ウィンザー城Windsor Castle
イギリス王室の歴史ある城
- 料金
- 大人 £31〜 / 子ども £15.5〜
- 所要時間
- 2〜3時間
- 最寄駅
- Windsor & Eton Central 徒歩3分
- 開館時間
- 10:00〜17:15 (最終入場16:00)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
11世紀に建てられた、現存する世界最古級の王室の城のひとつ。エリザベス女王の公邸としても使われ、広大な庭園や豪華な内装を見学できる。セント・ジョージ礼拝堂では王室の結婚式や葬儀が行われることもあり、歴史的な王室行事を体感できる。城内の武器コレクションや美術品も必見。
このページの内容
着いてからの歩き方
ウィンザー城に着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
休みの曜日を先に確認する
いまも王室が使う城なので、開いている曜日が限られます。7〜9月は水曜のみ休み、それ以外の時期は火曜と水曜が休み。加えて公式行事で臨時休城になることが年に数回あります。ロンドンから40分かけて行って閉まっていた、が起こりうる場所なので、前日に公式の開城カレンダーを見てください。
- コツ
着いたらまず礼拝堂へ
セント・ジョージ礼拝堂は平日16:00に閉まり、日曜は礼拝のため見学できません。ステートアパートメントを先に回ると閉まっていることがあるので、順路の都合がつくなら礼拝堂を先に見ておくのが安全です。
- 見どころ
セント・ジョージ礼拝堂
ヘンリー8世とその3番目の妃ジェーン・シーモア、チャールズ1世、そしてエリザベス2世とフィリップ殿下が眠ります。ガーター勲章の本拠地でもあり、天井から騎士たちの旗が下がっています。撮影は禁止です。
- 見どころ
ステートアパートメント
国賓の接遇に使われる部屋で、レンブラントやルーベンス、ヴァン・ダイクがそのまま壁に掛かっています。1992年の火災で大きく焼けた区画があり、修復された部分と焼け残った部分では天井の意匠が違います。館内は撮影禁止です。
- 見落としやすい
クイーン・メアリーのドールハウス
1924年に作られた1/12スケールの邸宅。電気が通り、水道から本当に水が出て、蔵書は当時の作家が実際に書き下ろした豆本です。ワインセラーには本物のワインが入っています。子どものおもちゃではなく、当時の英国工芸の総力を見せるために作られたものです。
- コツ
衛兵交代の日は混む
衛兵交代は火・木・土に行われます(変更されることがあるので要確認)。見たいなら早めに、静かに城を見たいならその曜日を避けるのが賢明。町なかを行進する隊列は無料で見られます。
歴史
ウィンザー城の起点は、ロンドン塔と同じくウィリアム1世です。1070年代、征服したイングランドを押さえるため、ロンドンを囲むように築いた要塞群のひとつでした。テムズ川を見下ろす丘の上という立地は、防御と監視のために選ばれています。
当初は木造の砦でしたが、12世紀のヘンリー2世が石造りに改めます。以後900年以上、歴代の君主が住居として使い続けました。現在も国王の公邸として使われており、「現存する世界最古級の、いまも人が住んでいる城」と呼ばれるのはそのためです。
エリザベス2世は週末をここで過ごすことを好み、晩年は生活の拠点にしていました。2022年に亡くなったあと、セント・ジョージ礼拝堂に埋葬されています。
つまりこの城は、博物館になった城ではありません。要塞として始まり、住居であり続けている建物です。見学できるのは、その一部が公開されているという形になります。
1992年の火災が、王室の見せ方を変えた
1992年11月20日午前11時半ごろ、ヴィクトリア女王の私的礼拝堂から火が出ました。原因はスポットライトが祭壇脇のカーテンに接触したことです。
火は隣のセント・ジョージ・ホールへ一気に広がりました。7つの州から225人の消防士が駆けつけ、36台のポンプで150万ガロンの水を放ちましたが、鎮火まで15時間かかっています。焼損したのは115室、うち豪華なステート・ルームが9室でした。
修復には5年と £36.5M を要し、1997年11月20日に完了します。火災からちょうど5年後、しかもエリザベス2世夫妻の金婚式の日でした。セント・ジョージ・ホールは14世紀の姿に近づける方針で再建され、英国産オークによるハンマービーム構造の屋根が新たに架けられています。
この火災には後日談があります。修復費を誰が負担するのかが国民的な議論になり、その答えとしてバッキンガム宮殿の夏期公開が始まりました。入場料を修復費に充てるためです。いまロンドンで宮殿の中を見学できるのは、この火災がきっかけでした。
エリザベス2世がその年を「アナス・ホリビリス(ひどい年)」と呼んだのも、この火災が決め手になっています。
豆知識
- メアリー王妃のドールハウスは、本当に機能する。1924年に建築家エドウィン・ラッチェンスが手がけた1/12スケールの邸宅で、電気が通り、水道の水が流れ、水洗トイレが作動します。書庫には作家が実際に書き下ろした極小の本が並び、ワインセラーには本物のワインが入っています。単なる玩具ではなく、当時の一流の職人と作家を総動員した工芸品です。
- セント・ジョージ礼拝堂には10人の君主が眠る。ヘンリー8世とジェーン・シーモア、内乱で処刑されたチャールズ1世、ジョージ6世、そしてエリザベス2世とフィリップ殿下。2018年のハリー王子とメーガン妃の結婚式もここで行われました。
- 城の名を王家が名乗っている。第一次大戦中、英王室のドイツ系の家名(サクス=コバーグ=ゴータ)が問題になり、1917年にジョージ5世が改称しました。選ばれたのがこの城の名で、以後の王家はウィンザー朝です。建物の名前が王朝名になった珍しい例です。
- ラウンド・タワーの旗で在城が分かる。国王がいるときはロイヤル・スタンダード、不在のときはユニオンジャックが揚がります。
見学できる範囲は日によって変わる
現役の公邸なので、公務が入るとステート・アパートメントが閉まります。セント・ジョージ礼拝堂も、日曜は礼拝のため見学できません。行ってから知ると予定が崩れるので、訪問日の公開状況を公式サイトで確認してください。
ロンドン中心部からは離れており、往復の移動を含めると半日以上かかります。城の見学自体も2〜3時間は要するため、ほかの予定を詰め込みすぎないほうが無難です。
入場券にはマルチメディアガイドが含まれ、日本語にも対応しています。受け取ってから進んでください。
衛兵交代式が城内で行われる日もありますが、実施日は不定期です。これも事前確認が要ります。
場所とアクセス
みんなの口コミ
ウィンザー城を訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
まだコメントはありません。最初の投稿をお待ちしています。


