ロンドLogoJUST RONDON - ロンドン観光・旅行・現地ガイド
    ロンドLogoLive.Love.London. - 最強ロンドンガイド
    • 旅行プランを作る
    • 今週のロンドン
    お問い合わせサイト概要利用規約プライバシーポリシーTop Pageへ

    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

    1. Home
    2. /観光
    3. /美術館ナビ
    4. /テート・モダン
    テート・モダン

    Tate Modern

    テート・モダン

    常設展 無料
    目安 2時間

    本日:10:00–18:00

    Bankside, London SE1 9TG

    地図で見る公式サイト

    発電所の残響の中に、巨大な絵と鉄の彫刻が鳴り響く。現代美術はここで怪物のように生きている。

    About

    どんなところか

    ロンドンのテムズ川沿いにそびえる巨大な元発電所が、2000年に世界屈指の近現代アート美術館 テート・モダンとして生まれ変わりました。かつては火力発電所として使われていたこの建物は、歴史的建造物を活かした大胆なリノベーションで、独特の迫力と雰囲気を醸し出しています。ここにはピカソやウォーホル、ダリなど、アート史を彩る巨匠たちの名作が数多く展示され、まさにアートの宝庫です。 テート・モダンの最大の魅力は、近代アートならではの自由で挑戦的な表現を肌で感じられること。伝統にとらわれない大胆なアイデアや実験的な手法が生み出す作品群は、私たちの感性を刺激し、新しい視点や考え方をもたらしてくれます。また、定期的に行われる斬新な企画展やライブパフォーマンスは、アートの可能性を拡張し続けており、訪れるたびに新鮮な発見と刺激があります。 まさにアートの最前線が集結する場所なのです。 この建物の象徴とも言える高さ99メートルの煙突は、ロンドンのランドマークの一つ。夜になるとライトアップされ、テムズ川の夜景に幻想的な輝きを添えます。訪れる際は、展示鑑賞だけでなく夕暮れ時の景色もぜひ楽しんでみてください。 ロンドン観光の際は、ぜひテート・モダンで常識を超えるアート体験を。きっと心に残る特別な体験になるはずです。

    Must See

    これだけは見て帰りたい

    テート・モダンを短時間で回るなら、まずこの3つ。 展示室の番号は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。

    1. 1

      タービン・ホール

      1階

      高さ35メートル、長さ152メートル。発電所時代にタービンが並んでいた空間がそのまま吹き抜けとして残されています。ここに合わせて制作される大規模インスタレーションは会期ごとに入れ替わり、何もない時期でも空間そのものが見応えがあります。

    2. 2

      ブラヴァトニック・ビル10階の展望フロア

      Blavatnik Building Level 10

      無料で上がれる展望階。セント・ポール大聖堂とテムズ川を正面から見下ろせます。ロンドンで無料の眺望としては最上級で、日没前後の時間帯が特に美しい。

    3. 3

      近代美術の常設展示

      ピカソ、マティス、ロスコ、ウォーホルなどを所蔵。年代順ではなくテーマ別に並べる方式をとっており、1950年代の絵画と近年の映像作品が同じ部屋に置かれることもあります。作品同士を突き合わせて意味を立ち上げる構成です。

    Route

    着いてからの歩き方

    テート・モダンに着いたら、この順に見ていくと迷いません。 展示室の番号や配置は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。

    1. 到着

      タービン・ホールへは坂を下って入る

      西側から入ると、発電所時代のタービンが置かれていた巨大な空間へ、緩やかなスロープを下りながら入ります。この降りていく体験自体が設計の一部で、天井までの高さを実感できるのは入口から見上げたときです。大型のインスタレーションが置かれる時期は、まずここで立ち止まってください。

    2. 見どころ

      展示はレベル0・2・3・4に分かれる

      コレクション展示はブラバトニック棟の0階・2階・3階・4階です。フロアごとにテーマが変わり、時代順ではありません。全部を順に見ようとすると疲れるので、館内図でその時期のテーマを見て、興味のある階から入るほうが向いています。

    3. コツ

      10階の展望階は無料

      最上階の展望フロアは無料で入れて、セント・ポール大聖堂とミレニアム・ブリッジをまっすぐ見下ろせます。同じ景色を有料の展望台で見ることを思えば、この館で最も割のいい場所です。カフェもあります。

    4. 見落としやすい

      展望階のバルコニーは閉鎖されている

      かつて一周できたバルコニー部分は、向かいの集合住宅の住民が起こした裁判の結果、恒久的に閉じられました。眺められる方角が限られるのはこのためです。閉まっている柵の先へ回り込む道はないので、開いている側から見てください。

    5. コツ

      テート・ブリテンとはボートで結ばれている

      テムズ川のボートが2つのテートを直接つないでいます。地下鉄で乗り換えるより時間は読めませんが、船から川沿いの景色を見られるぶん移動そのものが観光になります。1日で両館を回るなら検討する価値があります。

    Artworks

    見どころ作品

    ロブスター電話

    ロブスター電話

    サルバドール・ダリ — 1938年

    **受話器の代わりに、ロブスターが載っています。それだけです。** そして、それだけのことが20世紀美術の教科書に載っています。 **まず、じっくり形を見てください。** 台座は1930年代の**回転ダイヤル式電話**。ごく普通の実用品です。その上に、白い石膏で作られたロブスターが、腹を上にして置かれている。**ロブスターの尾が、ちょうど受話器を握る位置に来ています。** **そして、気づいてください。** 尾の部分は、生物学的には**排泄器官**がある側です。ダリはこれを、**電話をかける人の口元に来るように**配置しました。悪趣味な冗談ですが、意図的なものです。 **なぜこれが芸術なのか。** シュルレアリスムの中心的な発想に、「**まったく無関係な二つのものを、あり得ない場所で出会わせる**」という手法があります。詩人ロートレアモンの「解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の偶然の出会い」という一節が合言葉のように引用されました。**理性が作った分類の枠を、強引に壊してみせる**——そこに、無意識や夢のような感覚が立ち上がる、という考え方です。 **ダリにとって、この二つは無関係ではありませんでした。** **電話**は、ダリにとって不吉な物でした。1938年、この作品が作られた年、ヨーロッパは戦争へ向かっていました。イギリス首相チェンバレンとヒトラーの交渉は**電話**を通じて世界に伝えられ、当時の新聞は電話にかじりつく政治家たちを繰り返し報じていた。**電話は**「悪い報せが来る装置」だったのです。 **ロブスター**は、ダリの偏愛の対象でした。彼は繰り返しロブスターを描き、食べ物と性、快楽と痛み、柔らかい中身と硬い殻という対比に取り憑かれていました。 **つまりこの作品は、「不安の装置」と「欲望の生き物」を接続したものです。** 受話器を取れば、耳と口に生々しい甲殻類が当たる。**電話をかけるという日常の行為が、ぬるりとした不快さに変わる。** **この作品には複数のバージョンがあり、** イギリスの詩人**エドワード・ジェームズ**の注文で作られました。彼はダリの最大の支援者で、自宅にこの電話を実際に設置していたと伝えられます。**冗談として作られ、本当に使われた。** そこまで含めて作品です。 テート・モダンでは Materials and Objects の展示室にあります。近づいて、その白さと質感を確かめてみてください。

    マリリン・ディプティック

    マリリン・ディプティック

    アンディ・ウォーホル — 1962年

    **必ず、左右を見比べてください。** この作品の意味は、その差の中にしかありません。 **左半分。** マリリン・モンローの顔が、25回、鮮やかな色で並んでいます。金髪、青い瞼、真っ赤な唇。派手で、明るく、量産品のように整っている。 **右半分。** 同じ顔が、同じ回数、**黒一色**で並んでいます。そして——**インクがかすれています。** 右へ行くほど版が薄くなり、輪郭が滲み、顔が溶けかけ、最後はほとんど何も見えなくなる。 **左は生きている彼女、右は消えていく彼女です。** **制作の時期を知ってください。** 1962年8月5日、マリリン・モンローが36歳で死亡しました。ウォーホルがこの作品に取りかかったのは、**その数週間後**です。彼が使った写真は、1953年の映画『ナイアガラ』の**宣伝用スチール**——つまり、本人ではなく、**スタジオが作った商品としての顔**でした。 **技法を見てください。シルクスクリーンです。** 写真製版した版を通してインクを押し出す、**印刷の技術**です。ウォーホルはこれを絵画に持ち込みました。手描きの筆跡は消え、**同じ顔を機械的に何度でも複製できる。** **これは何を意味するか。** それまで肖像画とは、その人物の唯一無二性を捉えるものでした。ウォーホルは逆をやった。**マリリン・モンローという存在自体が、すでに大量に複製された画像だった**——雑誌、映画、ポスター、新聞。彼女を描くのに一回しか刷らないのは、むしろ嘘だということです。 **ただし、完全な機械ではありません。** 左半分の色は**手で塗られています。** 顔の輪郭とわずかにずれた金髪、はみ出した口紅の赤。**この「ずれ」が全部残されている。** ウォーホルは修正しませんでした。工業製品のふりをしながら、手の痕跡を消していない。 **そして構成。** 「ディプティック(二連画)」という形式は、もともと**キリスト教の祭壇画**の形式です。左右一対の板に聖人を描き、開いて拝む。ウォーホルはその形式を、映画スターに与えました。**現代の聖像**として。 **なお、この2枚はもともと別々の作品として作られ、** 後に対にして展示されるようになりました。ウォーホル自身がその並びを認めています。 **そして、この作品は最近きれいになりました。** 2020年代にテートの保存修復チームが、**約60年分の埃と汚れ**を除去しました。今見えている色は、ウォーホルと当時のコレクターが見ていた状態にかなり近いものです。

    主要作品の一覧を見る
    Essentials

    基本情報

    大人料金
    無料
    子ども料金
    無料
    滞在時間の目安
    2時間
    写真撮影
    撮影自由(フラッシュ禁止)
    荷物預かり
    無料
    最寄駅
    Blackfriars Station(徒歩5分)
    最寄バス停
    Southwark Bridge / Bankside Pier(徒歩3分)
    音声ガイド
    あり
    カフェショップWi-Fi
    Trivia

    知っていると見え方が変わる話

    元は火力発電所

    建物はバンクサイド発電所で、赤い電話ボックスを設計したことでも知られるジャイルズ・ギルバート・スコットの手によるものです。1981年に稼働を停止し、2000年に美術館として生まれ変わりました。煙突を残したまま転用したことで、産業遺産の再生例としても知られています。

    世界で最も来館者が多い近代美術館

    年間の来館者は500万人を超え、近現代美術館としては世界最多の水準です。開館前の想定を大きく上回り、2016年には増築棟が加わって展示面積が6割拡張されました。

    Access

    場所

    Bankside, London SE1 9TG

    ロンドン観光ガイド

    テート・モダンを観光ルートに組み込む

    周辺スポットとの回り方や、同じエリアで一緒に回れる見どころは観光ガイド側で紹介しています。

    みんなの口コミ

    テート・モダンを訪れた感想や、次に行く人へのアドバイスがあれば教えてください。

    残り2000文字

    投稿は誰でも読めます。個人情報は書かないでください。

    まだコメントはありません。最初の投稿をお待ちしています。

    ほかの美術館も見る

    ロンドンには無料で入れる館が多くあります。近くの館と組み合わせて回るのがおすすめです。

    美術館の一覧へ美術館ガイドのトップへ