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イギリスの歴史 全10章
A History of Britain, in Ten Chapters
年号を覚えるための通史ではありません。目の前のロンドンが、なぜこうなっているのかを理解するための通史です。 各章の冒頭は「今も残っているもの」から始まり、末尾にその時代に実際に立てる場所を、最寄り駅と入場可否つきで置いています。
気になる疑問から読む
どれも答えが歴史にあります。1つ選べば、それがあなたの入口です。
シティの境界線が、なぜあんなに不自然に歪んでいるのか
→ ローマの城壁をなぞっているから
曜日の名前が、なぜそろって北欧の神々なのか
→ アングロサクソンが自分たちの神を当てはめたから
牛は cow なのに、なぜ牛肉は beef なのか
→ 育てる人と食べる人が、別の言語を話していたから
英国王が、なぜ今も「国教会の首長」なのか
→ 16世紀の王の離婚問題が、そのまま制度になったから
国王が、なぜ庶民院の議場に入れないのか
→ 1642年にチャールズ1世が武装兵を連れて踏み込んだから
大英博物館が無料なのに、なぜ収蔵品が国際問題になるのか
→ 帝国の拡大過程で取得されたものが相当数あるから
ロンドンの下水道が、なぜ今も1860年代のものなのか
→ 1858年の「大悪臭」で、必要の倍の太さで作られたから
パブが、なぜ長いあいだ23時に閉まっていたのか
→ 第一次大戦の軍需工場法が、90年近く残ったから
GPの診察も入院も、なぜ無料なのか
→ 1948年のNHS創設時の原則が、今も続いているから
日本人がイギリスに行くのに、なぜETAが必要になったのか
→ EU離脱後、英国が国境管理を一から作り直したから
全10章
紀元43年から現在まで。順に読めば通史になり、1章だけでも完結します。
島の土台ができるまで
ローマが道と城壁を敷き、去ったあとにアングロサクソンとヴァイキングが入れ替わり住んだ約1000年。ロンドンという都市の輪郭がここで決まります。
ひとつの王国になるまで
1066年の征服から、宗教改革、内戦、そして議会が王に勝つまで。今の英国の政治制度の骨格が、この4章のあいだに出来上がります。
世界に広がった時代
連合王国の成立、世界の4分の1を支配した帝国、そして産業革命。大英博物館の収蔵品と、ロンドンの街並みそのものがこの時代の産物です。
帝国のあとの現在
二つの大戦、NHSの誕生、ウィンドラッシュ世代の到来、EU離脱。今日ロンドンで見えている多様さと分断が、どこから来たのか。
よくある質問
歴史を実際に見に行くなら
各章に挙げた場所の多くは、以下のページで行き方やチケットを詳しく扱っています。