ロンドンの交通ガイド
Getting Around London
ロンドンの移動で必要な情報は、数日いるのか、数年いるのかでまったく違います。旅行者は上の2段だけで足ります。定期券の損得や自転車・車の買い方は、 住み始めてから読んでください。
先に結論:ロンドンで切符は買いません
- ・日本のタッチ決済対応クレジットカードを、そのまま改札にかざすだけです。事前登録も券売機も要りません
- ・運賃は Oyster カードと同額。Oyster を買う理由は ほとんどの人にありません
- ・JCB は使えません。Visa か Mastercard を用意して ください
- ・Zone 1–2 なら1日 £8.90、週 £44.70を超えて請求されることはありません
- ・降りるときもタッチが必要です(バスは不要)。忘れると最大運賃を引かれます
仕組みの詳細は運賃と支払い方法のすべてにまとめています。
自分の状況を選んでください
一番近いものが1つ見つかれば、それがあなたの読むべきページです。
初めてのロンドン。切符はどこで買うのか分からない
→ 買いません
日本で使っているタッチ決済のクレジットカードを、そのまま改札にかざすだけです。運賃は Oyster と同額で、1日 £8.90 を超えて請求されることもありません。ただし JCB は使えません。
運賃と支払い方法を見る →空港に着いた。市内までどう行けばいい?
→ 空港ごとに最適解が違う
ヒースローなら最安がピカデリー線 £5.90、最適がエリザベス・ライン、最速がヒースロー・エクスプレス。ガトウィックは Thameslink が狙い目です。深夜着の対処法も。
5空港のアクセスを見る →地下鉄の路線図に色が多すぎて分からない
→ 5種類の鉄道が走っている
チューブ、エリザベス・ライン、オーバーグラウンド、DLR、ナショナル・レール。運賃は共通ですが、快適さと速さが違います。週末の計画運休への備えも必須です。
鉄道の使い分けを見る →バスは難しそうで避けている
→ 実はいちばん安い
どこまで乗っても £1.75、60分以内の乗り継ぎは無料、降車時のタッチも不要。2階最前列は有料の観光バスと同じ景色です。ただし2026年11月1日に値上げされます。
バスの乗り方を見る →自転車で回りたい。どのサービスが安い?
→ Santander の Day Pass
£3.50 で24時間、60分以内の乗車が何度でも。Lime と Forest は分課金なので、20分乗ると £7 前後になります。私有の電動キックボードは公道走行が違法です。
シェアサイクルを比べる →深夜に移動したい。タクシーは安全?
→ 呼び方で決まる
街で拾えるのはブラックキャブだけ。Uber と Bolt は同じ区間で3〜4割違うので必ず比較を。路上で声をかけてくる車は、その時点で違法です。
タクシーの使い分けを見る →ロンドンで働き始めた。定期券は買うべき?
→ 働き方によります
7 Day Travelcard は週の上限額と同額なので無意味です。週5日出社なら年間定期が年 £536 得。週4日以下なら都度払いのほうが安くなります。
定期券の損得を計算する →毎日の交通費を減らしたい
→ 自転車を買う
Zone 1–2 の年間定期 £1,788 で、通勤に十分な自転車が買えます。Cycle to Work なら実質3〜4割引き。ただし盗難対策が前提条件です。
自転車の買い方を見る →車かバイクを持ちたい。免許はどうなる?
→ 日本の免許は12ヶ月で切れる
居住者になってから12ヶ月を過ぎたら英国免許が必要です。日本は指定国なので試験なしで交換できます。Congestion Charge は £18、バイクは免除。
車・バイクの実務を見る →料金の早見表
予算を立てるための基準線です。上限額と定期券の価格は2027年3月まで据え置きが公式にアナウンスされています。
旅行者が知っておけばいい数字(2026年8月時点)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 地下鉄・鉄道の1日上限(Zone 1–2) | £8.90 |
| 同、月〜日の上限 | £44.70 |
| バス・トラム 1回 | £1.75(2026年11月1日から £1.85) |
| バス・トラムの1日上限 | £5.25(同 £5.55) |
| ヒースロー〜Zone 1(ピカデリー線) | £5.90 |
| ヒースロー〜Zone 1(エリザベス・ライン) | £15.50 |
| シェアサイクル 1日券(Santander) | £3.50 |
在住者が知っておけばいい数字
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間 Travelcard(Zone 1–2) | £1,788 |
| 年間 Travelcard(Zone 1–6) | £3,264 |
| 月額 Bus & Tram Pass | £94.90 |
| Railcard(年) | £35 → オフピークが1/3引き |
| Santander Cycles 年間会員 | £120 |
| Congestion Charge(1日) | £18(バイクは免除) |
| ULEZ(基準外の車両・1日) | £12.50 |
| 車の年間維持費(購入費を除く) | £3,400〜£5,000 |
金額はすべて大人料金です。11歳未満は大人と一緒なら地下鉄・バスとも無料になります。
交通ガイド一覧
全10本。旅行者は上の2段、ロンドンに住む人は 3段目まで読んでください。
運賃の仕組みと、空港からの移動
最初に読む2本。ここだけで、いくらかかるかと、空港から宿までの行き方が決まります。
乗り物ごとの使い方
実際に乗るときの手順。同じ区間でも、選ぶ乗り物で料金も所要時間も変わります。
ロンドンで暮らす人のための交通
数日ではなく数年ロンドンにいる人向け。定期券の損得、自分の自転車、そして車とバイク。
よくある質問
ロンドンで切符を買う必要はありますか?
ありません。日本で発行された Visa / Mastercard / American Express のタッチ決済対応カード、または Apple Pay・Google Pay をそのまま改札にかざせば乗れます。運賃は Oyster カードと同額です。ただし JCB は非対応なので、JCB しか持っていない場合は別のカードを用意するか、現地で Oyster を買ってください。
1日の交通費はいくらぐらいですか?
観光でよく使う Zone 1–2 なら、1日の上限額 £8.90 を超えて請求されることはありません(2026年8月時点)。月曜〜日曜の週の上限は £44.70 です。バスだけの日は1日 £5.25 が上限になります。
Oyster カードは買ったほうがいいですか?
ほとんどの旅行者には不要です。運賃も1日・週の上限額もタッチ決済と同じで、カード代がかかるぶんだけ損になります。Oyster が必要になるのは、タッチ決済対応カードを持っていない場合、Railcard の割引を使いたい場合、子ども料金を設定したい場合です。
ロンドンに住む場合、定期券を買うべきですか?
週5日出社しているなら年間 Travelcard が得です(Zone 1–2 で年 £536 の節約)。週4日以下なら、何も買わずにタッチ決済のほうが安くなります。上限額が自動で守ってくれるためです。7 Day Travelcard は週の上限額とまったく同額なので、買う意味がありません。
Railcard は TfL の路線でも使えますか?
Oyster カードに紐付ければ使えます。年 £35 の Railcard を駅の窓口で Oyster に紐付けると、地下鉄・オーバーグラウンド・エリザベス・ラインのオフピーク運賃と1日上限が1/3引きになります。ただしタッチ決済のクレジットカードには紐付けられません(2026年8月時点)。ピーク時間帯にも適用されません。
ロンドンで車を持つ意味はありますか?
Zone 1–2 に住んでいるなら、ほぼありません。Congestion Charge が1日 £18、年間の維持費が購入費を除いて £3,400〜£5,000、そして駐車許可証が取れない住所もあります。郊外在住、子どもが複数いる、仕事で機材を運ぶといった事情がなければ、カーシェアやレンタカーのほうが安く済みます。なおバイクは Congestion Charge が免除されます。
日本の運転免許でロンドンを運転できますか?
英国の居住者になってから12ヶ月間だけです。それ以降は英国の免許が必要になります。ただし日本は DVLA の指定国なので、居住者になってから5年以内であれば、試験を受けずに交換できます(D1 申請、手数料 £43、大使館発行の翻訳証明が必要)。
クリスマスに移動できますか?
12月25日は、地下鉄・バス・鉄道のほぼすべてが運休します。この日の移動手段は徒歩かタクシー(料金は割増)だけです。12月26日(Boxing Day)も大幅な減便になります。年末年始にロンドンにいるなら、25日は移動しない前提で計画してください。
移動と一緒に決まること
どこに泊まるか、どこに住むかは、そのまま毎日の移動時間と交通費になります。 宿とエリアの選び方は、交通の話と一緒に読んでください。
本サイトの料金・制度は2026年8月時点で TfL・GOV.UK の公式情報を確認したものです。地下鉄・鉄道の運賃は毎年3月に、バス・トラムの運賃は2026年11月1日に改定されます。Congestion Charge は2026年1月2日に改定済みです。運転免許・車両登録・保険に関する記述は情報提供を目的としたもので、 法的助言ではありません。実際の手続きにあたっては、TfL・GOV.UK・DVLA の最新情報を必ずご確認ください。