The British Museum
大英博物館
ロゼッタ・ストーンに触れれば言語がざわめき、パルテノンの大理石は帝国の傲慢を光らせる。ここは人類史そのものの倉庫だ。
どんなところか
ロンドン中心部に佇む大英博物館は、1759年に開館した世界最大級の博物館で人類史の宝庫です。
所蔵品はおよそ800万点。古代エジプトのミイラやロゼッタストーン、ギリシャのパルテノン神殿彫刻など、歴史の教科書で見たことのある本物が目の前に現れます。
しかも、常設展は無料で公開されており、世界中から訪れる人々が気軽に人類の歴史と文化に触れることができます。無料とはいえ、その質と規模は圧倒的で、一日では見尽くせないほどの展示品が並びます。
館内を歩けば、5000年を超える人類の記憶が国境を越えて集まっていることに気づくはず。
世界一周旅行をするように、エジプトから中東、アジア、アメリカ大陸まで、文化や文明が一堂に会する光景は圧巻です。
知的好奇心と感動を同時に満たすこの場所は、ロンドン滞在中に外すことのできない必訪スポットです。
大英博物館の所要時間と回り方
教科書に載る展示に絞れば1時間、地域をまたいで主要な展示を回るなら2〜3時間、アフリカや日本の展示まで足を延ばすなら半日です。
- 入場無料。公式サイトで無料の時間指定チケットを取っておくと、混む日でも入りやすくなります。入口は正面のグレート・ラッセル通りと、北側のモンタギュー・プレイスの2か所です。
- 開館は10:00〜17:00、金曜は20:30まで(最終入場は閉館15分前)。
- アッシリアの浮彫がある7・9・10室と、ギリシャの19・20室は11:00〜15:00しか開いていません(2026年3月版の館内図による)。
1時間で回るなら
ロゼッタ・ストーンとパルテノン神殿の彫刻を見てから上の階へ。ミイラ、サットン・フーの兜、ルイス島のチェス駒の5か所です。
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各地点の分数は見る時間の目安で、合計に館内の移動を足すと1時間になります。
2〜3時間で回るなら
1時間の5か所に、アッシリアのライオン狩りの浮彫、イースター島のモアイ、中国と南アジアの展示、古代イランのオクサスの遺宝を足します。
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アッシリアのライオン狩りの浮彫
Room 1010分
ニネヴェの王宮を飾っていた浮彫。この部屋は11:00〜15:00しか開かないので、時間を合わせてください。
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オクサスの遺宝
Room 52(Upper floor)6分
アケメネス朝ペルシャ時代の金銀細工です。
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各地点の分数は見る時間の目安で、合計に館内の移動を足すと2〜3時間になります。
半日で回るなら
2〜3時間の順路に、地下のアフリカ、上階のエジプトの墓の壁画、日本の展示を足して、グレート・コートで一度休みます。
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Room 4〜2350分
ロゼッタ・ストーン(4)、ライオン狩りの浮彫(10。11:00〜15:00のみ)、ネレイド記念碑(17)、パルテノン神殿の彫刻(18)。
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アフリカ
Room 25(Lower floor)20分
ベニン王国の真鍮の飾り板が並ぶ地下の展示室。混み合うと入場を絞ることがあります。
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休憩
グレート・コート20分
ガラス屋根の中庭にカフェがあります。
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古代イランと中世ヨーロッパ
Room 52・41・40(Upper floor)25分
オクサスの遺宝(52)、サットン・フーの兜(41)、ルイス島のチェス駒(40)。
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各地点の分数は見る時間の目安で、合計に館内の移動を足すと半日になります。
2026年10月5日に公式の館内図と案内で確かめた内容です。展示替え・作品の貸し出し・改装で部屋や順路は変わるので、当日は館内の案内も見てください(British Museum – Museum map(2026年3月版)、British Museum – Visit(開館時間・閉室)、British Museum – Late opening on Fridays)。
これだけは見て帰りたい
大英博物館を短時間で回るなら、まずこの3つ。 展示室の番号は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
- 1
ロゼッタ・ストーン
Room 4(エジプト彫刻ギャラリー)
紀元前196年、プトレマイオス5世を讃える布告を3種類の文字で刻んだ石碑。同じ内容がギリシャ文字でも書かれていたことが、それまで誰も読めなかったヒエログリフ解読の鍵になりました。展示ケースの前は常に人だかりなので、開館直後が狙い目です。
- 2
パルテノン神殿の彫刻
Room 18
アテネのパルテノン神殿を飾っていた大理石彫刻群。専用の広い部屋に、神殿の壁面と同じ配置で並べられています。馬の首の血管や、風をはらんだ衣のひだまで彫り出されていて、紀元前5世紀の技術とは思えません。
- 3
グレート・コート
中央ホール
2000年に開かれたヨーロッパ最大の屋根付き広場。2エーカーあり、サッカー場より広い空間です。ガラス屋根は3,312枚のパネルでできていて、同じ形のものは一枚もありません。中央の円形建物は旧大英図書館の閲覧室で、かつてブラム・ストーカーやコナン・ドイルが通っていました。
着いてからの歩き方
大英博物館に着いたら、この順に見ていくと迷いません。 展示室の番号や配置は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
- 到着
北側のモンタギュー・プレイスから入る
入口は正面のグレート・ラッセル通りと、北側のモンタギュー・プレイスの2か所です。正面は団体客とスクールツアーが集まって手荷物検査の列が長くなりがちですが、北側は同じ検査を受けながら待ち時間が短く済むことが多く、段差もありません。館の案内でも北側が推奨経路とされています。
- 見どころ
グレート・コートは通過点として使う
入るとまずガラス屋根の大広間に出ます。ここは展示室ではなく交差点で、東西南北すべての翼に分かれる起点です。人だかりを写真に収めたい気持ちは分かりますが、先にロゼッタ・ストーンへ向かい、帰りに撮るほうが空いています。中央の円形建物は旧大英図書館の閲覧室です。
- コツ
エジプトとギリシャは開館直後に回す
ロゼッタ・ストーン(Room 4)とパルテノン神殿の彫刻(Room 18)は館内で最も混む2室で、昼前には展示ケースの前が二重三重になります。この2つを先に見て、空いてくる午後に他の地域を回すと、同じ滞在時間でも見える量が変わります。
- 見落としやすい
上階のミイラより静かな部屋がある
多くの人が上階のエジプトのミイラへ直行するため、同じ階の中東・アッシリアの浮彫やサットン・フーの埋葬品は比較的静かです。7世紀の兜や金細工が数十センチの距離で見られる部屋が、ほとんど並ばずに入れることも珍しくありません。
- コツ
金曜の夜は人が引く
金曜だけ20:30まで開いていて、最終の入場枠は19:00です。夕方以降は日中の団体客がいなくなり、同じ展示室が別の場所のように空きます。ただし北側のモンタギュー・プレイス側は閉館前に早く閉まるので、帰りは正面へ誘導される前提で動いてください。
見どころ作品
基本情報
- 大人料金
- 無料
- 子ども料金
- 無料
- 滞在時間の目安
- 2時間
- 写真撮影
- 撮影自由
- 荷物預かり
- 有料
- 最寄駅
- Tottenham Court Road(徒歩5分)
- 最寄バス停
- New Oxford Street(徒歩3分)
- 音声ガイド
- あり / £6 / 英語・フランス語・日本語(音声ガイド)
知っていると見え方が変わる話
入館料が無料なのは創設時からの方針
1759年の開館当初から「すべての知的好奇心を持つ人々に無料で」公開されてきました。18世紀としては極めて異例で、当時のヨーロッパの収蔵品は王侯貴族の私的コレクションが普通だったのです。世界で初めての国立公共博物館とされる理由がここにあります。
収蔵品は約800万点、展示できるのはごく一部
所蔵する約800万点のうち、常設展示されているのは1%程度に過ぎません。残りは収蔵庫と研究機関にあります。「一日では回りきれない」と言われますが、実際には見えているものすら全体のごく一部ということになります。
場所
Great Russell St, London WC1B 3DG
みんなの口コミ
大英博物館を訪れた感想や、次に行く人へのアドバイスがあれば教えてください。
ほかの美術館も見る
ロンドンには無料で入れる館が多くあります。近くの館と組み合わせて回るのがおすすめです。



















