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    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

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    おすすめ度4
    フォートナム・アンド・メイソン|ロンドン観光スポット

    フォートナム・アンド・メイソンFortnum & Mason

    王室の燃えさしのろうそくを売った金で、1707年に始まった店

    無料
    ショッピングウェストミンスター/セント・ジェームズを歩く
    料金
    無料(入店)
    所要時間
    1時間
    最寄駅
    Green Park 徒歩4分
    開館時間
    月〜土 10:00〜20:00 / 日 11:30〜18:00

    料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。

    ピカデリーに面する1707年創業の食料品店。宮殿の使用人だったウィリアム・フォートナムが、王室が毎日取り替えて捨てるろうそくの燃え残りを売り、その資金で家主のヒュー・メイソンと開いた店が始まりとされる。紅茶、ビスケット、はちみつ、そして贈答用のハンパーで知られる。正面の時計は毎正時に創業者ふたりの人形が現れて礼をする。入店は無料。

    このページの内容

    • ろうそくの燃えさしが元手だった
    • 時計の人形は、1964年に追加された新参者
    • 豆知識

    着いてからの歩き方

    フォートナム・アンド・メイソンに着いたら、この順に見ていくと迷いません。

    1. コツ

      毎正時に、外の時計の前に人が集まる

      ピカデリーに面した時計は、正時になると扉が開いて創業者ふたりの人形が出てきて礼をします。18個の鐘が鳴ります。1分前には歩道に人が溜まり始めるので、時間を合わせて着くと見られます。1964年に付け足された仕掛けです。

    2. 到着

      1階は値札を見ずに歩いてよい

      入店は無料で、買わずに出ても構いません。1階が紅茶と食料品で、包装と陳列を見るだけで滞在が成立します。地下に惣菜とワイン、上階に紅茶のサロンがあります。

    3. 見どころ

      ハンパーは、中身だけ買える

      蓋つきの籐の籠に食品を詰めた贈答品がこの店の看板で、季節ごとに何十種類も並びます。籠はかさばって持ち帰りに向きませんが、同じ中身は単品でも買えます。籠を見てから単品の棚へ回るのが現実的です。

    4. 見落としやすい

      この店の元手は、王室のろうそくの燃えさし

      創業者ウィリアム・フォートナムはアン女王の家政の使用人で、毎日交換されて捨てられる蝋燭の燃え残りを売って資金を作りました。1707年創業。店内に歴史の掲示がありますが、この話は探さないと出てきません。

    5. コツ

      同じ通りに3つまとまっている

      バーリントン・アーケードとロイヤル・アカデミー・オブ・アーツが同じピカデリー沿いにあります。グリーン・パーク駅とピカデリー・サーカス駅の中間なので、どちらから入ってどちらへ抜けるかを決めておくと歩く距離が減ります。

    ろうそくの燃えさしが元手だった

    1707年の創業である。始めたのはウィリアム・フォートナムという男で、本業はアン女王の家政の使用人だった。

    当時の王室には、蝋燭を毎日新しいものに取り替えるという決まりがあった。前夜どれだけしか燃えていなくても、翌日には交換される。その燃え残りの蝋は、慣例として使用人の役得になっていた。フォートナムはこれを集めて売り、資金を貯めた。

    その資金で、下宿の家主だったヒュー・メイソンと組んで食料品店を開いた。店は王室に近いという立場を活かして高級品を扱い、やがて自前の商品を持つようになる。同店の主張によれば、スコッチエッグ——ゆで卵を挽肉で包んで揚げたもの——は1738年にこの店で考案された。旅の携行食としてである。異説もあるが、少なくとも早い時期からこの店が売っていたのは確かとされる。

    19世紀には遠征と戦地への供給で名を上げた。クリミア戦争のさなか、ヴィクトリア女王がフローレンス・ナイチンゲールの病院へこの店の濃縮牛肉スープを送ったと同店は伝えている。1922年のエベレスト遠征隊の食料もここが担った。

    時計の人形は、1964年に追加された新参者

    店の正面、ピカデリーに面した位置に大きな時計が張り出している。毎正時になると扉が開き、フォートナム氏とメイソン氏の人形が左右から出てきて、互いに礼をしてから戻る。18個の鐘が18世紀の曲を鳴らす。

    古い仕掛けに見えるが、1964年の設置である。創業から250年以上あとに付け足された。それでも今では店を象徴する存在になっていて、正時の少し前になると歩道に人が溜まり始める。

    店の中身も、外から想像するほど堅苦しくない。1階が食料品と紅茶で、ここは値札を見ずに歩いても楽しめる。上階に紅茶のサロンがあり、アフタヌーンティーはこの店の看板のひとつになっている。地下には惣菜とワインの売り場がある。

    ハンパー——蓋つきの籐の籠に食品を詰めた贈答品——はこの店が形式を確立したものとされ、いまも季節ごとに何十種類も並ぶ。かさばるので持ち帰りには向かないが、中身だけを買うこともできる。

    豆知識

    • 入店は無料。1階の紅茶売り場だけ見て出ても構わない
    • 建物の外観のライトブルーは同店固有の色で、包装から紙袋まで統一されている
    • 王室御用達の紋章(ロイヤル・ワラント)を掲げている。誰に対する御用達かは店頭の掲示で分かる
    • ピカデリー・サーカスからもグリーン・パークからも歩ける。バーリントン・アーケードとロイヤル・アカデミーが同じ通り沿いにある

    場所とアクセス

    住所

    181 Piccadilly, London W1A 1ER, UK

    Google マップで開く

    公式サイト

    フォートナム・アンド・メイソン

    fortnumandmason.com

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