ヴィヴィアン・ウエストウッドVivienne Westwood

    ファッション
    1971年創業
    ロンドン・キングス・ロード

    パンクの服を作った店が、そのまま英国を代表するブランドになった。王冠に土星の環を足したロゴは「体制の外を回る」という意味。

    ヴィヴィアン・ウエストウッド

    画像: Kwh1050 / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

    価格の目安

    £100〜900

    旗艦店

    World's End(ワールズ・エンド)

    最寄り: Sloane Square 駅(徒歩20分以上、バス推奨)

    ヴィヴィアン・ウエストウッドの特徴

    ウエストウッドの特異さは、英国の伝統を最も深く研究した人が、それを最も激しく壊したという点です。

    タータン、コルセット、17〜18世紀の裁断。彼女が使う材料はどれも英国の由緒正しいものです。それを本来の文脈から引き剥がして組み直す。保守と破壊が同じ人の中で同時に起きているのがこのブランドの中身です。

    キングス・ロード430番地は聖地 1971年から続く店が、今も同じ番地で営業しています。パンクという文化が実際に生まれた場所が、観光地ではなく現役の店として残っている。ロンドンでこの条件を満たす場所はそう多くありません。

    小物なら手が届く 服は £400 以上しますが、オーブのロゴが入った小物は £100 前後から。ネックレスやカードケースは土産として分かりやすく、荷物にもなりません。

    日本での人気が高い分、本国との差が効く 日本に熱心な客層があるブランドですが、本国のほうが在庫の幅が広く、セール期の下げ幅も大きくなります。

    ヴィヴィアン・ウエストウッドの歴史

    ヴィヴィアン・ウエストウッドは1941年ダービーシャー生まれ。もとは小学校の教師でした。服飾の教育は受けていません。

    SEX という店

    1971年、当時のパートナーだったマルコム・マクラーレンとキングス・ロード430番地に店を開きます。店名は何度も変わりました。Let It Rock、Too Fast to Live Too Young to Die、そして1974年に SEX

    マクラーレンが売り出したバンドがセックス・ピストルズです。彼らが着ていたのがこの店の服でした。破いた布、安全ピン、ボンデージ。パンクの見た目は、この店で作られてバンドが着たという順序で広まりました。

    服が音楽に付随したのではなく、服のほうが先にあったというのがこの店の位置づけです。

    王冠に土星の環を足す

    1980年代、彼女の関心は歴史のほうへ深く入っていきます。17〜18世紀の裁断を研究し、コルセットを現代の服として作り直し、タータンを使い始めました。

    その途中の1987年、オーブ(Orb)が生まれます。英国王室の宝器である主権の宝珠を象りながら、土星の環を足したものです。

    意味ははっきりしています。王冠は伝統、環は**「体制の外側を回る」**こと。伝統を否定するのではなく、伝統を持ったまま軌道の外に出る。教師だった人がパンクの店を開き、そのままタータンの研究者になったという経歴が、記号1つに収まっています。

    現在

    キングス・ロード430番地の店は、World's End の名で今も営業しています。看板の時計は針が逆回転することで知られます。

    2022年に本人が亡くなった後もブランドは続いています。

    World's End の看板の時計。針が逆回転することで知られる。1971年から同じ番地にある。

    World's End の看板の時計。針が逆回転することで知られる。1971年から同じ番地にある。

    画像: Mark Ahsmann / CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

    ロンドンでの買い方

    日本にも展開がありますが、本国のほうが在庫の幅が広く、セール期の下げ幅も大きくなります。

    World's End は買い物と観光を兼ねる

    キングス・ロード430番地の店が、このブランドで最も行く価値のある場所です。1971年から同じ番地で営業しており、パンクが実際に生まれた場所がそのまま現役の店として残っています。

    看板の時計の針が逆回転しているのが目印です。店の規模は大きくありませんが、ここでしか扱わない World's End ラインがあります。

    最寄りは Sloane Square 駅ですが、そこから King's Road をかなり歩きます(徒歩20分以上)。バスを使うほうが現実的です。

    中心部の店

    コンジット・ストリート(メイフェア)の店のほうが品揃えは広く、現行のコレクションが揃います。ボンド・ストリートやリージェント・ストリートから歩ける距離なので、他の予定と組み合わせやすいのはこちらです。

    アウトレット

    ビスター・ヴィレッジに入っています。値引き幅は大きいですが型落ち中心で、World's End ラインは期待できません。他のブランドと合わせて回るなら寄る価値があります。

    何を買うか

    服は £400 以上、価格も荷物も重くなります。オーブのロゴが入った小物が現実的で、£100 前後から。ネックレス、カードケース、財布あたりが定番です。土産として渡したときに分かりやすいのも利点です。

    ひとこと: World's End の看板の時計は針が逆回転しています。King's Road は駅から遠いので、バスを使うと楽です。

    公式アカウントより

    Vivienne Westwood の公式アカウントの投稿です。

    何を買えばいいか

    長く定番として残っているものを中心に選びました。価格は変わります。目安として見てください。

    • オーブのネックレス

      オーブのネックレス

      Orb Necklace

      ブランドの記号が最も分かりやすく出る小物。土産として渡しても伝わる。

      £100〜250

    • オーブの財布・カードケース

      Orb Wallet

      荷物にならず実用にもなる。価格の入口として現実的。

      £120〜300

    • タータンの小物

      Tartan Accessories

      彼女が英国の伝統を研究した成果がそのまま出ている柄。

      £100〜400

    主な店舗・アウトレット

    営業時間は載せていません。変わりやすく、古い情報を頼りに行くと閉まっていることがあるためです。 行く前に公式サイトで確認してください。

    • 旗艦店

      World's End(ワールズ・エンド)

      430 King's Road, London SW10 0LJ

      Sloane Square 駅(徒歩20分以上、バス推奨)

      1971年から同じ番地。パンクが生まれた場所がそのまま現役の店として残っている。看板の時計は針が逆回転する。ここでしか扱わない World's End ラインがある。

    • 直営店

      ヴィヴィアン・ウエストウッド コンジット・ストリート店

      44 Conduit Street, Mayfair, London W1S 2YL

      Oxford Circus 駅 / Bond Street 駅

      現行コレクションが最も揃う。中心部にあり他の予定と組み合わせやすい。

    • アウトレット

      ビスター・ヴィレッジ

      50 Pingle Drive, Bicester OX26 6WD

      Bicester Village 駅(マリルボン駅から約1時間)

      値引き幅は大きいが型落ち中心。World's End ラインは置いていない。

    よくある質問

    Vivienne Westwood 公式サイト →

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