レドンホール・マーケットLeadenhall Market
歴史と美食が融合したシティ・オブ・ロンドンの華麗な屋内マーケット
- 料金
- 無料
- 所要時間
- 30分
- 最寄駅
- リバプール・ストリート駅
- 開館時間
- 通路は常時開放 (店舗の営業時間は個別に異なる)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
レドンホール・マーケットは14世紀から続くロンドンの歴史市場で、現在の華麗な鉄骨ガラス屋根は19世紀にホレス・ジョーンズによって設計された。宝飾店や衣料品店から、ワインバー、レストラン、カフェまで揃う人気スポットで、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のダイアゴン横丁のロケ地としても有名。観光と食事のどちらでも楽しめるロンドン屈指の美しい市場。
このページの内容
着いてからの歩き方
レドンホール・マーケットに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
曜日を間違えると誰もいない
金融街のど真ん中にあるため、店が開いているのは平日中心です。建物自体は24時間通り抜けられますが、週末に行くとシャッターの下りた無人の通路を歩くことになります。活気を見たいなら平日の昼、写真を撮りたいなら逆に週末の早朝が狙い目です。
- 見どころ
1881年の鉄とガラスの屋根
設計はタワーブリッジと同じサー・ホレス・ジョーンズ。緑・えんじ・クリーム色に塗り分けられた錬鉄の骨組みと、そこに架かるガラス屋根が見どころです。19世紀の市場建築がこれほど原形をとどめている例は多くありません。首が痛くなるまで見上げてください。
- 見どころ
ダイアゴン横丁として撮られた場所
『ハリー・ポッターと賢者の石』で、ダイアゴン横丁の外観として撮影されました。ブルズ・ヘッド・パッセージにある青い扉が、映画では「漏れ鍋」の入口です。実際には眼鏡店の扉で、何の変哲もないのですが、知って見ると印象が変わります。
- 見落としやすい
足元にローマの中心がある
ここはローマ時代のロンディニウムのど真ん中で、地下にフォルム(広場)とバシリカ(公会堂)の遺構が眠っています。西暦100年ごろに建て直されたこのバシリカは、アルプス以北で最大、イタリア国外でも最大級でした。敷地はトラファルガー広場より広かったと考えられています。柱の基部がグレースチャーチ・ストリート90番地の地下に保存されていて、2,000年ずっとこの一角が街の中心だったことになります。
- コツ
パブで一杯やるのが正しい
観光施設ではなく、いまも金融街の人が使う市場です。平日の夕方には、仕事帰りの人がパブから通路にあふれて立ち飲みしています。その時間に混ざるのが、この場所の一番自然な楽しみ方です。
ローマ時代の広場が、そのまま市場であり続けている
この一帯には西暦70年ごろ、ロンディニウムのフォルム(広場)とバシリカ(集会所・法廷)が置かれた。100年ごろに建て替えられたバシリカはアルプス以北で最大、面積はトラファルガー広場より広かったとされる。フォルムには商店や両替商が並んでいた。
つまりこの場所は、約2,000年前から商いの中心だった土地に、今も市場が建っているということになる。ロンドンで「古い」と言われる場所は多いが、用途まで連続している例は多くない。バシリカ南側の柱脚の一部は、グレイスチャーチ・ストリート90番地の地下に保存されている。
市場としての記録は1309年の「Ledenehalle」に遡る。名前は鉛葺きの屋根を持つ館の中庭で市が開かれていたことに由来する。1345年にはエドワード3世が、ロンドン市民以外の業者が家禽を売ってよい場所としてここを指定した。1666年のロンドン大火で市場も被害を受け、再建の際に初めて屋根のある構造になっている。
ヴィクトリア朝の鉄とガラスに置き換わった理由
現在の建物は1881年、市の建築家ホレス・ジョーンズ(Sir Horace Jones)の設計で完成した。費用は99,000ポンド。石造だったそれまでの構造を、錬鉄とガラスに置き換えている。
ジョーンズはビリングスゲート魚市場やスミスフィールドの食肉市場も手がけ、タワーブリッジの設計者でもある。19世紀後半のロンドンで市場建築を鉄骨に切り替えていったのは、広い無柱空間と採光をとるためだった。天井まで抜けた通路に自然光が落ちるのは、生鮮品を扱う市場として合理的な設計である。
意匠の手本はミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアだった。深緑と臙脂に金を差した現在の塗装は後年のものだが、アーケードの構成そのものは開業時から変わっていない。
豆知識
- 1881年の建て替えでジョーンズが基礎を掘った際、下からローマ時代のバシリカの一部が出てきた。市場を作り直そうとして、2,000年前の市場の跡を掘り当てたことになる
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』の撮影に使われた。ダイアゴン横丁そのものではなく、漏れ鍋へ向かう路地としてこの一帯が映っている
- 『裏切りのサーカス』(Tinker Tailor Soldier Spy)のロケ地でもある
- 週末は多くの店が閉まる。金融街の只中にあり、客層が平日の勤め人だからで、観光地としての時間帯とはずれている
場所とアクセス
みんなの口コミ
レドンホール・マーケットを訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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