Royal Academy of Arts
ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ
画像: Tony Hisgett from Birmingham, UK / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
250年前に画家たちが自分で作った学校と展示室を、いまも画家たちが自分で動かしている。
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どんなところか
ピカデリーに面したバーリントン・ハウスに本拠を置く美術機関。1768年、国王ジョージ3世の承認のもと、画家と建築家たちが自分たちの手で設立した。初代会長は肖像画家のジョシュア・レイノルズ。現在も「ロイヤル・アカデミシャン」と呼ばれる現役の作家たちが運営にあたっている。
美術館としての顔は企画展である。古典から現代まで、年間を通じて大型の有料展が入れ替わる。1769年から毎年開かれている夏季展(サマー・エキシビション)は、誰でも応募できる公募展として世界で最も長く続いているもので、無名の応募者の作品と大御所の新作が同じ壁に並ぶ。
所蔵品には、英国にある唯一のミケランジェロの大理石彫刻「タッデイ・トンド」がある。ただし所蔵品を見せるコレクション・ギャラリー(裏手のバーリントン・ガーデンズ側の建物)は、2025年10月から拡張工事で閉まっていて、再開は2027年の予定である。そのあいだはバーリントン・ハウスの「ファイン・ルームズ」で、所蔵品の一部を無料で公開している。
これだけは見て帰りたい
ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツを短時間で回るなら、まずこの3つ。 展示室の番号は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
- 1
企画展の大展示室
バーリントン・ハウス
RAの本題は企画展です。バーリントン・ハウスの奥に続く展示室で、古典の巨匠から現代の作家まで、年間を通じて大型展が入れ替わります。夏には、誰でも応募できる公募展「夏季展」が1769年から毎年開かれています。
- 2
ファイン・ルームズの所蔵品展示
バーリントン・ハウス
18世紀の邸宅の面影を残す「ファイン・ルームズ」で、RAの所蔵品の一部が無料で公開されています。コレクション・ギャラリーが工事で閉まっているあいだの措置で、2027年1月29日まで。予約は要りません。
- 3
中庭とレイノルズ像
アネンバーグ・コートヤード
ピカデリーから門をくぐると、石畳の中庭の真ん中に初代会長ジョシュア・レイノルズの像が立っています。手にパレットと筆を持った姿です。中庭は無料で入れ、企画展に合わせて現代作家の作品が置かれることもあります。
着いてからの歩き方
ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツに着いたら、この順に見ていくと迷いません。 展示室の番号や配置は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
- 到着
月曜は休み。金曜は21時まで
開くのは火曜から日曜の10時から18時、金曜だけ21時までです。月曜は閉まります。最終入場は閉館の30分前。入口はピカデリーに面したバーリントン・ハウスの門で、裏手の建物が工事中の2027年春までは、こちらの入口だけを使います。
- コツ
無料で見られる範囲を知っておく
中庭と、所蔵品を公開しているファイン・ルームズは無料で、予約も要りません。有料なのは大型の企画展で、ひとつ£20台半ばが目安です。企画展を見ないなら、30分ほどで回れます。
- 見どころ
企画展は日時指定の券を先に取る
人気の企画展は週末から売り切れます。2026年秋は、ヴィクトリア朝の画家リチャード・ダッドの展覧会が10月25日まで、南仏を描いた絵画を集めた「Painting the French Riviera」が10月2日から2027年1月31日まで開かれています。行く日が決まったら先に券を取ってください。
- 見落としやすい
ファイン・ルームズは開いている時間が短い
所蔵品を公開しているファイン・ルームズは11時から16時(金曜は21時まで)で、建物全体より遅く開き、早く閉まります。2026年11月6日と12月4日は閉まります。企画展と一緒に回るなら、午後の早い時間に寄ってください。
- コツ
向かいはフォートナム&メイソン
ピカデリーを挟んで斜め向かいには老舗の食料品店フォートナム&メイソン、すぐ隣には19世紀のアーケード、バーリントン・アーケードがあります。展覧会の前後に紅茶と買い物を挟める立地です。
基本情報
- 滞在時間の目安
- 1.5時間
- 最寄駅
- Piccadilly Circus(徒歩6分)
知っていると見え方が変わる話
英国唯一のミケランジェロの大理石
所蔵する「タッデイ・トンド」は、聖母子と幼い洗礼者ヨハネを彫った円形の浮き彫りで、1504年ごろフィレンツェのタッデイ家の注文で彫られ、未完のまま残されました。1830年にRAの所蔵となった、英国にある唯一のミケランジェロの大理石彫刻です。2020年、コロナ禍で財政が悪化した際には売却を検討しているとの報道が出ましたが、RAは所蔵品を売るつもりはないと否定しました。コレクション・ギャラリーの工事中は展示場所が変わるので、見たい場合は公式で確かめてください。
YBAを世に出した「センセーション」展
1997年、RAはチャールズ・サーチのコレクションによる「センセーション」展を開き、ダミアン・ハーストやトレイシー・エミンら若い作家の作品を並べました。格式ある機関の展覧会としては異例の騒ぎになり、30万人以上が訪れています。
場所
Burlington House, Piccadilly, London W1J 0BD
みんなの口コミ
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