絶対行くべき超人気店|行列と予約の攻略法

    London's Must-Visit Restaurants and How to Get In

    ロンドンには「予約が取れない」「行列が絶えない」ことで知られる店がいくつもあります。ただし多くは、仕組みを知っていれば入れます。予約が開放される日時、並ぶべき時間帯、人数による裏道まで、店ごとの攻略法をまとめました。

    2026年8月時点の情報

    要点

    基本の考え方
    「予約が取れない店」と「並べば入れる店」は別物。後者が狙い目です
    予約の開放
    30日前など、日数で決まっている店が多い。その日の朝に取ります
    人数の壁
    大人数のほうが予約しやすい店と、逆に不利な店があります
    並ぶなら
    開店直後か、14時前後。金土の夜が最も厳しくなります
    当日キャンセル
    満席表示でも、当日に空きが出ます。直前にもう一度見る価値があります
    注意
    予約の条件は変わります。行く前に必ず公式サイトで確認してください

    ロンドンには「予約が取れない店」がいくつもあります。ただ、そう言われている店の多くは、実際には入れます

    入れない人と入れる人を分けているのは、運ではなく仕組みを知っているかどうかです。予約が何日前の何時に開くのか。何人で行けば予約できるのか。何時に並べば座れるのか。これらは店ごとに決まっていて、しかも公表されています

    逆に言えば、知らずに「夜7時に2人で行ってみる」と、たいていの店で入れません。

    この記事では、並べば入れる店を中心に、店ごとの攻略法を書きます。予約開放と同時に数分で埋まるような店(ミシュラン星付きの新店など)は、旅行者が実行できる方法がないので主役にしていません。

    1. Circolo Popolare(チルコロ・ポポラーレ)

    フィッツロヴィア/イタリアン。予約は30日前の朝9時

    壁一面に約2万本のボトルが並ぶ、Big Mamma グループのイタリアン。4kgのペコリーノチーズの塊の中で仕上げるカルボナーラや、XXLサイズのレモンパイなど、料理そのものが見世物になっています。

    味だけでなく空間ごと楽しむ店なので、写真を撮りたい人にはとくに向きます。

    攻略法

    予約の仕組みがはっきりしていて、ここを外さなければ入れます。

    • 予約は公式サイトのみ。電話や他の予約サイトでは受け付けていません
    • 30日前の朝9時に、その日の分の予約が開放されます
    • サイトに空き枠が表示されなければ、その日は満席という意味です
    • ウォークイン(予約なし)も受け付けています。席の空き次第

    つまり「行きたい日の30日前の朝9時」がすべてです。ロンドン到着日が決まっているなら、その時点で逆算して予約してしまうのが最も確実です。

    住所はフィッツロヴィアの 40-41 Rathbone Place(W1T 1HX)。ランチとディナー、週7日営業です。

    店の公式アカウントより

    実務メモ

    • 30日前の朝9時はロンドン時間。日本から取るなら時差を必ず計算する(夏時間なら日本の夕方5時)
    • 予約確認のメールが迷惑メールフォルダに入ることがある。届かない場合はそちらを見る
    • 8〜24名の大人数はセットメニューでの受付になる
    • ウォークインは平日の早い時間帯のほうが可能性が高い

    補足

    満席表示でも、あきらめるのは早い

    予約制の店では当日キャンセルが必ず出ます。行きたい日の当日、とくに夕方前にもう一度サイトを見ると枠が復活していることがあります。ウォークインを受け付けている店なら、直接行って空きを聞くのも有効です。

    2. ディシューム(Dishoom)

    各所/インド料理。人数と時刻でルールが変わります

    ボンベイの古いイラン系カフェを再現した内装で、ロンドンでもっとも行列ができる店のひとつ。朝食のベーコン・ナーン・ロールや、黒豆を24時間煮込むダール(black daal)が名物です。

    この店は予約のルールが少し変わっていて、そこを理解しているかどうかで難易度がまったく変わります。

    攻略法

    鍵は時刻と人数です。

    • 17時45分までは、人数を問わず予約できます
    • それ以降は、6名以上のみ予約可能です
    • 席の多くはウォークイン用に残されています
    • 夜と週末は行列ができ、待ち時間は30分〜1時間が目安

    ここから導ける攻略法は2つです。

    1つめ、早い時間に予約する。 17時45分までなら2人でも予約できます。夕食としては早いですが、確実に座れます。

    2つめ、6人集める。 6名以上なら夜でも予約できます。人数が多いほうが有利という、珍しいタイプの店です。

    並ぶ場合も、待っている間にチャイが無償で出ます。席が空きしだいバーカウンターに通されて、そこで飲みながら待つこともできます。行列そのものが体験の一部として設計されています。

    料理の詳細と店舗についてはインドカレーのページにも書いています。

    店の公式アカウントより

    実務メモ

    • コヴェント・ガーデン、キングス・クロス、ショーディッチなど複数店舗がある。1軒が混んでいても他が空いていることがある
    • 朝食の時間帯は夜に比べて圧倒的に空いている。ベーコン・ナーン・ロールが目当てならむしろ朝が良い
    • 待ち時間は名前と電話番号を伝えて登録する形。近くで時間を潰せる

    3. Noodle Inn(ヌードル・イン)

    ソーホー/西安料理。予約は一切なし、並ぶだけ

    ソーホーの Old Compton Street にある西安料理の店。目の前で手打ちされる麺が売りで、名物は「oil spill noodles」と呼ばれる幅広の麺です。太いリボン状の麺に、ほろほろに煮込んだ牛リブと香辛料をかけて出てきます。

    チャイナタウンの Kung-Fu Noodle と同じ経営で、そちらで評判を取ったあとに開いた店です。

    攻略法

    攻略法らしい攻略法がありません。予約という仕組みが存在せず、並ぶ以外にないからです。

    The Infatuation は、この店の行列を「London's most feral queue(ロンドンで最も獰猛な行列)」と表現しています。

    現実的にできるのは時間帯をずらすことだけです。

    • 開店直後を狙う
    • 14時前後の遅いランチにずらす
    • 金曜・土曜の夜は避ける

    コヴェント・ガーデン店という選択肢

    2026年5月、コヴェント・ガーデンに2号店が開きました(13 Maiden Lane, WC2E 7NE)。2フロアあり、ソーホー店より席数が多い構えです。

    ソーホー店の昼は道路沿いに行列が伸びるので、まずコヴェント・ガーデン店を見るのが現実的な回避策になります。ただし新店も評判になっているため、空いている保証はありません。

    ソーホー店の住所は 4 Old Compton St(W1D 4TA)。チャイナタウンではなくソーホーにあるので、場所を間違えないよう気をつけてください。

    店の公式アカウントより

    実務メモ

    • 1人なら相席で早く入れることがある。人数が少ないほど有利なタイプの店
    • 回転は速い。行列の長さのわりに待ち時間は短いことが多い
    • ソーホー店が混んでいたらコヴェント・ガーデン店へ。徒歩圏内にある
    • 同じ経営のチャイナタウンの Kung-Fu Noodle なら、比較的空いていることがある

    4. リージェンシー・カフェ(Regency Cafe)

    ウェストミンスター/イングリッシュ・ブレックファスト

    1946年創業、ウェストミンスターの住宅街にある労働者向けのカフェ(greasy spoon と呼ばれる業態)です。黒いタイル張りの外観とアールデコ調の内装がそのまま残っていて、映画『Layer Cake』や『Pride』のロケ地にもなりました。

    一度閉店し、経営が代わっています

    ここは押さえておいてください。1986年から店を守ってきた経営者が店を売りに出し、2024年にいったん閉店しました。その後、新しい経営者のもとで再開しています

    内装や店の性格はそのまま残す方針とされていますが、「1946年から途切れず続いてきた店」ではなくなりました。ネット上の古い記事は閉店前の情報を書いているので、行く前に現在の営業状況を確認してください。

    攻略法

    常に行列ができていますが、恐れる必要はありません。

    • 待ち時間は30分程度が目安
    • ただし回転が非常に速いので、列の長さから受ける印象よりずっと早く進みます
    • 朝の早い時間ほど空いています

    注文の作法に独特なものがあります。カウンターで注文して先に支払い、席で待っていると、厨房から名前ではなく料理名で大声で呼ばれます。呼ばれたら取りに行く形式です。初めてだと戸惑いますが、周りを見ていればわかります。

    料理そのものについてはイングリッシュ・ブレックファストのページで解説しています。

    実務メモ

    • 経営交代後は営業日・支払い方法・価格が変わっている可能性がある。行く前に現在の情報を確認する
    • 現金のみだった時期があるので、カードが使えない場合に備えておくと安心
    • 席は相席が基本。空いている椅子に座って構わない

    補足

    行列の長さと待ち時間は比例しません

    この記事に挙げた店の多くは、行列が長くても回転が速い業態です。20人並んでいても10分で入れることがあります。逆に、席数が少なくゆっくり食べる店では、5人待ちでも1時間かかります。列の人数ではなく、店の性格で判断してください。

    5. どの店にも効く考え方

    個別の攻略法が使えないときに

    ここまでは店ごとの話でしたが、共通して効く手もあります。

    時間をずらす

    もっとも効果が大きい方法です。ロンドンの夕食のピークは19時〜21時。ここを外すだけで難易度が大きく下がります。

    • 早い夕食(17時〜18時台)は、予約できる店が明確に増えます
    • 遅いランチ(14時前後)は、行列店がいちばん空く時間帯です
    • 平日は週末とまったく別の店になります

    当日にもう一度見る

    予約サイトが「満席」でも、当日にキャンセルが出ます。行きたい日の当日、昼過ぎにもう一度確認する価値があります。

    人数を考える

    • 2名はもっとも競争が激しい枠です
    • 逆に6名以上でしか夜の予約を受けない店(ディシューム)もあります
    • 1名なら、カウンター席や相席で入れることがあります

    予約の「開放日」を調べる

    Circolo Popolare の「30日前の朝9時」のように、多くの店は開放のタイミングを公表しています。人気店に行くと決めているなら、旅程が固まった時点で各店の開放日を調べ、カレンダーに入れておくのが最も確実です。

    そして、代わりの店を決めておく

    これが現実的にいちばん大事です。入れなかったときにどうするかを決めていないと、空腹のまま30分歩くことになります。行きたい店の近くに、予約不要の候補を1軒決めておいてください。

    実務メモ

    • 旅程が決まった時点で、行きたい店の予約開放日をカレンダーに登録しておく
    • ロンドン時間と日本時間の差に注意(夏時間は8時間、冬時間は9時間)
    • 「満席」表示は当日まで固定ではない。直前の確認を習慣にする

    注意

    予約条件は変わります

    この記事に書いた予約の開放タイミングや人数のルールは、確認時点のものです。人気店ほど運用を見直すことがあり、予告なく変わります。行く前に必ず各店の公式サイトで最新の条件を確認してください。

    よくある質問

    参考・公式情報

    料金・時刻・制度は変更されます。本記事は2026年8月時点の情報です。渡航前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

    ほかのガイド

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