ビッグベンBig Ben
ロンドンの有名な時計塔
- 料金
- 大人 £55 / 子ども £35 (11〜17歳)
- 所要時間
- 90分
- 最寄駅
- ウェストミンスター駅 徒歩2分
- 開館時間
- ツアーのみ (第2水曜10:00に3か月先を発売)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
1859年完成。正式にはエリザベス・タワーで、ビッグベンは大きな鐘の名前。毎正時に鳴る鐘の音はロンドン名物。時計の針や文字盤は非常に精密で、風格あるゴシック様式。映画やドラマにもよく登場するロンドンのシンボル。
このページの内容
着いてからの歩き方
ビッグベンに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
内部ツアーは3か月前に売り出される
エリザベス・タワーの334段を上るガイドツアーには旅行者も参加できます。チケットは毎月第2水曜10時に、3か月先の分が公式サイトで売り出される方式(大人£55、11〜17歳£35)。所要90分、11歳未満は不可です。すぐ売り切れるので、旅程が決まったら発売日を先に押さえてください。
- 見どころ
ウェストミンスター橋の上から
タワーの全景を1枚に収めるなら、橋の東寄りの中ほどから。真下からだと見上げる角度がきつすぎて、時計盤も塔の全高も入りません。橋の中ほどまで歩くと、国会議事堂と並んだ、いわゆる絵葉書の構図になります。
- 見どころ
鐘の音を聞く
「ビッグ・ベン」は塔ではなく、中にある13.7トンの鐘の名前です。正時に鳴り、4つの小さい鐘がその前にウェストミンスター・チャイムを奏でます。1859年に一度ひび割れ、以来わずかに割れた音のまま——あの独特の響きは損傷の音です。
- 見落としやすい
夜、時計盤の灯を見る
4面の時計盤は日没後にライトアップされます。さらに塔頂のエアートン・ライトは、議会が開会中の夜にだけ点灯します。灯が点いていれば、いまこの下で審議が行われているという合図です。2022年の改修でLEDに替わりました。
- 見落としやすい
文字盤の下のラテン語
各時計盤の下に「DOMINE SALVAM FAC REGINAM NOSTRAM VICTORIAM PRIMAM」(主よ、我らがヴィクトリア女王を守りたまえ)と刻まれています。設置当時の君主の名前がそのまま残っているので、王が代替わりしても文言は変わりません。望遠レンズがあれば読み取れます。
歴史
1834年10月、ウェストミンスター宮殿はほぼ全焼しました。原因は、財務省の古い計算用木札を焼却炉で燃やしていたことです。国会議事堂が事務処理の失敗で燃えたことになります。
再建にあたり、設計はチャールズ・バリーとオーガスタス・ピュージンが担当しました。時計塔もこの再建計画の一部です。1843年着工、時計が動き出したのは1859年5月31日。
塔の名前は長らく「時計塔」でしたが、2012年にエリザベス2世の在位60年を記念してエリザベス・タワーと改称されました。つまり現在の正式名称は、まだ十数年の歴史しかありません。
そして「ビッグ・ベン」は塔の名前ではありません。中に吊られた重さ13.7トンの大鐘の愛称です。この鐘は最初のものではなく、2代目にあたります。初代は1857年の試験中にひび割れて使い物にならなくなり、鋳直されました。
ところが2代目も、稼働からわずか2か月後の1859年9月に割れています。撤去して作り直すには費用も時間もかかりすぎるため、取られた対応は鐘を少し回して、割れていない位置をハンマーで叩くようにすることでした。以来160年以上、その状態のまま鳴り続けています。
正時に響くあの独特の音は、損傷したまま使われている鐘の音です。
5年の改修で、時計盤の色が変わった
2017年から2022年にかけて、塔は史上最大規模の改修を受けました。この間、鐘はほぼ沈黙しています。
当初の見積もりは大幅に超過し、最終的な費用は £80M に達しました。膨らんだ理由の中心は、第二次大戦の爆弾被害が、想定よりはるかに広範だったことです。1941年の空襲で塔は損傷を受けていましたが、その修復が応急的なまま80年放置されていた箇所が次々に見つかりました。加えてアスベスト、大気汚染による石材の劣化も重なっています。
そして改修中に、思わぬ発見がありました。塗り重ねと煤の層の下から、時計盤の当初の色が出てきたのです。黒だと思われていた針と数字は、もともとプロイセンブルー(濃い青)でした。
修復ではこの当初の色が採用されています。ガラス板も吹きガラスで作り直されました。つまり改修前の写真と現在の実物では、時計盤の色が違います。古い写真の記憶を持って現地に立つと、青すぎるように感じるかもしれませんが、そちらが本来の姿です。
2022年、鐘は通常の時報に戻りました。
豆知識
- 時計の精度は、硬貨で調整される。振り子の上に旧1ペニー硬貨を載せると、1日あたり約0.4秒進みます。載せる枚数で微調整するこの方法は、いまも現役です。デジタル制御ではありません。
- 文字盤の下のラテン語は、女王の名前のまま。各時計盤の下に「DOMINE SALVAM FAC REGINAM NOSTRAM VICTORIAM PRIMAM」(主よ、我らがヴィクトリア女王を守りたまえ)と刻まれています。設置当時の君主の名がそのまま残されており、代替わりしても書き換えられません。
- 塔は少し傾いている。地下工事などの影響で北西に約0.26度傾いており、頂部で50cmほどずれています。目視で分かるほどではありませんが、計測上は確実に傾いています。
- 議会が開会中の夜は、塔頂に灯が点く。時計盤のライトアップとは別に、頂部のエアートン・ライトが点灯します。灯が見えたら、その下でいま審議が行われているという合図です。2022年の改修でLEDに替わりました。
内部に上れるが、発売日を押さえる必要がある
エリザベス・タワーの内部ツアーには旅行者も参加できます。以前は英国居住者限定という制度でしたが、現在は解消されています。
334段の螺旋階段を上り、時計機構と鐘を間近で見る約90分の行程です。エレベーターはありません。11歳未満は参加できません。
問題はチケットの取り方です。毎月第2水曜の10時に、3か月先の分が公式サイトで売り出される方式で、人気の枠はすぐに売り切れます。旅程が決まったら、まず発売日を確認してください。
外から見るだけなら、ウェストミンスター橋の中ほどが最も収まりのよい位置です。真下からでは見上げる角度がきつすぎて、時計盤も塔の全高も1枚に入りません。
場所とアクセス
みんなの口コミ
ビッグベンを訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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