
ビッグベンBig Ben
ロンドンの有名な時計塔

1859年完成。正式にはエリザベス・タワーで、ビッグベンは大きな鐘の名前。毎正時に鳴る鐘の音はロンドン名物。時計の針や文字盤は非常に精密で、風格あるゴシック様式。映画やドラマにもよく登場するロンドンのシンボル。
ビッグ・ベンとは?
ビッグ・ベンはロンドンの象徴的なランドマークで、国会議事堂(Houses of Parliament)のエリザベス・タワーにある巨大な鐘の名前です。
技術的には「ビッグ・ベン」とは時計塔の内部にある重さ13トン(13,760 kg)の鐘の名前であり、夜間には4つの時計盤がライトアップされて非常に壮観です。
ビッグ・ベンの歴史
ビッグ・ベンはエドマンド・ベケット・デニソンと天文官ジョージ・エアリーによって設計され、エドワード・ジョン・デントとフレデリック・デントによって建設されました。
1834年にウェストミンスター宮殿が火災で焼失した後、1844年に新しい議事堂の建設計画に時計塔が組み込まれました。最初に作られた鐘はひび割れたため、1858年に再鋳造されました。ビッグ・ベンは1859年5月31日に初めて時を告げ、同年9月にひびが入りましたが、軽量ハンマーに交換され、鐘を回転させて健全な部分を打つことで現在の音を保っています。
設計者と建設者
ビッグ・ベンはエドマンド・ベケット・デニソンとジョージ・エアリーによって設計され、建設はエドワード・ジョン・デントとフレデリック・デントによって行われました。彼らの技術と建築美学により、ビッグ・ベンは今日まで正確に時を刻み続けています。
ビッグ・ベンの豆知識
- 時計盤の直径は7メートル
- 分針は4.2メートルで約100kgの重さ(重りを含む)
- 数字は約60cm
- 1つの時計盤にガラスが312枚
- 議会開会中は特別なライトが点灯
- 大きな振り子の上に硬貨を置くことで時刻調整
- 第二次世界大戦中の爆弾攻撃でも時計は停止せず、時を告げ続けた
- ビッグ・ベンの鐘の音は1923年12月31日からBBCで放送されている
- 時計盤下のラテン語「DOMINE SALVAM FAC REGINAM NOSTRAM VICTORIAM PRIMAM」は「主よ、我らのヴィクトリア女王一世をお守りください」という意味
高さと構造
エリザベス・タワーの高さは96メートル以上(105ヤード)で、鐘楼まで334段、最上部のエアートン・ライトまで399段の階段があります。時計塔内部では、4つの時計盤の背後や鐘があるベルフリーなどを見学できます。
場所とアクセス
ビッグ・ベンはウェストミンスター、テムズ川沿いの国会議事堂北端に位置します。
最寄りの地下鉄駅はウェストミンスター駅(ジュビリー線、ディストリクト線、サークル線)で、徒歩2分です。複数のバス路線やリバーバスの停留所も近くにあります。
ビッグ・ベンの名称の由来
「ビッグ・ベン」という名前の由来ははっきりしていませんが、二つの説があります。
- 初代工務監督官サー・ベンジャミン・ホール(大柄で親しみを込めて「ビッグ・ベン」と呼ばれた)に由来する説
- 当時のヘビー級ボクシングチャンピオン、ベンジャミン・コーントに由来する説
いずれにせよ、最重量級のものに対して「ビッグ・ベン」と呼ぶ慣習があったと考えられます。
内部見学について
ビッグ・ベンは90分のガイドツアーで内部を見学できます。334段の階段を上がり、時計の仕組みや4つの時計盤の裏側、鐘があるベルフリーまで案内されます。ツアーは公式UK議会サイトから予約可能です。議事堂内部ツアーも併せて楽しむことができます。
改修工事
エリザベス・タワーおよびビッグ・ベンの5年間にわたる改修工事は2022年8月に完了しました。
作業内容には時計盤のヴィクトリア朝様式への復元、文字盤のプロイセンブルーへの復元、LED照明の設置、700個の欠損した石材の交換などが含まれます。
最寄り駅と周辺情報
最寄り地下鉄駅はウェストミンスター駅(ジュビリー線、ディストリクト線、サークル線)で徒歩2分。
バス路線も複数停車し、サイクリングステーションも近隣にあります。観光の後はロンドン市内の他の名所やショッピング、ミュージカルなども楽しめます。