ETA UKビザガイド:知っておくべきこと
2025年から順次導入される英国のETA(電子渡航認証)。対象国、申請方法、費用、必要書類、有効期限、免除対象など、最新ルールを包括的に整理します。
2025年以降、英国を訪問する旅行者の多くが、事前にElectronic Travel Authorisation(ETA:電子渡航認証)を取得する必要があります。
2025年1月8日より、アメリカ、オーストラリア、カナダなど複数の国の旅行者にETAが義務化され、2025年後半にはEU市民も対象に追加されます。これはすでに中東の一部国に適用されていたETA制度の拡張です。
このページでは、対象国、必要書類、申請方法、費用、有効期限、適用免除条件などを整理し、旅行計画への影響を詳しく解説します。
1. ETAが必要な人とは?
ETA(電子渡航認証)は、英国に最大6ヶ月滞在する旅行者が対象となります。対象となる渡航目的は以下を含みます:
- 観光
- 短期の学習(short-term study)
- ビジネス目的(ただし雇用は不可)
- 友人・家族の訪問
次に該当する場合は ETAは不要 です:
- すでに英国のビザを持っている場合
- 英国またはアイルランド市民
- 英国の永住権(permanent residency)を保有している場合
- アイルランド居住者で、アイルランド・ジャージー・ガーンジー・マン島から英国に入国する場合
- 英国またはアイルランドとの二重国籍者
2. 申請開始日と対象国
2025年1月8日から、以下の国の旅行者にETAが義務化されています:
- アメリカ
- UAE
- オーストラリア
- カナダ
- 日本
- マレーシア
- メキシコ
- ニュージーランド
- シンガポール
- 韓国
(詳細な対象国のリストは英国政府公式サイトで確認できます)
さらに 2025年4月2日から、EU・ヨーロッパ諸国市民もETAが必要 となります。例:
- フランス
- ドイツ
- イタリア
- スペイン
- スウェーデン
- ポルトガル
- オランダ
- スイス など
その他の国籍については ETAではなくビザが必要となる可能性があります。
3. ETAの申請方法
ETAはオンラインで申請できます。最も簡単な方法は公式の UK ETAアプリ を利用することです。
対応OS:Android / iOS
申請中の本人確認として、アプリ内で 自撮り(セルフィー) を撮影する必要があります。
4. ETA申請に必要なもの
申請前に以下を準備してください:
- 旅行に使用する オリジナルのパスポート
- 有効なメールアドレスと受信環境
- 手数料支払い用の クレジット/デビットカード
Apple Pay / Google Pay も使用可能
なお、旅行日程の詳細は不要です。
5. ETAの費用(手数料)
ETAの費用は £16(大人・子ども共通)です。
支払い後の返金は不可です。
子どもも 必ず個別でETAの申請が必要 となります。
6. 審査期間と有効期限
- アプリを利用した場合、申請自体は 約10分 で完了
- 審査には 最大3営業日
状況により延びることがあります - ETAの有効期間は 2年間
- 有効期間中は複数回の英国渡航に利用可能
入国条件を満たしていれば、有効期間内であれば繰り返し使用できます。
7. 旅行者へのアドバイス
英国への旅行を計画している場合は、できるだけ早めにETAを申請しておくことが推奨されます。
申請の遅れは入国拒否や搭乗不可につながる可能性があります。
旅行に必要なその他の準備(支払い手段、保険、通信など)も併せて確認しましょう。
8. オンライン申請の流れと注意点
ETAの申請はすべてオンラインで完結します。申請方法は2つ:
- UK ETAアプリ(推奨)
- GOV.UK の公式オンラインフォーム
申請時に求められること:
- 本人確認(後述)
- 自分に関する質問への回答
- £16の申請手数料の支払い
※偽サイト・偽アプリに注意。必ず GOV.UK 公式 からアクセスしてください。
申請前に準備するもの:
- パスポート(渡航に使用するもの)
- メールアドレス(確認できる状態)
- クレジット/デビットカード(Apple Pay / Google Payも可)
9. 身元確認:パスポート撮影と顔認証
申請中に、本人確認のため次の手順が必要です:
1)旅券(パスポート)の撮影
全4コーナー、機械読み取りゾーン(MRZ)、本人写真が鮮明に写っている必要があります。
2)スマホのカメラで顔のスキャン
実在人物であることを確認します。
注意事項:
- 明るい場所で撮影する
- 影や光の反射が顔にかからないようにする
- 顔を覆う物(マスク、サングラス等)は外す
- 他人の申請をする場合、その人の顔を撮影する
- 納得できる写真が撮れるまで何度でも撮り直し可能
“Continue(次へ)”を押す前に、必ず要件をクリアしているか確認
不備があると遅延・却下につながります。
10. パスポートに関する重要な注意点
- ETAは 1つのパスポートにのみ紐づきます
- 申請後にパスポートを更新した場合、ETAを再取得する必要があります
- 複数国籍で複数旅券を持つ場合
→ 航空券の予約に使用し、実際に渡航時に携行するパスポートで申請すること
(例)日本のパスポートでETA取得 → 入国時に必ず日本のパスポートを提示
11. ETAの結果通知と渡航条件
申請後、最大3営業日以内にUKVIから結果がメールで届きます。
- ETAが承認された場合
→ 入国審査や航空会社のシステムに反映されます
ただし 念のためメールを印刷して手荷物へ - ETAの有効期間
→ 2年間 または パスポート有効期限まで の短い方
→ 有効期間中は複数回渡航OK
※ 1回の入国で滞在できるのは 最大6ヶ月まで
連続2年滞在できるという意味ではありません
- 拒否された場合
→ 理由が通知されます
→ 再申請または Visitor visa の取得が必要になる場合あり