ロイヤル天文台グリニッジは、天文学と航海の歴史を伝える施設で、特に世界標準時（GMT）の基準点として有名です。天文台は17世紀に設立され、かつては航海士が正確な経度を測定するための観測や研究が行われていました。館内では、歴代の天文機器や望遠鏡、天文時計、星図などが展示されており、天文学の発展や航海技術の歴史を学ぶことができます。また、「本初子午線（Prime Meridian）」が敷かれた場所では、東経0度・西経0度をまたいで記念撮影ができるため、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。さらに、プラネタリウムや天体観測の体験プログラムもあり、科学と歴史を同時に楽しめる施設です。