アレキサンダー・マックイーンAlexander McQueen

    ファッション
    1992年創業
    ロンドン

    サヴィル・ロウで仕立てを覚えた男が作った、最も攻撃的な英国ブランド。ドクロのスカーフは2003年の海賊がテーマのコレクションから来ている。

    アレキサンダー・マックイーン

    画像: No Swan So Fine / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

    価格の目安

    £200〜1,500

    旗艦店

    アレキサンダー・マックイーン オールド・ボンド・ストリート店

    最寄り: Green Park 駅 / Piccadilly Circus 駅

    アレキサンダー・マックイーンの特徴

    マックイーンの服の説得力は、技術の土台がサヴィル・ロウにあることから来ています。

    前衛的な見た目だけが語られがちですが、本人は10代でサヴィル・ロウの仕立て屋(アンダーソン&シェパード、ギーブス&ホークス)に徒弟に入り、正統の技術を身につけた人です。壊し方を知っているのは、正しい作り方を知っているからという順序になっています。

    肩の作りが違う このブランドのジャケットは肩の構築が独特で、着ると体の線が変わります。仕立ての技術がそのまま残っている部分で、写真では伝わりにくく試着して初めて分かる種類の違いです。

    ドクロのスカーフという入口 服は £1,000 を超えますが、ドクロ柄のスカーフなら £300 前後。2000年代半ばに爆発的に流行した品で、今もブランドの記号として通用します。荷物にもなりません。

    世界初のアウトレットが英国にある ビスター・ヴィレッジの店は、マックイーンとして世界で最初のアウトレットです。値引き幅が大きく、このブランドを買うなら英国が最も条件がいい。

    ドクロは2003年から

    意外なことに、ドクロはブランド創業時からの記号ではありません

    1992年の創業から10年以上経った2003年、春夏コレクション「Irere」で登場しました。テーマは海賊です。モデルの腰やバッグに巻かれたスカーフが評判になり、ケイト・モスらが持ったことで一気に広まりました。

    つまり1シーズンの小道具が、ブランドを代表する記号に昇格したわけです。バーバリーのチェックが裏地から表に出てきたのと同じ経路をたどっています。

    死を扱うモチーフはマックイーン本人の作風と深く合っていたため、後から見ると必然のように見えますが、始まりは海賊の衣装でした

    アレキサンダー・マックイーンの歴史

    リー・アレキサンダー・マックイーンは1969年ロンドン生まれ。タクシー運転手の息子で、6人兄弟の末子でした。

    サヴィル・ロウの徒弟

    16歳で学校を出て、サヴィル・ロウの仕立て屋に入ります。アンダーソン&シェパード、次いでギーブス&ホークス。英国紳士服の中枢で、型紙と裁断の技術を身につけました

    その後セントラル・セント・マーチンズの修士課程に進み、1992年の修了コレクションがイザベラ・ブロウの目に留まります。彼女がコレクションを丸ごと買い取ったことが出発点になりました。

    攻撃的なショー

    1990年代の彼のショーは、しばしば見る側を不快にさせるものでした。ロボットアームがモデルの服に塗料を吹きつける、水槽の中を歩かせる、義足のモデルを立たせる。服を見せる場ではなく、演出そのものが作品でした。

    同時に、その服の土台にあるのはサヴィル・ロウの技術です。構築的な肩、精密な裁断。壊れて見えるものが、実は極めて正確に作られている。この落差が評価されました。

    1996年から2001年まではジバンシィのデザイナーも務めています。

    2010年以降

    2010年に本人が亡くなった後、サラ・バートンが後を継ぎました。2011年のキャサリン妃のウェディングドレスは彼女の仕事です。

    現在もブランドは続いており、ドクロと構築的な仕立てという2つの軸は保たれています。

    リー・アレキサンダー・マックイーン。タクシー運転手の息子で、16歳でサヴィル・ロウの徒弟になった。

    リー・アレキサンダー・マックイーン。タクシー運転手の息子で、16歳でサヴィル・ロウの徒弟になった。

    画像: Ed Kavishe / fashionwirepress.com / CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

    ロンドンでの買い方

    英国で買う条件が最も良いブランドのひとつです。世界初のアウトレットが英国にあり、日本の正規価格との差もはっきり出ます。

    どこで買うか

    オールド・ボンド・ストリートの店が中心です。メイフェアの高級店が集まる一帯にあり、他のブランドと合わせて回れます。

    百貨店ではハロッズ、セルフリッジズにも入っています。

    世界初のアウトレットが英国にある

    ビスター・ヴィレッジのマックイーンは、このブランドとして世界で最初に開いたアウトレットです。

    値引き幅が大きく、スカーフや小物なら定価との差がはっきり出ます。ただし例によって型落ち中心で、往復と滞在で丸1日かかります。ヴィヴィアン・ウエストウッドやマルベリーも同じ敷地内にあるので、この3ブランドを狙うなら1日使う価値が出てきます。

    何を買うか

    服は £1,000 を超え、荷物としても重い。現実的な選択はスカーフと小物です。

    • ドクロ柄のスカーフ — £300前後。最も分かりやすい記号で、軽い
    • スニーカー — £400〜。厚いソールの型が定番
    • ドクロのブレスレット・キーリング — £200前後

    ジャケットを買うなら必ず試着してください。肩の構築が独特で、写真では分からない差があります。

    ひとこと: ジャケットは肩の構築が独特で、着ると体の線が変わります。写真では分からないので必ず試着してください。

    公式アカウントより

    Alexander McQueen の公式アカウントの投稿です。

    何を買えばいいか

    長く定番として残っているものを中心に選びました。価格は変わります。目安として見てください。

    • ドクロ柄スカーフ

      Skull Scarf

      2003年の海賊がテーマのコレクション由来。最も軽く、最も分かりやすい入口。

      £300〜400

    • スニーカー

      Oversized Sneaker

      厚いソールの型が定番。荷物にはなるが日本との価格差は大きい。

      £400〜550

    • ドクロのブレスレット

      Skull Bracelet

      スカーフより小さく安い。記号としての分かりやすさは同じ。

      £200〜350

    主な店舗・アウトレット

    営業時間は載せていません。変わりやすく、古い情報を頼りに行くと閉まっていることがあるためです。 行く前に公式サイトで確認してください。

    • 旗艦店

      アレキサンダー・マックイーン オールド・ボンド・ストリート店

      27 Old Bond Street, Mayfair, London W1S 4QE

      Green Park 駅 / Piccadilly Circus 駅

      メイフェアの高級店が集まる一帯。他のブランドと合わせて回れる。

    • アウトレット

      ビスター・ヴィレッジ

      50 Pingle Drive, Bicester OX26 6WD

      Bicester Village 駅(マリルボン駅から約1時間)

      マックイーンとして世界初のアウトレット。同じ敷地にヴィヴィアン・ウエストウッドとマルベリーもあるので、まとめて回るなら1日使う価値がある。

    よくある質問

    Alexander McQueen 公式サイト →

    ほかのイギリスブランド