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ロンドンの医療・NHS ガイド
Using the NHS in London: GP, Emergencies, Pharmacies and Costs
英国の医療は、日本と入口の作りがまったく違います。 町の内科に相当するものがなく、すべてが GP を経由します。 下から自分の状況に近いものを選んでください。
いま緊急なら、この番号です
- ・999|意識がない、呼吸が苦しい、大量出血、胸の痛み、 顔の片側が下がる・言葉が出ない(脳卒中の兆候)
- ・111|緊急かどうか判断がつかないとき。24時間・無料・通訳を頼めます
英語に不安があれば、つながってから「I need a Japanese interpreter」と 伝えれば通訳が入ります。費用はかかりません。
自分の状況を選んでください
一番近いものが1つ見つかれば、それがあなたの読むべきページです。
渡英したばかり。まだ何も手続きしていない
→ GP 登録
英国の医療はすべて GP が入口です。登録は無料で、身分証も住所証明もビザの提示も要りません。オンラインで10〜15分。元気なうちに終わらせておく手続きです。
GP 登録の手順を見る →今すぐ具合が悪い。どこに行けばいいのか分からない
→ 111 に電話
救急車か我慢かの二択ではありません。間に 111 があります。24時間・無料・通訳あり。症状を聞いて行き先を指定してくれるので、自分で判断する必要がありません。
行き先の判断表を見る →GP の予約が2週間先。それまで待てない
→ 薬局で相談する
薬剤師への相談は無料・予約不要です。副鼻腔炎・扁桃炎・膀胱炎などは、薬剤師が GP を介さず処方薬まで出せます。待つ前に寄る価値があります。
薬局の使い方を見る →ビザ申請で数十万円払った。あれは何だったのか
→ IHS(移民健康保険料)
年額£1035(学生・ワーホリは£776)を前払いした対価が、NHS の利用資格です。払った人は GP も救急も入院も無料。使わないほうが損をします。
無料の範囲を確認する →薬局で請求された金額が思ったより高い
→ 処方箋は1品目ごと
1品目 £9.90。「1回」ではありません。年12品目を超えるなら、前払い証で年£114.50に頭打ちにできます。
PPC の損益分岐を見る →歯が痛い。NHS の歯医者が見つからない
→ 歯科は別枠の問題
料金は Band 1 が £27.90 と安いのですが、新規患者を受け付ける診療所がほぼありません。一時帰国で治すという選択が現実解になる理由と、その損得。
歯科と眼科の実情を見る →何が無料で、何にいくらかかるか
「NHS は無料」は半分だけ正しい表現です。自己負担があるのは処方箋・歯科・眼科の3つだけで、それ以外の診療は無料です。
無料になるもの(IHS 支払い済み・通常居住者)
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| GP の診察 | 無料 |
| 専門医の診察・治療(GP の紹介経由) | 無料 |
| A&E(救急外来)・救急車 | 無料 |
| 入院・手術・検査 | 無料 |
| 妊娠・出産に関わる医療 | 無料 |
自己負担があるもの(2026年8月時点・イングランド)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 処方箋(1品目あたり) | £9.90 |
| 処方箋前払い証 PPC(3ヶ月) | £32.05 |
| 処方箋前払い証 PPC(12ヶ月) | £114.50 |
| 歯科 Band 1(検診・レントゲン・歯石除去) | £27.90 |
| 歯科 Band 2(詰め物・抜歯・根管治療) | £76.60 |
| 歯科 Band 3(冠・入れ歯・ブリッジ) | £332.10 |
IHS(ビザ申請時に前払いする移民健康保険料)
| 対象 | 年額 |
|---|---|
| 一般の成人 | £1035 |
| 学生・YMS(ワーホリ)・18歳未満 | £776 |
処方箋料は1回ではなく1品目ごとです。3種類処方されれば £29.70 かかります。年に12品目を超える人は、PPC で頭打ちにできます。
なお処方箋が有料なのはイングランドだけで、スコットランド・ウェールズ・北アイルランドは無料です。
医療ガイド一覧
全6本。渡英直後の備えから、実際にかかるとき、費用を抑える方法まで、 順を追って読めるように並べています。
渡英前・渡英直後に備える
実際にかかる
よくある質問
渡英後の手続きで、あわせて必要になること
GP 登録は、銀行口座や住まいと並んで渡英直後に片づけるべき手続きの一つです。 GP の登録完了通知が住所証明として使えることもあるため、 先に済ませておくと後の手続きが楽になります。
本サイトの情報は2026年8月時点のもので、NHS の制度と手続きを説明する情報提供です。医学的な助言・診断では ありません。症状の判断は必ず医療者に委ねてください。ここで扱う制度はイングランドの ものです(スコットランド・ウェールズ・北アイルランドでは処方箋が無料であるなど、 負担の仕組みが異なります)。患者負担額は毎年4月1日に改定されるため、 受診前に NHS の公式ページで最新額をご確認ください。