 必須スカイ・ガーデン約3週間前に枠が開く。人気なので即埋まる
- 必須バッキンガム宮殿 State Rooms夏季のみ公開。公開時期に注意
- 強く推奨ウェストミンスター寺院数週間前
- 強く推奨ロンドン塔数週間前。オンラインのほうが安い
- 強く推奨ロンドン・アイ数週間前。日時指定
- 推奨チャーチル戦時執務室数週間前
- 不要大英博物館・ナショナル・ギャラリー等無料・予約なしで入れる。特別展のみ要予約
スカイ・ガーデンは特に見落とされがちです。ロンドン中心部の高層ビル最上部にある温室型の展望スペースで、入場無料。ただし完全予約制で、約3週間前に予約枠が開いた瞬間に埋まります。カレンダーに「予約開始日」を入れておいてください。
ヒント
無料の博物館は予約不要
大英博物館、ナショナル・ギャラリー、テート・モダン、V&A、自然史博物館などの常設展は無料・予約不要です。予約に追われるのは有料施設だけと考えて構いません。詳しくは美術館・博物館ガイドへ。
3Day 1|王道のウェストミンスター
「ロンドンに来た」を最短で実感する日
初日は迷わず定番を回ります。時差ぼけがあっても、屋外中心なので何とかなります。
- 午前
ウェストミンスター駅09:00頃
地上に出た瞬間、目の前にビッグ・ベン。ロンドンで最も劇的な駅の出口
国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)15分
外観を眺めて写真を撮る
ウェストミンスター寺院1.5時間09:30〜
歴代の王の戴冠式が行われた場所。混む前の午前に入るのが鉄則
ホース・ガーズ概ね11:00頃(日曜は10:00頃)
騎兵の衛兵交代。バッキンガム宮殿より近くで見られて空いています
- 昼
セント・ジェームズ・パーク
公園を横切ってバッキンガム宮殿へ。売店やベンチで軽く昼食も可
バッキンガム宮殿衛兵交代は概ね11:00開始
実施日は季節によって変わります。見るなら30〜45分前に場所を確保
- 午後
トラファルガー広場
ネルソン記念柱と噴水。徒歩15分
ナショナル・ギャラリー無料1.5〜2時間
ゴッホ《ひまわり》、フェルメール、ターナー。全部見ようとせず名画を絞る
コヴェント・ガーデン
大道芸とマーケット。夕食もここで。徒歩10分
- 夜
ウエストエンドで観劇開演は概ね19:30
徒歩圏に劇場が集まっています
実務メモ
- ウェストミンスター寺院は内部撮影が制限される区域がある。オーディオガイド(日本語あり)が非常に良くできている
- 衛兵交代式は実施しない日がある。当日朝に公式サイトで実施の有無を確認する
- ナショナル・ギャラリーは無料だが、荷物検査で並ぶことがある
4Day 2|シティとテムズ川
中世から現代までを川沿いに歩く
テムズ川の両岸を、橋を渡りながら移動する日です。歩く距離は長めですが、景色が変わり続けるので飽きません。
- 午前
ロンドン塔2〜3時間開場直後の09:00に入る
世界遺産。王冠ジュエルの行列は開場直後がいちばん短い。ビーフィーターの無料ガイドツアーが面白い
タワー・ブリッジ
外から眺めるだけでも十分。中の展示とガラス床は有料。徒歩5分
- 昼
バラ・マーケット
食のマーケット。生牡蠣、チーズトースティ、パエリアなど食べ歩き。徒歩20分 or 1駅
- 午後
シェイクスピアズ・グローブ座
復元されたエリザベス朝の劇場。外観だけでも
テート・モダン無料1.5時間
発電所を改装した現代美術館。最上階の展望フロアからの眺めが良い
ミレニアム・ブリッジを渡る
正面にセント・ポール大聖堂が現れる、設計された絶景
セント・ポール大聖堂1〜1.5時間
ドーム上部のギャラリーまで登れる(528段、体力に注意)
- 夕方
スカイ・ガーデン無料
要事前予約。日没前後の時間帯を狙うと、明るいロンドンと夜景の両方が見られます
実務メモ
- ロンドン塔は敷地が広く、想像より時間がかかる。3時間見ておくと安心
- バラ・マーケットは月曜が縮小営業。曜日を確認してから組む
- セント・ポールのドーム階段は途中で引き返せない箇所がある。膝に不安があるなら地上階のみでも十分見応えがある
ヒント
船で移動するとラクで楽しい
この日のルートは Uber Boat by Thames Clippers を挟むと移動が一気に快適になります。川からの眺めもそのまま観光になります。詳しくはテムズ川クルーズガイドへ。
5Day 3|大英博物館とショッピング
屋内中心。雨でも成立する日
- 午前
大英博物館無料2〜3時間開館直後
世界最大級。ロゼッタ・ストーン、エジプトのミイラ、パルテノン神殿の彫刻、ルイス島のチェス駒——この4つだけでも2時間かかります
- 昼
ブルームズベリー周辺で昼食
博物館の周囲にパブやカフェが多数。徒歩5分
- 午後
オックスフォード通り
大型店が並ぶメインストリート。人が非常に多い。地下鉄で5分
リージェント通り
建築が美しい。ハムレイズ(老舗おもちゃ店)
リバティ
チューダー様式の建物自体が見もの。生地売り場が有名
フォートナム&メイソン
紅茶とビスケット。お土産はここで一気に片付く。ピカデリー
ピカデリー・サーカス
エロス像とネオンサイン
- 夕方
アフタヌーンティー
要予約。ホテルのラウンジや専門店で。しっかり食べるので昼食は軽めに
実務メモ
- 大英博物館は入口の荷物検査で並ぶ。開館10分前に着いておくと違う
- 日曜は大型店の営業が6時間に制限される(11:00〜17:00 が典型)。ショッピング目的なら日曜を避ける
- アフタヌーンティーは想像以上に量が多い。夕食の予定は入れないほうがいい
6Day 4|郊外へ足を延ばす(4択)
4日目は市外へ。どれも半日〜1日仕事なので、1つだけ選んでください。
ウィンザー城
- 所要
- 半日〜1日
- 予約
- 推奨
ウォータールー or パディントンから列車で約1時間
現在も使われている王室の居城で、世界最古の居住城。豪華な State Apartments と聖ジョージ礼拝堂。イートン校も川の対岸にあります。半日で戻れるので、午後を市内に充てられるのが利点。
コストパフォーマンスが最も高い
グリニッジ
- 所要
- 半日
- 予約
- 一部のみ
DLR または Uber Boat で約30〜45分
もっともコストパフォーマンスが高い選択です。行き帰りに船を使えば移動自体が観光になります。カティーサーク(19世紀の高速帆船)、旧王立海軍大学(ペインテッド・ホールの天井画が圧巻)、王立天文台と本初子午線、グリニッジ・マーケット。
ハリー・ポッター スタジオツアー
- 所要
- 終日
- 予約
- 必須・2〜3ヶ月前
ユーストンから Watford Junction、シャトルバス
実際の撮影セットがそのまま残る施設。ファンなら間違いなく最高の1日ですが、丸1日かかり、しかも数ヶ月前に売り切れます。行くと決めたら真っ先に予約を。
オックスフォード/バース+ストーンヘンジ
- 所要
- 終日
- 予約
- 必須
現地発の日帰りツアーが効率的
自力でも行けますが、現地発の日帰りバスツアーのほうが効率的です。個人手配だと乗り継ぎで半日が消えます。
補足
ハリー・ポッターは市内にも見どころがある
スタジオツアーに行く時間がなくても、キングス・クロス駅の9¾番線やレドンホール・マーケットなど、市内のロケ地だけでも十分楽しめます。ハリー・ポッターのロンドンをどうぞ。
7Day 5|王室・公園・ローカルな街歩き
少しペースを落とす日
最終日は観光名所を詰め込まず、公園とマーケットでロンドンの日常に触れます。
- 午前
ケンジントン宮殿1.5時間
ヴィクトリア女王が生まれ育った宮殿。ダイアナ元妃が暮らした場所としても知られます
ケンジントン・ガーデンズ/ハイド・パーク1時間
サーペンタイン池、ピーター・パン像。ロンドンで最も気持ちのいい散歩道の一つ
- 昼〜午後
ミュージアム派
V&A(装飾芸術・デザイン)無料
または自然史博物館(恐竜の骨格)無料
ハロッズでお土産
マーケット派
ノッティング・ヒル/ポートベロー・マーケット
土曜が本番(アンティーク市が立つ)。パステルカラーの街並みが有名
またはカムデン・マーケット
雑多でエネルギッシュ。フードコートが充実
- 夕方
リトル・ヴェニス
運河沿いの静かなエリア。カムデンからナローボート(運河船)で行くこともできます
実務メモ
- ポートベロー・マーケットは土曜以外は規模がかなり小さい。曜日を確認する
- 自然史博物館とV&Aは向かい合わせに建っている。両方を1日で回るのは無理なので、どちらかを選ぶ
8このとおりに回れないとき
雨が降った、子どもがいる、乗り継ぎで数時間しかない——このモデルコースをそのまま実行できない事情には、それぞれ別ページを用意しています。
予算重視プラン
入場無料の施設だけでも、ロンドンは3日間まったく飽きません。大英博物館・ナショナル・ギャラリー・テート・モダン・V&A・自然史博物館・科学博物館(すべて無料)+ 公園 + マーケット + スカイ・ガーデン(無料・要予約)。有料なのは交通費と食費だけ、という組み方が可能です。
リピーター向け
グリニッジ/ハムステッド・ヒース(丘の上からの眺望)/ダリッジ/イーストロンドンのストリートアート/郊外のナショナル・トラスト物件。定番を済ませているなら、エリアを1つ決めて深く歩くのが満足度が高い方法です。
9コースを崩さないためのコツ
時間の話
- 最終入場時刻は閉館の30分〜1時間前。閉館時刻ではありません
- ランチで座りたいなら12:00前か14:00以降。12:00〜14:00 は人気店に必ず行列ができます
- 冬は16時ごろに暗くなります。屋外の見どころは午前〜昼に寄せてください
曜日の話
- 日曜:大型店の営業は6時間に制限(11:00〜17:00 が典型)。一部の博物館も開館が遅い
- 月曜:一部のマーケットが縮小・休業
- Bank Holiday(祝日):多くの施設が短縮営業。日程に含まれるなら要確認
- 12月25日:ほぼすべてが閉まり、公共交通も止まります
歩く話
ロンドンの中心部は、地下鉄で1〜2駅なら歩いたほうが速いことがよくあります。改札を通って階段を上下する時間を考えると、Zone 1 の短距離は徒歩が正解です。そして靴が最重要装備です。石畳が多く、1日1万歩は当たり前。新品の靴で行くのは絶対に避けてください。
注意
詰め込みすぎない
1日に3ヶ所以上の大型施設を入れると、移動と待ち時間だけで疲れ果てます。大型施設は1日2ヶ所まで、残りは街歩きに充てる——これが結果的にいちばん記憶に残る旅程です。
この記事で紹介したスポット
料金・所要時間・行き方は、それぞれの詳細ページにまとめています。
よくある質問
参考・公式情報
- Visit London – 公式観光情報
- Royal Collection Trust – バッキンガム宮殿・ウィンザー城の公開情報
- Historic Royal Palaces – ロンドン塔・ケンジントン宮殿
- The British Museum – 開館時間・特別展
料金・時刻・制度は変更されます。本記事は2026年8月時点の情報です。渡航前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。








