クイーンズ・ハウス

    Queen's House

    クイーンズ・ハウス

    常設展 無料
    目安 1時間

    画像: Bill Bertram / CC BY-SA 2.5, via Wikimedia Commons

    本日:10:00–17:00

    Romney Road, London SE10 9NF

    400年前、煉瓦の国に置かれた真っ白な箱。その中で、女王が地球儀に手を置いている。

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    About

    どんなところか

    グリニッジ公園の麓、国立海洋博物館の翼にはさまれて建つ白い館。建築家イニゴー・ジョーンズが1616年、ジェームズ1世の王妃アン・オブ・デンマークのために設計を始め、チャールズ1世の王妃ヘンリエッタ・マリアの代の1630年代に完成した。イングランドで最初の古典主義建築とされる。

    ジョーンズはイタリアを旅してパラディオの建築を学び、その比例の考え方をこの館に持ち込んだ。中心の大広間は一辺40フィート(約12メートル)の完全な立方体である。煉瓦と破風の館が当たり前だったイングランドに、白い箱のような建物が突然現れたことになる。

    いまはロイヤル・ミュージアムズ・グリニッジの美術館として、入館無料で公開されている。所蔵品の目玉は、1588年のスペイン無敵艦隊撃退を記念して描かれたエリザベス1世の「アルマダ・ポートレート」。2016年、建設400年に合わせた館の改修と同じ年に、公募の寄付を集めて館の所蔵になった。

    Must See

    これだけは見て帰りたい

    クイーンズ・ハウスを短時間で回るなら、まずこの3つ。 展示室の番号は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。

    1. 1

      立方体の大広間

      グレート・ホール

      一辺40フィート(約12メートル)の完全な立方体の部屋です。上階には部屋をぐるりと囲む回廊があります。天井には2016年、現代美術家リチャード・ライトが金箔で描いた模様が入りました。もとの天井画はジェンティレスキが描いたものでしたが、1708年に持ち出され、いまはロンドン中心部のマールバラ・ハウスにあります。

    2. 2

      チューリップ階段

      中心の支柱を持たない螺旋階段で、英国で最初の幾何学的な自立式の階段とされます。段の一つひとつが壁から張り出し、互いに支え合っています。手すりの鉄細工の花がチューリップに見えることからこの名で呼ばれますが、実際はユリを表したものだとも言われます。

    3. 3

      エリザベス1世の「アルマダ・ポートレート」

      1588年のスペイン無敵艦隊撃退を記念した肖像です。女王の右手は地球儀の上、アメリカ大陸の上に置かれています。背後の2つの窓には、迫る火船と、嵐で岩場に砕ける敵の艦隊。作品のページで詳しく紹介しています。

    Route

    着いてからの歩き方

    クイーンズ・ハウスに着いたら、この順に見ていくと迷いません。 展示室の番号や配置は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。

    1. 到着

      毎日開いて、入館は無料

      毎日10時から17時まで(最終入場16時15分)開いていて、入館は無料です。当日そのまま入れることが多いものの、確実に入るには公式サイトで無料の入場券を先に取っておくとよいでしょう。12月24日から26日は閉まります。最寄りはDLRのカティーサーク駅です。

    2. 見どころ

      大広間の真ん中に立って、上を見る

      入ってすぐの大広間は、一辺約12メートルの完全な立方体です。床の中央に立って、金色の天井を見上げてください。上階の回廊に上がると、同じ部屋を見下ろす視点も得られます。

    3. 見どころ

      チューリップ階段を下から見上げる

      支柱のない螺旋階段は、下から真上を見上げたときにいちばん美しく見えます。段が壁から張り出して互いに支え合う仕組みなので、中心には何もありません。白い渦がそのまま上へ抜けていく眺めです。

    4. 見どころ

      アルマダ・ポートレートの窓を読む

      女王の背後の2つの窓を、左から右へ読んでください。左は迫るイングランドの火船、右は嵐で岩場に打ち上げられるスペインの艦隊。勝利の経緯が、窓の外の景色として肖像画に組み込まれています。

    5. コツ

      グリニッジの他の館と組み合わせる

      隣は国立海洋博物館、公園の丘の上はグリニッジ天文台で、カティーサークも歩いてすぐです。有料の天文台やカティーサークの時間から逆算して、空いた時間にこの館を入れると一日が組みやすくなります。音声ガイドは無料アプリのSmartifyで聞けます。

    Artworks

    見どころ作品

    Essentials

    基本情報

    大人料金
    無料
    子ども料金
    無料
    滞在時間の目安
    1時間
    予約
    不要
    最寄駅
    Cutty Sark (DLR)(徒歩8分)
    音声ガイド
    あり
    Trivia

    知っていると見え方が変わる話

    道路をまたいで建っていた

    完成当時、この館はデットフォードとウリッジを結ぶ街道をまたいで建っていました。道の両側に建てた2つの棟を2階の橋でつないだ形で、王妃はグリニッジ宮殿の庭から公園へ、道に降りずに渡ることができたのです。道はのちに館の北側へ移され、いまのロムニー・ロードになっています。

    チューリップ階段の心霊写真

    1966年、カナダから来た牧師がチューリップ階段を撮影したところ、現像した写真に、手すりをつかんで階段を上る白い人影が写っていたとされます。撮影したとき、階段には誰もいなかったといいます。この写真はいまも、英国の心霊写真として繰り返し取り上げられています。

    Access

    場所

    Romney Road, London SE10 9NF

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