子ども番組の皮をかぶった、笑えて少し刺さる大人の青春劇。
チケットの選び方はチケットの買い方・お得な料金ガイドもあわせてどうぞ。
- 劇場
- Shaftesbury Theatre(Holborn (Central, Piccadilly) / Tottenham Court Road 徒歩5分)
- 上演時間
- 2時間15分
- 年齢の目安
- 13歳以上が目安
- 英語
- 歌と台詞が半々
アベニューQ のあらすじと見どころ
物語の芯と見どころの紹介です。幕ごとのあらすじと結末は、 読みたい人だけが開ける形で下にまとめています。
幼いころテレビで見た、パペットが歌いながら人生の大切なことを教えてくれる番組。あの形式のまま、大人になった自分たちの話をやったらどうなるか——それが『アベニューQ』です。
主人公のプリンストンは、英文学の学位を取って大学を出たばかり。でも、それで何ができるのかは誰も教えてくれません。家賃を払える街を探して行き着いたのが、ニューヨークのはずれの通り「アベニューQ」でした。
そこに住むのは、売れないコメディアンとその婚約者、部屋にこもってネットばかり見ている怪獣、怪獣のための学校を作るのが夢の優しい怪獣ケイト。みんな、子どものころに思い描いた大人にはなれていません。
明るい歌に乗せて、人種差別や性、失業、人生の目的といった話題があっけらかんと歌われます。笑っているうちに、自分の話を聞かされている気分になる作品です。
主な登場人物
- プリンストン主人公
大学を出たばかりの青年。自分の「人生の目的」が何なのか分からず、それを探し続けている。
- ケイト・モンスター幼稚園の助手
怪獣のための学校を作る夢を持つ、まっすぐな性格の怪獣。プリンストンに惹かれていく。
- ロッド銀行員
几帳面で堅物の銀行員。同居人ニッキーへの本当の気持ちを、誰にも言えずにいる。
- ニッキーロッドの同居人
気のいい怠け者。ロッドが隠していることに気づいている。
- トレッキー・モンスター隣人
部屋にこもってインターネットばかり見ている怪獣。意外なところで物語を動かす。
- ルーシー歌手
色気で男を振り回す歌手。プリンストンとケイトの間に割り込む。
- ゲイリー・コールマンアパートの管理人
かつての人気子役(実在の人物)という設定。子役時代の稼ぎを失い、いまは管理人をしている。
- ブライアンとクリスマス・イヴ住人の夫婦
売れないコメディアンと、日本から来たセラピスト。彼女は資格を二つ持っているのに、客が一人もいない。
この作品の見どころ
裏話『ウィキッド』を抑えてトニー賞作品賞を取っている
2004年のトニー賞で、作品賞・脚本賞・楽曲賞の3部門を受賞しました。この年の作品賞の対抗は『ウィキッド』。オフ・ブロードウェイの小さな劇場から始まったパペット劇が大作を破ったことは、いまも語り草です。
裏話作者の一人は、のちに『アナと雪の女王』の歌を書いた
作詞作曲のロバート・ロペスは、この作品のあと『ブック・オブ・モルモン』を共作し、さらに妻のクリステン・アンダーソン=ロペスと『アナと雪の女王』の歌を書きました。いたずらっぽい歌詞の切れ味は、この頃からすでに発揮されています。
人形遣いが隠れていない
パペットを動かす俳優は、灰色の地味な服で舞台に立ち、観客から丸見えのまま演じます。最初は人のほうに目が行きますが、すぐに俳優の表情とパペットの表情が重なって見えてきます。一人の俳優が場面ごとに別のパペットを受け持つこともあり、その切り替えも見どころです。
20年ぶりにウエストエンドへ戻ってきた
ロンドン初演は2006年のノエル・カワード劇場で、劇場を移りながら2010年まで続きました。今回はその20周年を記念した再演で、2027年1月3日までの期間限定です。劇場が改修工事中のため、最上階のグランドサークルを閉じた状態で上演しています。
中身ははっきり大人向け
劇場の推奨は13歳以上です。パペット同士のきわどい場面や、人種差別を題材にした歌があります。かわいい人形劇を想像して子どもと行く作品ではありません。
基本情報
観に行く前に
アベニューQ を観る日を決めるための情報です。2026年9月時点。演出の改訂で上演時間が変わることがあるため、当日の予定は 公式サイトの案内も確認したうえで組んでください。
- 上演時間
- 2時間15分
- 年齢の目安
- 13歳以上が目安劇場が案内する推奨年齢です。入場制限とは限りません。
- 英語のハードル
- 歌と台詞が半々歌と台詞が交互に来る一般的な構成です。要点は歌で繰り返されることが多く、台詞を取りこぼしても筋を見失いにくくなっています。子ども番組のパロディなので単語そのものは易しめですが、笑いの大半は下ネタと言葉遊び、アメリカの大衆文化のネタです。テンポも速く、笑いどころを逃さず追うには聞き取りに慣れが要ります。
劇場情報
座席の選び方や最寄り駅はShaftesbury Theatreの劇場ガイドにまとめています。
