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    Britain, Argued2026年10月20日

    リフォームUKのジェンリック氏、フランスの暴動を「移民のせい」と警告 英国の予算発表は10月28日

    世相・ニュース物価・お金

    10月17日にフランス全土のデモが暴動に変わり、英国では「うちでも起きるのか」という議論が始まりました。リフォームUKのジェンリック氏はその原因を移民に求めましたが、フランスの抗議の中身は燃料代と学校です。値段の話を移民の話にすり替えると誰が得をするのか、10月28日の予算を前に考えます。

    リフォームUKのジェンリック氏、フランスの暴動を「移民のせい」と警告 英国の予算発表は10月28日

    画像: Olivier Ortelpa / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

    News

    フランスでいったい何が起きているのか、英国でも起こりうるのか

    HuffPost UK、2026年10月19日

    2026年10月19日、HuffPost UKがWhat The Hell Is Happening In France – And Could It Happen In The UK?という解説を出しました。

    発端は2日前です。10月17日(土)、フランス全土で生活費の高騰と学校の荒廃に抗議するデモがあり、内務省の発表で約55万人が参加しました。パリでは日が暮れてから略奪と放火が起き、リヨンでは観光案内所が焼かれています。ルコルニュ首相によると逮捕は約1,200人、負傷した警官は150人です。

    抗議の中身ははっきりしています。9月に高校生が始めた「教室が詰め込みすぎ、先生が足りない」という訴えに労働組合が加わり、10月17日には黄色いベスト運動も合流しました。ガソリンは1リットル2.20ユーロ(約1.85ポンド)。政府は財政赤字を理由に燃料税を下げられないと言っています。

    記事はこれを英国に引き寄せ、リフォームUKで財務担当の報道官を務めるロバート・ジェンリック氏のInstagram投稿を紹介しています。「フランスは燃えている。早く目を覚まさなければ、同じ運命が我々を待つ」。原因として挙げたのは、大量移民と多文化主義でした。

    Argument

    燃料代の暴動を、移民の暴動に読み替えると誰が得をするか

    ここからは私見です。

    フランスの抗議者が掲げた項目を並べると、教室、教員不足、燃料代、540億ユーロの歳出削減です。移民はこの一覧にありません。ジェンリック氏は、他人の家の火事を見て、出火原因を自分の得意分野に書き換えたことになります。

    移民はリフォームUKの最強の札で、生活費は財務担当が数字で答えを迫られる札です。

    そして数字は意外に気まずいものです。RACによると、2026年10月9日時点で英国の軽油は1リットル199.9ペンス。フランスの約1.94ポンドより、英国のほうが高いのです。ガソリンも174.8ペンスで、ほぼ並んでいます。値段で暴動が起きるなら、英国はとっくに燃えています。

    燃えないのは英国人が我慢強いからではありません。2024年夏に英国で起きた暴動の火種は、物価ではなく、移民をめぐるネット上のデマでした。英国の街を燃やすのは燃料代より噂のほうで、「移民のせいだ」という警告は、その噂の側に薪をくべています。

    これから決まるのは燃料代の側です。10月28日にヒーリー財務相が初めての予算を発表します。2022年からの燃料税5ペンス減税は12月末で切れ、1月1日に3ペンス、3月1日にさらに2ペンス上がる予定です。延長するかが焦点です。リフォームUKの財務担当が、移民ではなくこの5ペンスに何を言うか、見ものです。

    英国のいまを、もう一本。

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