V&A East Museum
V&Aイースト・ミュージアム
18世紀の絹のドレスと地元クラブのサッカーのユニフォームが、「なぜ作るのか」という同じ問いの答えとして並んでいる。
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どんなところか
2012年ロンドン五輪の会場跡、クイーン・エリザベス・オリンピック・パークの水辺に2026年4月18日に開いた、V&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)の新館。サウス・ケンジントンの本館、ベスナル・グリーンのヤングV&A、スコットランドのV&Aダンディーなどに続く、V&Aとして6つ目の拠点にあたる。入館は無料。
本館が数千年ぶんの工芸とデザインを時代と素材で分けて見せるのに対し、こちらが向いているのはいまである。常設展示「Why We Make(なぜ人はものを作るのか)」には、V&Aの収蔵品から選んだ500点以上が並ぶ。1744年に仕立てられた絹のドレスと、2023年の地元サッカークラブ、ウォルサムストウFCのユニフォームが、同じ問いの下に置かれている。アレキサンダー・マックイーンやヴィヴィアン・ウエストウッドの服、カーニバルやバレエの衣装、ヤインカ・イロリの椅子もここにある。
設計はアイルランドの建築事務所オドネル+トゥオミー。形のすべて異なる479枚のプレキャスト・コンクリートのパネルで包んだ、5階建ての建物である。計画の段階で、3万人を超える若い人から意見を集めたという。木曜と土曜は22時まで開いていて、夜の博物館として使える。
これだけは見て帰りたい
V&Aイースト・ミュージアムを短時間で回るなら、まずこの3つ。 展示室の番号は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
- 1
常設展示「Why We Make」
常設ギャラリー
V&Aの収蔵品から選んだ500点以上で、「人はなぜものを作るのか」を問う常設展示です。本館のように時代や素材で部屋を分けるのではなく、問いを軸に組まれているので、1744年の絹のドレスと2023年のサッカーのユニフォームが同じ展示の中に並びます。本館で縦に見てきたものを、ここでは横に切って見ることになります。
- 2
20世紀以降の作り手たち
トリニダード出身で英国のテキスタイルを塗り替えたアルシア・マクニッシュの1959年の布《ゴールデン・ハーベスト》、ロンドン生まれのヤインカ・イロリが2015年に作った椅子《キャプテン・フック》、モリー・ゴダードの服。本館では長い歴史の最後尾に置かれがちな作り手が、ここでは主役として並びます。
- 3
形の違う479枚のパネルでできた建物
外観
設計はアイルランドの建築事務所オドネル+トゥオミー。外壁は形のすべて異なる479枚のプレキャスト・コンクリートのパネルでできていて、見る角度と時間で表情が変わります。公園を歩いて近づくときに、一度立ち止まって全体を見てください。
着いてからの歩き方
V&Aイースト・ミュージアムに着いたら、この順に見ていくと迷いません。 展示室の番号や配置は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
- 到着
ストラトフォード駅から公園を抜けて歩く
最寄りはストラトフォード駅で、駅前のショッピングセンターを抜け、オリンピック公園に入って水辺まで10〜15分ほど歩きます。正面入口はアクアティクス・センター側の遊歩道に面しています。入館は無料で予約は要りませんが、混む時間帯は入口に列ができることがあります。
- 見どころ
まず常設展示「Why We Make」へ
常設展示は500点以上あり、「なぜ作るのか」という問いを軸に組まれています。何年のものかより、誰が何のために作ったかを読みながら回ると、18世紀のドレスと現代のユニフォームが同じ場所にある理由が見えてきます。
- コツ
企画展は有料。常設だけでも成立する
企画展は別料金です。常設展示だけで1時間半は見られるので、料金を払うかどうかは常設を見終えてから決めても遅くありません。
- コツ
木曜と土曜は夜22時まで
木曜と土曜は22時まで開いています。昼のオリンピック公園を歩いたあと、夕方から入って夜に出るという組み立てができます。ほかの曜日は18時で閉まります。
- 見落としやすい
ストアハウスは公園の反対側
同じV&Aイーストの名を持つ倉庫型のストアハウスは別の建物で、公園の北西側のヒア・イーストにあります。歩くと20分ほどかかるので、両方回るなら半日を見てください。ストアハウスも入館は無料です。
基本情報
- 大人料金
- 無料
- 子ども料金
- 無料
- 滞在時間の目安
- 2時間
- 予約
- 不要
- 最寄駅
- Stratford(徒歩12分)
知っていると見え方が変わる話
3万人の若者が計画に意見を出した
館長ガス・ケイスリー=ヘイフォードのもと、建物と展示の計画段階で3万人を超える若い人から意見を集めています。最初から若い来館者を中心に据えて作られた博物館です。
倉庫のほうは別の建物
同じ「V&Aイースト」の名で、2025年5月に倉庫型のストアハウスが先に開いています。設計はニューヨークのディラー・スコフィディオ+レンフロ。25万点を超える収蔵品と35万冊の本を収めた倉庫の中を歩けるほか、見たい品を予約して手元で見せてもらう仕組みもあります。9万点を超えるデヴィッド・ボウイのアーカイブを収めたデヴィッド・ボウイ・センターもこちらです。
場所
East Bank, 107 Carpenters Road, London E20 2AR
みんなの口コミ
V&Aイースト・ミュージアムを訪れた感想や、次に行く人へのアドバイスがあれば教えてください。
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