ラーメンRamen

    ロンドンのラーメンは、もう「海外の日本食」ではない。

    ラーメン

    画像: Lombroso / CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

    価格の目安

    £13〜20

    食べる時間帯

    平日の14時前後。夜のピーク(19〜21時)は最も並びます

    ラーメンとは何なのか

    ロンドンでラーメンが本格化したのは2010年代です。それ以前は「日本食レストランのメニューのひとつ」でしたが、専門店が次々に開き、いまはラーメンだけで店を選べる状態になりました。

    牽引したのは Bone Daddies(2012年開店)で、ここからロンドンのラーメン熱が始まったとされています。同じ2012年に Tonkotsu が九州系の豚骨を持ち込み、2014年に日本から Kanada-Ya が進出しました。

    日本と比べたときの違いは価格です。一杯£15前後が標準で、日本の感覚では高い。ただしロンドンの外食全体が高いので、現地の物価では手頃な部類に入ります。行列ができる店が多いのも、この価格帯で満足度が高いためです。

    味の傾向としては豚骨が主流で、醤油・味噌の専門店は相対的に少なめ。ベジタリアン対応のラーメンを置く店が多いのは、ロンドンらしい特徴です。

    頼み方・食べ方

    麺の硬さを聞かれることがあります。 Kanada-Ya では extra firm / firm / regular / soft から選べます。日本の「バリカタ」に近いのが extra firm です。

    替え玉のある店もあります。 メニューに kaedama と書かれていれば、麺だけ追加できます。

    予約できない店がほとんどです。 ラーメン店は回転が前提なので、並ぶものだと思っておいてください。ピークを外せば待ち時間は大きく変わります。

    スープを飲み干す必要はありません。 日本でも同じですが、念のため。残しても失礼にはあたりません。

    ラーメンが食べられる店

    長く続いている店を中心に選びました。営業時間・定休日・価格は変わります。行く前に公式サイトで確認してください。

    Kanada-Yaコヴェント・ガーデン / パントン・ストリート / ピカデリー ほか

    カナダヤ

    Kanada-Ya

    豚骨を18時間炊く。ロンドンで最も評価が安定している一杯。

    コヴェント・ガーデン / パントン・ストリート / ピカデリー ほか

    Tottenham Court Road / Piccadilly Circus

    ££15〜20

    福岡発のラーメン店で、ロンドンには2014年に進出しました。豚骨スープを18時間炊き、注文ごとに茹でる麺は硬さを指定できます。チャーシュー、きくらげ、海苔、青ねぎという構成は日本の豚骨ラーメンそのものです。

    予約はできません。コヴェント・ガーデン(St Giles High Street)が1号店で最も混みます。パントン・ストリート店のほうが空いていることが多いので、並びたくないならそちらへ。

    何を頼むか

    • Original Tonkotsu Ramen名物£14〜18

      豚骨ラーメン(基本)

      18時間炊いた豚骨スープが売りの店なので、まずは何も足さない基本形で。ロンドンの豚骨ラーメンではここが基準として挙がります。

    • Chashu Menもう一皿£17〜21

      チャーシュー麺

      チャーシューを増やしたもの。ロンドンのラーメンは日本より高いので、£3ほどの差なら足したほうが満足度が上がります。

    • Kae-damaもう一皿£2〜4

      替え玉

      替え玉があります。 麺の硬さも指定できるので、日本と同じ食べ方が通ります。量が足りなければ遠慮なく。

    公式サイトで営業時間・予約を確認
    Bone Daddiesソーホーほか市内複数

    ボーン・ダディーズ

    Bone Daddies

    ロンドンのラーメン熱を作った店。柚子豚骨が看板。

    ソーホーほか市内複数

    Piccadilly Circus / Oxford Circus

    ££15〜20

    2012年にソーホーで開店し、ロンドンの新しいラーメンの流れを作ったとされる店です。伝統的な日本のラーメンというより、ロックな音楽がかかる店内で出す独自路線。

    柚子豚骨が評価されていて、豚骨の重さを柚子が切ってくれます。市内に複数店舗あり、比較的入りやすいのが実務的な利点です。

    何を頼むか

    • Tonkotsu名物£15〜19

      豚骨ラーメン

      日本のラーメンをそのまま再現する店ではなく、ロンドン向けに寄せた店です。基本の豚骨でもニンニクや香味油が強め。日本の味を期待するとずれます。

    • Tantanmen名物£16〜20

      担々麺

      この店の味付けの方向性に最も合う一杯。 もともと濃い味に振っているので、担々麺のような主張の強いものが噛み合います。

    公式サイトで営業時間・予約を確認
    Tonkotsuソーホーほか市内複数

    トンコツ

    Tonkotsu

    九州系の豚骨。ラーメンと餃子のセットが手頃で、まず試すのに向く。

    ソーホーほか市内複数

    Tottenham Court Road ほか

    ££13〜18

    2012年にソーホーで始まり、いまは英国各地に広がったチェーンです。名前のとおり九州系の豚骨が軸。

    ラーメンと餃子のセットが手頃な価格で用意されることがあり、ロンドンの外食としては良心的な部類に入ります。店舗数が多いので、行き当たりばったりでも入りやすい。

    何を頼むか

    • Tonkotsu名物£13〜17

      豚骨ラーメン

      自家製麺が売りの店で、スープより麺に特徴があります。ロンドンのラーメン店では珍しく麺を店で打っています。

    • Tokyo Ramenもう一皿£13〜17

      東京ラーメン(醤油)

      豚骨が続いて重いときに。あっさりした醤油ベースで、複数店を回るならこちらを挟むと胃が保ちます。

    公式サイトで営業時間・予約を確認

    ほかのイギリス料理

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