
Les Misérables
レ・ミゼラブル
壮大な愛と革命の物語
長編叙事詩
感動の音楽
社会正義と人間ドラマ
人間の愛と希望、闘いを描く壮大なミュージカルの金字塔。
ミュージカルをもっと楽しむために
〜 物語のあらまし 〜
⚖️ プロローグ:囚人から新しい人生へ
- ジャン・バルジャンはパンを盗んだ罪で19年間服役し、仮釈放される。
- 刑務所では「囚人番号24601」として扱われ、人間性を奪われていた。
- 警部ジャベールは「罪人は永遠に罪人だ」と信じ、バルジャンを監視する。
- バルジャンは釈放後も世間から冷遇され、絶望の中で司教ミリエルの家に泊めてもらう。
- 銀の食器を盗んで逃げるが、司教は彼を赦し「この燭台で新しい人生を歩め」と告げる。
- バルジャンは心を打たれ、「新しい自分」として生きる決意をする。
(♪「What Have I Done?」)
🏭 第1幕前半:町の工場とファンティーヌ
- 数年後、バルジャンは「マドレーヌ市長」として町を治め、人々に慕われる。
- 工場で働く女性ファンティーヌは、隠し子コゼットの存在を理由に同僚からいじめられ、解雇される。
- 娘を養うため、髪や歯を売り、最後は娼婦へと身を落とす。
- 客に乱暴され警察に捕まるが、通りかかったバルジャンが助け、病に倒れた彼女を看病する。
- ファンティーヌは「コゼットを託す」と言い残して息を引き取る。
(♪「I Dreamed a Dream」, 「Lovely Ladies」, 「Come to Me」)
🚨 第1幕後半:正体発覚と決断
- ジャベールは工場で働く一人の男を「逃亡囚バルジャン」だと誤認して逮捕する。
- バルジャンは「無実の人を犠牲にできない」と裁判で自らの正体を明かす。
- ジャベールは執念を燃やし、彼を追い続けることを誓う。
- バルジャンはファンティーヌとの約束を果たすため、宿屋のテナルディエ夫妻に虐待されていた幼いコゼットを救出し、二人で新しい生活へ。
(♪「Who Am I?」, 「The Confrontation」)
🇫🇷 第2幕前半:パリと新しい世代
- 10年後、パリ。学生たち(アンジョルラス率いる革命家グループ)は民衆の怒りを武器に立ち上がろうとしている。
- コゼットは美しい娘に成長し、街でマリウスという若い学生と出会い、一瞬で恋に落ちる。
- 一方、マリウスに密かに想いを寄せるエポニーヌ(テナルディエの娘)は切ない気持ちを歌う。
(♪「A Heart Full of Love」, 「On My Own」)
🔥 第2幕後半:バリケードと革命
- 民衆は将軍ラマルクの死をきっかけに蜂起し、学生たちはバリケードを築く。
- マリウスは愛と理想の狭間で揺れながらも戦いに加わる。
- エポニーヌは彼を守るためバリケードに来て、銃弾に倒れる。死の間際にマリウスへ愛を告白。
- バルジャンはマリウスを助けるためにバリケードへ潜入する。
- 学生たちは孤立し、援軍も来ず、次々と命を落としていく。
(♪「Drink with Me」, 「Little Fall of Rain」, 「Do You Hear the People Sing?」)
⚔️ クライマックス:ジャベールとバルジャン
- バルジャンは戦いの中でジャベールを捕らえるが、彼を赦して自由にする。
- 「法でしか人を裁てない」と信じてきたジャベールは、自分の信念が崩壊する。
- 彼は苦悩の末、橋から身を投げて自ら命を絶つ。
(♪「Javert’s Suicide」)
❤️ 終幕:愛と救済
- バルジャンは重傷を負ったマリウスを下水道を通って背負い、命がけで救出する。
- マリウスとコゼットは結婚し、幸せを誓い合う。
- バルジャンは二人に自らの過去を告白し、「もう自分の役目は終わった」と静かに去ろうとする。
- 最期の時、ファンティーヌと司教が迎えに現れ、彼の魂を光へ導く。
(♪「Bring Him Home」, 「Finale」)
🌌 フィナーレ
- バルジャンの死後、革命で散った若者たちの魂が歌い継ぐ。
- 「明日は来るのか? 我らは生き続けるのか?」という問いかけとともに、未来への希望を観客に託す。
- 民衆の合唱「Do You Hear the People Sing?」
基本情報
劇場情報
Queen's Theatre
51 Shaftesbury Ave, London W1D 6BA, UK