- Home
- Beyond London
- ウィンザー
ウィンザー日帰りガイド|行き方・城の入場料・半日で回る順路
Windsor ・ バークシャー州
現在も王室が使っている、世界最古の「住んでいる城」。ロンドンから最短30分台で着き、半日で戻れます。ロンドンの日帰り先としては最も手軽ですが、Oyster が使えない区間なので、切符だけは出発前に用意してください。
要点
- 所要(片道)
- 約30分〜1時間(ルートによる)
- 滞在の目安
- 半日。城だけなら3時間ほどで足ります
- 城の入場料
- 事前 £32/当日 £36
- Oyster
- 使えません。目的地までの切符を買ってください
- 予約
- 城は事前購入を推奨。列車は当日でも可
- 向いている人
- 王室に関心があり、丸一日は使いたくない人
ロンドンから日帰りで行ける場所はいくつもありますが、「半日で戻れて、しかも本物」 という条件を満たすのはウィンザーだけです。
バッキンガム宮殿は夏の数週間しか内部を公開しません。一方ウィンザー城は年間を通して開いていて、しかも王室が今も実際に使っています。国王が週末を過ごす城で、ここで各国の要人を迎えることもあります。「使われている城」を見られるという点で、ロンドン市内のどの王室関連スポットとも性格が違います。
移動も楽です。最短ルートなら片道40分弱。朝ゆっくり出ても、午後にはロンドンに戻れます。1日を丸ごと使いたくない人、雨の予報が出ている日の代替案としても機能します。
ひとつだけ、出発前に片付けておくことがあります。Oyster とタッチ決済が使えません。
行き方
- ロンドン側の駅
- ウォータールー(直通)またはパディントン(スラウで乗り換え)
- 運行会社
- South Western Railway(ウォータールー発)/GWR(パディントン発)
- 所要時間(片道)
- パディントン経由で約35〜40分、ウォータールー直通で約1時間
- 本数
- どちらのルートもおおむね30分に1本以上
- 運賃の目安
- 往復で£15〜25程度が目安。Advance より Off-Peak の自由度が効く距離です
- 予約
- 距離が短く運賃差も小さいので、Advance で列車を固定するより Off-Peak が扱いやすいです。平日は9時半以降の列車にすると運賃帯が下がります。
- Oyster・タッチ決済
- 使えませんウィンザーはロンドンのゾーン外です。タッチ決済で改札を通れてしまうことがありますが、正しい切符にはなりません。必ず出発前にウィンザーまでの切符を買ってください。
- Railcard
- 2人で行くなら Two Together Railcard(年 £35)が効きます。ウィンザー往復だけで元は取れませんが、日帰りを2〜3回する予定があるなら検討の価値があります。
着いてから
- 駅から中心部へ
- どちらの駅から降りても城は目の前です。ウィンザー&イートン・セントラル駅は城の入口まで徒歩3分、リバサイド駅でも徒歩7分ほど。
- 半日なら
- 城(2〜3時間)+ 城下町の散策。これで半日です。午後の早い時間にはロンドンに戻れます。
- 1日使うなら
- テムズ川を渡ってイートン校まで足を延ばすと1日になります。川沿いの遊歩道が気持ちのいい道です。
目次
1. ルートは2つ。速さか、乗り換えなしか
ロンドンからウィンザーへは、始発駅の違う2つのルートがあります。ウィンザーには駅が2つあり、どちらに着くかも変わります。
| 出発駅 | 到着駅 | 所要 | 乗り換え |
|---|---|---|---|
| パディントン | ウィンザー&イートン・セントラル | 約35〜40分 | スラウで1回 |
| ウォータールー | ウィンザー&イートン・リバサイド | 約1時間 | なし |
速いのはパディントン経由です。スラウ(Slough)で小さな支線に乗り換えますが、乗り換え自体は同じ駅の向かいのホームで、5分もかかりません。到着するセントラル駅は城の入口まで徒歩3分です。
乗り換えを避けたいならウォータールーです。20分ほど余計にかかりますが、乗ってしまえば終点まで座ったままで済みます。荷物が多い日や、小さな子ども連れならこちらが楽です。リバサイド駅から城までは徒歩7分ほど。
どちらのルートも30分に1本以上走っているので、時刻表を細かく調べなくても駅に行けば乗れます。
実務メモ
- スラウでの乗り換えは、同じホームか向かいのホームであることが多い。案内表示に Windsor & Eton Central と出る
- 帰りの列車も同じ頻度で走っている。城を出る時刻を決めておく必要はない
- ヒースロー空港からも近い。空港に近い宿に泊まっているなら、ロンドン中心部から行くより速いことがある
2. Oyster は使えません
ここだけは出発前に片付ける
ウィンザーはロンドンのゾーンの外にあります。
ロンドン市内の感覚で改札にカードをかざすと、乗れてしまうことがあります。しかし降りる駅がゾーン外なので、正しい切符を持っていない状態になります。この場合、最大運賃を引かれるか、規則上は無賃乗車として扱われます。
やることは単純です。出発前に、ウィンザーまでの切符を買ってください。駅の券売機でも、スマホのアプリでも構いません。
運賃は往復で £15〜25程度 が目安です。ウィンザーは距離が短く、Advance(列車指定)と Off-Peak の差もあまり大きくありません。列車を固定してまで数ポンド節約する価値は薄いので、Off-Peak を買って好きな列車に乗るほうが快適です。
平日に行くなら、9時半以降の列車にしてください。それだけで運賃帯が変わります。土日は終日オフピークなので、時間を気にする必要はありません。
注意
「かざせたから大丈夫」ではない
ロンドンのゾーン外へ出るとき、タッチ決済で改札を通れてしまうことがあります。通れたことは、正しい切符を持っていることを意味しません。降車駅で最大運賃を引かれるか、無賃乗車として扱われることがあります。詳しい仕組みは英国の鉄道切符の買い方にまとめてあります。
3. 城の入場料と、開いている日
入場料は事前購入 £32、当日購入 £36(大人)です。事前に買っておくほうが安く、しかも入口で並ぶ時間も短くなります。
注意すべきなのは料金より「開いている日」です。
ウィンザー城は現役の王室施設なので、王室行事があると予告なく閉まります。曜日による定休日も設定されていますが、これは時期によって変わります。さらに、エリザベス2世が眠るセント・ジョージ礼拝堂は、城が開いている日でも礼拝のため拝観できない時間帯があります。
このサイトでは、あえて「何曜日が休み」と書きません。書いた時点で古くなるからです。行く日が決まったら、公式サイトで開館日を確認してください。これは数十秒で済む作業ですが、これを飛ばすと片道40分かけて閉まった門の前に立つことになります。
所要時間は2〜3時間が目安です。ステート・アパートメンツ(公式の部屋)を見て、ドールズ・ハウスを見て、礼拝堂に寄ると、だいたいそのくらいになります。
注意
行く日の開館状況は必ず公式で
王室行事による臨時休館があり、曜日の定休も時期で変わります。出発前に公式サイトで当日の開館状況を確認してください。特に礼拝堂は、城が開いていても拝観できない時間帯があります。
4. 半日で回るなら、この順番
ウィンザーは歩く距離が短いのが利点です。駅を出た時点で城が見えているので、移動に時間を取られません。
午前に出発する場合
- 10時前後にウィンザー着(ロンドンを9時過ぎに出る)
- 城へ(2〜3時間)。事前購入のチケットを見せて入場
- 城下町で昼食(1時間)。城の門前からペスカット・ストリート周辺に店が集まっています
- 14時台の列車でロンドンへ
これで半日です。ロンドンに戻って午後をもう一つの予定に充てられます。
もう少し歩きたい場合は、昼食のあとにテムズ川を渡ってイートン校まで足を延ばします。橋を渡って15分ほど、道沿いに古い商店が並びます。校内の見学は時期が限られますが、街の雰囲気だけでも見る価値があります。これを入れると1日仕事になります。
ロング・ウォークは、時間が余ったときの選択肢です。城から南へまっすぐ4キロ伸びる並木道で、全部歩くと往復2時間かかります。入口から数百メートル入って振り返ると、並木の先に城が見える構図になります。写真を撮るならそこまでで十分です。
実務メモ
- 城の入口では空港と同じような手荷物検査がある。大きな荷物は預ける必要があるので、身軽に行くほうがいい
- 衛兵交代は城内で行われる日がある。見たいなら開館直後に入っておくと位置を取りやすい
- 城下町の店は観光地価格。昼食を安く済ませたいなら、駅の反対側まで歩くと相場が下がる
5. ウィンザーを選ぶべきか、他を選ぶべきか
ロンドン発の日帰りは選択肢が多いので、ウィンザーが向いているかどうかをはっきりさせておきます。
向いている人
- 王室に関心がある。バッキンガム宮殿が閉まっている時期に来ている
- 丸一日は使いたくない。半日でロンドンに戻りたい
- 移動で疲れたくない。乗り換えが少なく、駅から歩かない行き先がいい
- 子ども連れで、長時間の移動が難しい
他を選んだほうがいい人
- 街歩きそのものを楽しみたい → オックスフォードやケンブリッジのほうが歩きがいがあります
- 古代の遺構が見たい → バースとストーンヘンジへ
- 田園風景を見たい → コッツウォルズですが、公共交通が弱いので覚悟が要ります
ウィンザーの価値は 「短時間で本物の王室施設が見られる」 という一点に集約されます。逆に言えば、城に興味がないなら行く理由は薄いです。街そのものは小さく、城を除くと半日も持ちません。
現地の見どころ
ウィンザー城
Windsor Castle
900年以上使われ続けている、現役の王室居城です。ステート・アパートメンツ(公式の部屋)と、精巧なドールズ・ハウスが見どころ。城内は写真撮影が制限される区画があります。
- 入場料
事前購入 £32、当日購入 £36。開館日は王室行事で変わるため、必ず公式で確認してください
セント・ジョージ礼拝堂
St George's Chapel
エリザベス2世とフィリップ殿下が埋葬されている礼拝堂です。歴代の君主10人が眠っています。礼拝が行われる日は拝観できない時間帯があります。
- 入場料
城の入場料に含まれます(拝観できる曜日は限られます)
イートン校
Eton College
1440年創設の全寮制の名門校。テムズ川を渡って徒歩15分ほどです。校内の見学は限定的ですが、制服姿の生徒が歩く街並みそのものが見どころです。
- 入場料
街歩きは無料。校内見学はツアーのみで、時期が限られます
ロング・ウォーク
The Long Walk
城から南へまっすぐ約4キロ伸びる並木道。突き当たりの丘にジョージ3世の騎馬像が立ちます。全部歩くと往復2時間かかるので、入口付近から眺めるだけでも十分です。
- 入場料
無料
よくある質問
参考・公式情報
- Royal Collection Trust – Windsor Castle(入場料・開館日の公式)
- South Western Railway – Trains to Windsor Castle
- National Rail – Buying a ticket(券種の公式説明)
料金・時刻・制度は変更されます。本記事は2026年8月時点の情報です。渡航前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。