Handel Hendrix House
ヘンデル・ヘンドリックス・ハウス
《メサイア》が書かれた部屋の壁の向こうで、200年後、ひとりのギタリストがヘンデルのレコードに針を落とした。
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どんなところか
メイフェアのブルック・ストリートに並ぶ2軒のジョージ王朝様式の家。25番地には作曲家ヘンデルが1723年から1759年に亡くなるまで36年間住み、23番地の最上階にはギタリストのジミ・ヘンドリックスが1968年から1969年まで住んだ。200年あまりを隔てて、同じ通りの隣同士である。1枚の入場券で両方の家に入れる。
ヘンデルはこの家の最初の住人だった。1741年の《メサイア》をはじめ、《王宮の花火の音楽》などをここで書き、2階の表の部屋に歌手や奏者を集めて稽古をした。家はその時代の内装に戻され、チェンバロの置かれた部屋で演奏会が開かれている。
ヘンドリックスの部屋は、恋人キャシー・エッチンガムの記憶と当時の写真をもとに、2016年に再現された。壁掛けの布やレコードまで、1969年の姿に近づけてある。隣にヘンデルが住んでいたと知った彼は、ヘンデルのレコードを買いに行ったと伝えられている。改修を経て2023年に再開し、現在の名前になった。
これだけは見て帰りたい
ヘンデル・ヘンドリックス・ハウスを短時間で回るなら、まずこの3つ。 展示室の番号は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
- 1
ヘンデルの稽古の部屋と作曲の部屋
25番地 2階
ヘンデルは2階の表の部屋に歌手や奏者を集めて稽古をし、奥の部屋で作曲しました。《メサイア》もこの家で書かれています。いまは当時の内装に戻され、チェンバロが置かれています。演奏会の日には、ヘンデルが自分の音楽を鳴らした部屋で、その曲を聴くことになります。
- 2
ヘンドリックスの寝室
23番地 最上階
ヘンドリックスが恋人と暮らした最上階のフラットの寝室が、当時の写真をもとに再現されています。派手な壁掛けの布、床に積まれたレコード。取材もこの部屋で受けていました。彼が「初めての自分の家」と呼んだと伝えられる部屋です。
- 3
並んだ2枚のブルー・プラーク
建物の正面
通りに面した壁には、ヘンデルとヘンドリックスそれぞれのブルー・プラークが掛かっています。18世紀の作曲家と20世紀のギタリストの記念銘板が隣り合う、ロンドンでも珍しい光景です。
着いてからの歩き方
ヘンデル・ヘンドリックス・ハウスに着いたら、この順に見ていくと迷いません。 展示室の番号や配置は改装で変わることがあるので、当日は館内の案内で確認してください。
- 到着
月曜と火曜は休み
開くのは水曜から日曜の10時から17時で、最終入場は16時です。月曜と火曜は閉まります。ボンド・ストリート駅から歩いて数分の、メイフェアの落ち着いた通りにあります。
- コツ
料金は年齢で変わる
大人は£14.50、学生は£10.50、13〜17歳は£5です。12歳以下は家族と一緒なら無料。1枚の券で、ヘンデルの家とヘンドリックスの部屋の両方に入れます。
- 見どころ
ヘンデルの家から、隣へ移る
展示は2軒に分かれています。先にヘンデルの家で18世紀の部屋を見てから、ヘンドリックスの部屋に移るのがおすすめです。チェンバロの部屋からレコードの積まれた寝室へ、200年の隔たりが数歩で縮まります。
- 見落としやすい
演奏会の予定を確かめる
ヘンデルの時代の楽器を使った演奏会が、この家の部屋で開かれています。日程が合えば、見学とは別にこちらを予約する価値があります。
- コツ
出たら、通りの向かいから壁を見る
見学を終えたら、通りの向かい側から建物を見てください。隣り合う2軒の壁に、ヘンデルとヘンドリックスのブルー・プラークが並んでいます。
基本情報
- 大人料金
- £14.5
- 滞在時間の目安
- 1.3時間
- 予約
- 不要
- 最寄駅
- Bond Street(徒歩4分)
知っていると見え方が変わる話
《メサイア》は3週間あまりで書かれた
ヘンデルは1741年の夏、この家で《メサイア》を3週間あまりで書き上げました。初演は翌1742年、ロンドンではなくダブリンでした。
200年前の隣人
ヘンドリックスは、200年前の隣人がヘンデルだったと知ると、ヘンデルのレコードを買いに行ったと伝えられています。部屋でヘンデルの幽霊を見たと話していた、という逸話まで残っています。
場所
25 Brook Street, London W1K 4HB
みんなの口コミ
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