ウィリアム・モリス・ギャラリー

    William Morris Gallery

    ウィリアム・モリス・ギャラリー

    常設展 無料
    目安 1.5時間

    画像: WeeJeeVee / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

    本日:10:00–17:00

    Lloyd Park, Forest Road, London E17 4PP

    壁紙の柄を描いた手と、労働者の前で演説した声が、同じ家の9つの部屋に並んでいる。

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    About

    どんなところか

    ロンドン北東部ウォルサムストウの公園の中に建つ、1762年のジョージ王朝様式の邸宅「ウォーター・ハウス」。デザイナーで詩人、社会運動家でもあったウィリアム・モリスが、1848年から1856年、14歳から22歳までを家族と過ごした家で、いまはモリスの生涯と仕事を扱う無料の美術館になっている。

    1950年に首相クレメント・アトリーの手で開館した。9つの部屋で、少年時代から、モリス商会の壁紙や織物、染めと織りの工房の技法、晩年のケルムスコット・プレスの本づくり、そして社会主義者としての活動までを追う。美しいものを作ることと、それを誰が作り誰が使えるのかを問うことが、モリスの中ではひとつの仕事だったことが分かる構成である。

    2011年から2012年の改修を経て、2013年には英国の年間最優秀博物館(ミュージアム・オブ・ザ・イヤー)に選ばれた。2026年は再び改修のために閉館し、10月3日に再開する。裏手に広がるロイド・パークは、もとはこの家の庭だった。

    Must See

    これだけは見て帰りたい

    ウィリアム・モリス・ギャラリーを短時間で回るなら、まずこの3つ。 展示室の番号は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。

    1. 1

      モリス商会の壁紙と織物

      モリスが仲間と興したモリス商会の壁紙、織物、タイル、ステンドグラスが並びます。植物と鳥を組み合わせた図柄には、いまも手刷りで作られ続けているものがあります。工房の技法を扱う部屋では、一枚の柄が上下左右に途切れず繰り返すよう、どう設計されているかが分かります。

    2. 2

      ケルムスコット・プレスの本

      晩年のモリスはハマースミスで印刷所ケルムスコット・プレスを開き、活字の書体から紙まで自分で決めた本を作りました。中世の写本を思わせる、文字と装飾がぎっしり詰まったページです。

    3. 3

      社会主義者モリスの部屋

      モリスは後半生、社会主義の運動に身を投じ、街頭で演説し、機関紙を出しました。美しいものを作る人が、それを買えない人のことを考え続けた記録です。デザインの展示だけ見て帰ると、この館の半分を見落とします。

    Route

    着いてからの歩き方

    ウィリアム・モリス・ギャラリーに着いたら、この順に見ていくと迷いません。 展示室の番号や配置は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。

    1. 到着

      2026年10月3日に再開。月曜は休み

      2026年は改修のため建物が閉まっていて、10月3日(土)に再開します。開くのは火曜から日曜の10時から17時で、月曜は閉まります。入館は無料です。

    2. 到着

      ウォルサムストウ・セントラル駅から歩く

      最寄りはヴィクトリア線とオーバーグラウンドのウォルサムストウ・セントラル駅で、北へ15分ほど歩きます。中心部からヴィクトリア線で乗り換えなしで来られます。

    3. 見どころ

      9つの部屋を、最後まで歩く

      展示は9つの部屋で、少年時代から晩年までをおおむね順にたどります。モリスの名前を壁紙で知っている人ほど、後半の社会主義の部屋で印象が変わります。途中で引き返さず、最後の部屋まで歩いてください。

    4. 見落としやすい

      裏の公園へ出る

      建物の裏はロイド・パークで、もとはこの家の庭です。家の名前の由来になった堀が、いまも公園の中に残っています。晴れていれば、見学のあとにカフェで何か買って庭に出てください。

    5. コツ

      モリスをもっと追うなら、西のハマースミスへ

      モリスが晩年を過ごしたハマースミスのケルムスコット・ハウスや、盟友の印刷家の家が残るエメリー・ウォーカーの家は、観光スポットのページで紹介しています。ウォルサムストウは少年時代、ハマースミスは晩年。両方を見ると、ひとりの人の一生がロンドンの東西にまたがっているのが分かります。

    Essentials

    基本情報

    大人料金
    無料
    子ども料金
    無料
    滞在時間の目安
    1.5時間
    予約
    不要
    最寄駅
    Walthamstow Central(徒歩15分)
    カフェ
    Trivia

    知っていると見え方が変わる話

    地元選出の首相が開いた

    1950年の開館式を務めたのは、首相クレメント・アトリーでした。戦後の労働党政権を率いた人物が、社会主義者でもあったモリスの記念館を開いたことになります。アトリーはこのとき、地元ウォルサムストウ選出の下院議員でもありました。

    新聞王の家から、公園と美術館へ

    モリス家が去ったあと、家は新聞社主エドワード・ロイドの手に渡りました。1900年にロイドの息子が家と庭をウォルサムストウに寄贈し、庭は公園に、家はのちに美術館になりました。公園の名前ロイド・パークはここから来ています。

    Access

    場所

    Lloyd Park, Forest Road, London E17 4PP

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