イギリスのブランドは、そのほとんどが「必要だったから作られた」ものです。 雨が降り続く国だからレインコートが生まれ、炭鉱と工場があったから頑丈な靴が生まれた。 今は高級品として売られていても、出発点は実用品でした。
ここではイギリス発のブランドを19社、成り立ちと、ロンドンでの買い方の両方から紹介します。 どの店に行けばよく、日本と比べて実際どうなのかまで具体的に書いています。
2021年1月にイギリスの旅行者向け免税制度は廃止されました。空港で書類を出せば20%戻る、という以前の前提は今は通用しません。それでも現地が安いブランドは多いのですが、理由は免税ではなく元の定価差とセールです。
詳しく読む →6月下旬〜7月と、12月26日(ボクシング・デー)からの2回が本番です。この時期は主要ブランドが一斉に下げるので、同じ品の価格が平常時と大きく変わります。旅程が近いなら、買う予定のものだけ時期をずらす価値があります。
ビスター・ヴィレッジ(Bicester Village)はロンドンから列車で約1時間。主要ブランドが集まり値引き幅も大きい一方、往復と滞在で丸1日が消えます。買うものが2〜3ブランドに絞れているときだけ効率が合います。
日本との価格差が最も大きいカテゴリ。同じ品が本国では定価から下がっていることも珍しくない。

トレンチコートという衣服そのものを作った会社。あのチェックは裏地として生まれたもので、最初は表に出るものではなかった。
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英国の仕立ての型を守りながら、色でそれを裏切る。多色のストライプは、その態度がそのまま柄になったもの。
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ウィンブルドンを3連覇した選手が作ったポロシャツ。月桂樹の冠は、労働者階級の子が入れなかったクラブの記章だった。
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パンクの服を作った店が、そのまま英国を代表するブランドになった。王冠に土星の環を足したロゴは「体制の外を回る」という意味。
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サヴィル・ロウで仕立てを覚えた男が作った、最も攻撃的な英国ブランド。ドクロのスカーフは2003年の海賊がテーマのコレクションから来ている。
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オデーサ出身の元法学生がロンドンで始めたブランド。売れ残りの生地を作り直すことを、環境対策ではなく手法として選んでいる。
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サイズを実際に合わせられるのが現地で買う最大の利点。UKサイズは日本表記と1cm以上ずれることがある。

作業靴として売り出され、その頑丈さゆえに反体制の象徴になった。空気入りソールを考えたのは、足を折ったドイツ人の軍医だった。
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ノーサンプトンの靴。1足に8週間、250近い工程をかける。減るのはソールだけ、という前提で作られている。
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サマセットの農家の納屋で始まった革製品の会社。今も英国内の自社工場で作り続けている、数少ないブランド。
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馬具屋の息子が自動車の登場を見て商売を変えた。「エンジン以外のすべて」を売る店から始まっている。
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雨と風が前提の国で育ったブランド群。実用品として作られたものが、そのまま定番になっている。
単価が手頃で荷物にならず、価格差もはっきり出る。土産と自分用を兼ねやすい。
割れ物なので持ち帰りに難があるが、アウトレットとの価格差は全カテゴリで最も大きい。
ブランドそのものが観光地になっている店が多い。買うより「行く」価値で選ぶカテゴリ。