サンデーローストSunday Roast

    日曜の昼だけ、パブが本気を出す。売り切れたら終わり。

    サンデーロースト

    画像: by robbie jim / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

    価格の目安

    £20〜40

    食べる時間帯

    日曜 12:00〜15:00

    サンデーローストとは何なのか

    イギリスの家庭が日曜日に食べてきた、一週間で最も重い食事。教会から戻ってオーブンに肉を入れる、という生活のリズムから生まれた習慣です。今は家庭で作るよりパブで食べるほうが一般的になりました。

    皿の上に載るものはだいたい決まっています。

    • :ビーフ、ラム、ポーク、チキンから選ぶ。ベジタリアン向けの nut roast を置く店も多い
    • ヨークシャープディング:小麦粉と卵と牛乳を高温で焼いた、器のように膨らんだもの。グレイビーを受け止めるための存在
    • ロースト・ポテト:外はカリカリ、中はほくほく。イギリス人がこだわる部分
    • 季節の野菜:ニンジン、パースニップ、芽キャベツ、ブロッコリーなど
    • グレイビー:肉汁から作るソース。全体にかけて食べる

    重要なのは日曜の昼にしか出ないということです。しかも仕込んだ分がなくなれば終わり。夕方に行くと「roast は終わりました」と言われることが珍しくありません。

    頼み方・食べ方

    • 日曜の12時〜15時が本番。 14時を過ぎると売り切れが出始めます
    • 人気店は予約必須。当日ふらっと入れる前提で組まないこと
    • 肉の種類を選びます。迷ったら beef が最も定番
    • 量が非常に多い。 朝食を軽くしておくと最後まで食べられます
    • グレイビーは足りなければおかわりを頼めます

    サンデーローストが食べられる店

    長く続いている店を中心に選びました。営業時間・定休日・価格は変わります。行く前に公式サイトで確認してください。

    Blacklockソーホーほか

    ブラックロック

    要予約

    Blacklock

    日曜ローストで名前が挙がる店。全部盛りの「All In」が名物。

    ソーホーほか

    Piccadilly Circus

    ££25〜35

    チョップハウス(肉料理の店)として知られますが、日曜のローストで特に評価が高い店です。複数の肉が一皿に載る「All In」を人数分で頼むのが定番の食べ方。

    ソーホーをはじめ市内数か所に店があります。日曜は予約が取りにくいので、旅程が決まった段階で押さえておくのが安全です。

    何を頼むか

    • All In名物£25〜30

      オール・イン(3種の肉の盛り合わせ)

      2人以上ならこれ一択です。ビーフ・ポーク・ラムが一皿に乗り、付け合わせも込み。日曜日にこの店へ行く理由がこの皿に集約されています。1人だと量が多すぎます。

    • Beef Sunday Roast名物£22〜28

      ビーフのサンデーロースト(単品)

      1人で行くならこちら。サンデーローストの標準はビーフなので、初めてならまずこれを基準にしてください。

    • Pre-Chop Bitesもう一皿£5〜8

      前菜の小皿(骨付き肉の切れ端)

      肉が出るまでの繋ぎに置かれる小皿。安いわりに満足度が高いので、待ち時間が長そうなら頼んでおくと空腹で待たずに済みます。

    店の公式アカウントより

    公式サイトで営業時間・予約を確認
    Hawksmoorセブン・ダイアルズ / ボロー ほか

    ホークスモア

    要予約

    Hawksmoor

    ステーキハウスの日曜ロースト。肉の質で選ぶならここが分かりやすい。

    セブン・ダイアルズ / ボロー ほか

    Covent Garden / London Bridge

    ££25〜40

    イギリス産の熟成牛で知られるステーキハウス。日曜だけローストを出します。ステーキの店が本気で焼いた肉なので、肉そのものの質を目当てにするなら選びやすい。

    市内に複数店舗があり、いずれも予約推奨。ディナーで行くと高くつきますが、日曜のローストは比較的手が届く価格帯です。

    何を頼むか

    • Roast Sirloin名物£25〜35

      サーロインのロースト

      元がステーキ屋なので、肉そのものの質が他店と違います。 サンデーローストとしては高い部類ですが、払っている先が肉なのが分かる皿です。

    • Beef Dripping Chipsもう一皿£5〜7

      牛脂で揚げたポテト

      この店で最も評判の良いサイド。 牛脂で揚げたポテトで、植物油のものとは別物です。ローストに付いてこないので別途頼んでください。

    • Yorkshire Puddingもう一皿

      ヨークシャープディング

      サンデーローストに必ず付く器状のパンで、グレイビーを吸わせて食べます。プディングという名前ですが甘くありません。付いてこなければ追加できます。

    公式サイトで営業時間・予約を確認
    The Harwood Armsフラム

    ハーウッド・アームズ

    要予約

    The Harwood Arms

    ミシュラン星付きのパブ。中心部から外れるぶん、観光客の少ない日曜を過ごせる。

    フラム

    Fulham Broadway

    ££35〜50

    フラムにあるガストロパブ。パブとしてミシュランの星を得ている珍しい店で、鹿肉(venison) をはじめとするジビエで知られます。

    中心部からは離れるので移動時間を見込む必要がありますが、そのぶん観光地の喧騒がない。予約は必須です。

    何を頼むか

    • Venison Scotch Egg名物£8〜12

      鹿肉のスコッチエッグ

      この店を有名にした一皿で、ローストを頼むかどうかに関わらず注文する価値があります。鹿肉で包んだスコッチエッグはロンドンでもここが筆頭に挙がります。

    • Sunday Roast (肉は週替わり)名物£35〜50

      サンデーロースト

      ミシュラン星付きのパブなので、肉は週によって変わります。 何が出るかは当日次第なので、こだわりがあるなら予約時に確認してください。要予約です。

    公式サイトで営業時間・予約を確認

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