【9月27日まで】テート・ブリテンのホイッスラー展が閉幕 — 欧州では30年ぶりの大回顧展
9月21日〜9月27日Tate BritainPimlico
£24(割引£22 / 16〜25歳は£5 / 会員無料)
ジェームズ・マクニール・ホイッスラーの回顧展が9月27日(日)で終わる。ヨーロッパで開かれる本格的なホイッスラー展としては30年ぶりで、次にこの規模がまとまるのがいつになるかは誰にも分からない。
アメリカに生まれ、ロシアで少年期を過ごし、パリを経てロンドンに住み着いた画家で、ヴィクトリア朝の「絵は物語を語るもの」という常識にまっすぐ逆らった人物として知られる。展示は10代のサンクトペテルブルク時代から最晩年の自画像までを通しで並べ、有名な油彩に加えて、めったに出ない素描・版画・室内装飾のデザインまで含む。テムズ川の夜を描いた『ノクターン』の連作は、批評家ジョン・ラスキンに「絵の具の壺を公衆の顔に投げつけた」と書かれて裁判沙汰になったもので、実物の前に立つと、その言いがかりがどれだけ的外れだったかがよく分かる。
料金は£24、割引£22。16〜25歳は Tate Collective に登録すれば£5になり、会員は予約不要で無料。£5は登録さえすれば当日その場で取れるので、対象年齢なら使わない手はない。音声ガイドは£5。
最終週の週末は確実に混む。落ち着いて見たいなら平日の午前に入るか、最終日を避けて21〜25日のうちに行くこと。テート・ブリテンはピムリコ駅から徒歩8分ほどで、テート・モダンとの間は往復のボート(Uber Boat by Thames Clippers)でも結ばれている。
公式サイト出典: Tate