ウェッジウッドWedgwood

    食器・インテリア
    1759年創業
    スタッフォードシャー州

    陶工が科学者として仕事をした結果生まれた窯。あの水色の器は、古代ローマの壺を再現しようとした副産物だった。

    ウェッジウッド

    画像: Daderot / CC0, via Wikimedia Commons

    価格の目安

    £25〜500

    取扱店

    ジョン・ルイス

    最寄り: Oxford Circus 駅

    ウェッジウッドの特徴

    ウェッジウッドの器が特別なのは、素材そのものが発明品だという点です。

    ジャスパーウェアという素地は既存の陶土ではありません。数千回の実験の末にできた新しい材料で、だからこそあの水色は他所では出せません。「ウェッジウッド・ブルー」が色名として通用しているのはそのためです。

    アウトレットとの価格差が全カテゴリで最大 食器は定価とアウトレット価格の開きが最も大きい分野です。同じ品がビスター・ヴィレッジでは大きく下がっていることがあり、値引き幅だけで言えばこのリストで一番です。

    1客から買える セットで揃える必要はありません。カップ1客、小皿1枚から買えて、£30〜40 から入れます。荷物の負担と予算を自分で調整できるのが、他の高額ブランドとの違いです。

    買い足せる Wild Strawberry のように1960年代から続くパターンがあり、後から同じ柄を足せます。1回の旅行で完結させず、次に来たときに増やすという買い方ができます。

    ただし割れ物です。持ち帰りの計画だけは先に立ててください。

    裏印は「ポートランドの壺」

    器を裏返すと、小さな壺の絵が押されています。これがウェッジウッドの記号です。

    描かれているのは、**ジャスパーウェアが生まれるきっかけになった当の「ポートランドの壺」**です。古代ローマのガラス器を陶器で再現しようとして、その過程で新しい素地ができた——その原因になった壺を、そのままブランドの印にしている。

    ジョサイア本人が「我が最大の仕事はポートランドの壺である」と語っており、彼の像は今もこの壺を抱えた姿で作られています。失敗の副産物ではなく、目指した相手のほうを記号に選んだわけです。

    実用上も重要で、裏印は真贋と年代の手がかりになります。アウトレットや骨董市で買うときは、まず器をひっくり返してください。

    ウェッジウッドの歴史

    1759年、ジョサイア・ウェッジウッドがスタッフォードシャーで創業しました。陶工の家に生まれた13人兄弟の末子です。

    記録する陶工

    彼の仕事のやり方は、当時の職人と決定的に違いました。すべて記録したのです。

    窯の温度を測る道具(高温計)を自作し、配合を変えるたびに、焼成温度を変えるたびに、結果を書き残す。数千回に及ぶ実験記録が残っており、この態度が評価されて王立協会(Royal Society)の会員に選ばれています。陶工というより素材の研究者でした。

    9歳のとき天然痘で膝を痛め、後に右脚を切断しています。ろくろを蹴って回す仕事ができなくなったことが、作る側から設計する側に回るきっかけになったともいわれます。

    失敗から生まれた水色

    代表的なジャスパーウェア——つや消しの下地に白い浮き彫りを重ねた、あの水色の器——は、目的の産物ではありません。

    もともとは古代ローマのガラス器**「ポートランドの壺」**を陶器で再現しようとしていました。黒地に白い浮き彫りが施されたあの壺を、ガラスではなく陶で作れないか。その過程で、硫酸バリウムを混ぜた新しい素地ができた。

    つまり模倣を目指した結果、新しい素材ができたわけです。狙って発明されたものではありません。代表的な淡い青は「ウェッジウッド・ブルー」として色名になっています。

    作らせ方を変えた

    産業面でも大きな仕事をしています。

    それまで陶器は、一人の職人が最初から最後まで作るものでした。ウェッジウッドはこれを工程ごとに分割し、それぞれに専任を置いた。さらに職人を自宅ではなく工場に通わせ、時間で管理した。

    これは今の工場労働の原型です。彼は陶器の作り方だけでなく、作らせ方を変えた人でもありました。

    ジョサイア・ウェッジウッド。数千回の実験記録が評価され、王立協会の会員に選ばれた。

    ジョサイア・ウェッジウッド。数千回の実験記録が評価され、王立協会の会員に選ばれた。

    画像: Rodhullandemu / CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

    ロンドンでの買い方

    全カテゴリの中で、アウトレットとの価格差が最も大きくなるのが食器です。定価との開きが大きく、狙う価値があります。

    どこで買うか

    場所価格品揃え
    ジョン・ルイス/セルフリッジズ定価現行ラインが揃う
    ハロッズ定価高価格帯が中心
    ビスター・ヴィレッジ大きく下がる型落ち・廃番中心

    品揃えを優先するなら百貨店、価格を優先するならアウトレットです。ただし後者は同じ柄で揃えられるとは限りません。1客ずつなら問題ありませんが、セットで揃えたいなら百貨店のほうが確実です。

    持ち帰りを先に決める

    このカテゴリだけは、買う前に持ち帰り方を決めておくのが必須です。

    店で梱包してもらっても、預け荷物の扱いは保証されません。実際に割れて帰る人がいます。

    • 小物なら — 衣類で包んでスーツケースの中央に。周囲を柔らかいもので固める
    • セットなら — 店から日本への配送を頼む。送料はかかるが確実
    • 手荷物 — 割れ物は機内持ち込みが最も安全。ただし重量とサイズの制限に注意

    「気に入ったから買う」を先にやって、持ち帰りを後で考えると、空港で詰め直す羽目になります

    小さいものから

    初めてなら、カップ1客や小皿から入るのが現実的です。ジャスパーウェアの小物なら £40〜150 程度で、荷物の負担も小さい。

    Wild Strawberry のように1960年代から続くパターンは、後から買い足せるという利点もあります。

    ひとこと: 割れ物です。買う前に持ち帰り方(手荷物・預け・配送)を決めておくこと。ここを後回しにすると空港で困ります。

    何を買えばいいか

    長く定番として残っているものを中心に選びました。価格は変わります。目安として見てください。

    • ジャスパーウェアの小物

      ジャスパーウェアの小物

      Jasperware

      水色に白い浮き彫りの定番。小さいものなら持ち帰りの負担が軽い。

      £40〜150

    • ワイルド・ストロベリー

      Wild Strawberry

      1960年代から続くパターン。カップ1客から買え、後から買い足せる。

      £30〜

    主な店舗・アウトレット

    営業時間は載せていません。変わりやすく、古い情報を頼りに行くと閉まっていることがあるためです。 行く前に公式サイトで確認してください。

    • 取扱店

      ジョン・ルイス

      300 Oxford Street

      Oxford Circus 駅

      現行ラインが最も揃う。セットで同じ柄を集めたいならここが確実。

    • 取扱店

      ハロッズ

      87-135 Brompton Road, Knightsbridge

      Knightsbridge 駅

      高価格帯が中心。

    • アウトレット

      ビスター・ヴィレッジ

      50 Pingle Drive, Bicester OX26 6WD

      Bicester Village 駅(マリルボン駅から約1時間)

      値引き幅は全カテゴリで最大級。ただし型落ち・廃番中心で、同じ柄で揃えられるとは限らない。

    よくある質問

    Wedgwood 公式サイト →

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