London Transport Museum
真紅の二階建てバス、地下鉄のアーチ、切符の匂い。都市の鼓動は常にレールと車輪の上を走ってきた。
ロンドン交通博物館は、ロンドンの公共交通の発展と歴史、都市文化を総合的に体験できる博物館で、子どもから大人まで幅広い層に人気があります。館内には、ヴィクトリア朝時代の馬車や蒸気バス、初期の二階建てバス、ロンドン地下鉄の歴代車両など、実際に使用された歴史的な交通手段が数多く展示されています。これらは単なる展示物にとどまらず、乗り込んで体験できるものもあり、当時の乗客の視点でロンドンの街を旅する感覚を味わえます。 また、歴代のポスターや広告、切符、駅舎模型なども豊富に展示されており、都市交通の変遷と市民生活の変化を学ぶことができます。また、シミュレーターでバスや地下鉄の運転を体験したり、企画展で交通の技術やデザインの進化を学ぶことも可能です。 ロンドンといえば象徴的なのが赤い二階建てバスや世界最古級の地下鉄ネットワーク。そんなロンドンらしさを存分に感じられる博物館です。
ロンドン交通博物館を短時間で回るなら、まずこの3つ。 展示室の番号は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
1863年に世界初の地下鉄が開業した当時の車両を展示。当初は蒸気機関車が地下を走っていたため、トンネル内は煙で充満していました。乗客がどんな環境に耐えていたかが実物で分かります。
馬車バスから2階建てのルートマスターまで、実車に乗り込めるものもあります。ロンドンの赤いバスがどう進化したかを時系列で追える展示です。
ハリー・ベックが1933年に考案した路線図の原案を展示。地理的な正確さを捨てて路線の接続だけを図式化した設計で、いまや世界中の路線図がこの方式を採用しています。ジョンストン書体やポスターなど、交通機関のデザイン史がまとまっています。
ロンドン交通博物館に着いたら、この順に見ていくと迷いません。 展示室の番号や配置は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
受付を通ったらまずエレベーターで最上階へ上がってください。展示は1800年代から現代へ下りてくる年代順の構成で、下から見始めると話が逆から進みます。順路の起点が最上階にあることは館内の案内にも書かれていますが、見落として1階から回り始める人が多い部分です。
最上階の最初の部屋にあるのは馬に引かせた乗合馬車です。地下鉄の博物館だと思って来ると意外に感じますが、決まった路線を走る公共交通という発想がここから始まったことが、順を追うと分かる作りになっています。
展示されている地下鉄やバスの多くは車内に入れます。ガラス越しではなく座席に座れるので、木製の内装や当時の広告を間近で見てください。運転台に入れる車両もあります。
入場券が12か月間有効の年間パスになっていて、期間中は何度でも入れます。加えて時間指定の入場券が要ります。1回分の料金で1年通えると考えると、ロンドンに長く滞在する人ほど得になります。
路線図やモケット(座席の生地)を使った雑貨を売る店は、入場券なしで入れます。ここでしか手に入らない柄が多いので、館に入る時間がない日でも寄る価値があります。コヴェント・ガーデンの広場に面しています。
入館券は購入日から1年間、何度でも入り直せる年間パスとして機能します(再訪時も日時指定の予約は必要)。ロンドンに長く滞在する人や、子連れで一度に回りきれない場合に効いてきます。
ヴィクトリア朝の鉄とガラスの市場建築を転用しています。かつてここで花や野菜が競りにかけられていました。市場は1974年に移転し、跡地が現在のコヴェント・ガーデンの商業区画になっています。
The Piazza, Covent Garden, London WC2E 7BB
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ロンドンには無料で入れる館が多くあります。近くの館と組み合わせて回るのがおすすめです。