フォートナム&メイソンFortnum & Mason

    紅茶・食品
    1707年創業
    ロンドン・ピカデリー
    王室御用達

    王室の使用人が、宮廷の溶け残りの蝋燭を売って始めた店。ピカデリーの同じ場所で300年以上続いている。

    フォートナム&メイソン

    画像: Roger Cornfoot / CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons

    価格の目安

    £10〜200

    旗艦店

    フォートナム&メイソン ピカデリー本店

    最寄り: Green Park 駅 / Piccadilly Circus 駅(どちらも徒歩約5分)

    フォートナム&メイソンの特徴

    フォートナム&メイソンは、買い物と観光が同時に済むという点で、このリストの中で最も効率のいい場所です。

    土産として最も外れがない ここの紅茶の缶は、数千円の予算で「特別なもの」の見た目になる数少ない選択肢です。中身を飲み終えても缶が残るので、渡した相手の手元に長く残ります。何を買うか決めきれないなら、まずここで問題ありません。

    店そのものが見どころ ピカデリー181番地、創業と同じ場所に建っています。外壁の時計は毎正時に仕掛けが動き、フォートナム氏とメイソン氏の人形が出てきて互いに挨拶します。これを見るために立ち止まる人がいるほどで、買い物の予定がなくても中を歩く価値があります。

    価格の幅が極端に広い ビスケットの缶が £12 から、ハンパー(詰め合わせの籠)は £100 を超えるものまで。同じ店で、配る用と特別な1つを両方まかなえます

    立地が観光の中心 ピカデリー、グリーン・パーク、リージェント・ストリートが徒歩圏です。他の予定を崩さずに組み込めます。

    記号は色そのもの

    この店の記号は図案ではなく、です。

    オー・ド・ニル(Eau de Nil)——フランス語で「ナイルの水」。淡い青緑がかった、独特の落ち着いた色です。1840年代に建物の外壁塗装に使われ始め、そこから包装、紙袋、紅茶の缶、外壁の時計の地色まで、店のあらゆる場所に広がりました。

    19世紀のヨーロッパで流行した東方趣味に由来する色で、ロンドンの老舗の看板色がナイル川の名を持っているというのは、世界中に出ていった時代の店らしい話です。

    実用的な効き目もはっきりしています。この色の紙袋や缶は遠目でもフォートナムだと分かる。土産として渡したときに、包装だけで「どこのものか」が伝わる数少ないブランドです。中身を食べ終えても缶が残る、という前述の利点は、この色があってこそ効いています。

    フォートナム&メイソンの歴史

    1707年、アン女王の宮廷で働いていたウィリアム・フォートナムと、彼の大家だったヒュー・メイソンが始めた店です。

    蝋燭の燃え残りから

    始まりは蝋燭でした。

    当時の宮廷では、毎晩新しい蝋燭に取り替える決まりがありました。まだ十分使える燃え残りが毎日大量に出る。そしてそれは慣例として使用人のものになりました。

    フォートナムはこれを売って副収入にしていました。その商いを店として構えたのが最初です。王室の余り物の転売から始まった店が、300年後に王室御用達になっている。

    世界に持ち出された籠

    高級食料品店として知られるようになったのは、保存食の詰め合わせを扱ったからです。

    19世紀、英国人は世界中に出ていきました。植民地、遠征、戦地、狩猟。行き先に食べ物がある保証はなく、持っていく必要があった。フォートナム&メイソンの**ハンパー(籠)**はその需要をつかみます。

    クリミア戦争では前線に送られ、ヒマラヤの遠征隊が持っていき、南極にも運ばれました。「英国人が英国の外で英国のものを食べる」ための装置として機能したわけです。

    建物そのものが見どころ

    現在もピカデリー181番地、創業と同じ場所に建っています。

    外壁の時計は毎正時に仕掛けが動き、フォートナム氏とメイソン氏の人形が出てきて互いに挨拶します。これを見るために立ち止まる人がいるほどで、店そのものが観光地として扱われています。

    内部も階ごとに扱いが分かれ、吹き抜けの階段が上まで通っています。買い物の予定がなくても、中を歩く価値があります。

    外壁の時計。毎正時にフォートナム氏とメイソン氏の人形が出てきて互いに挨拶する。

    外壁の時計。毎正時にフォートナム氏とメイソン氏の人形が出てきて互いに挨拶する。

    画像: Robin Sones / CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons

    ロンドンでの買い方

    土産として最も外れがないのがここの紅茶の缶です。中身を飲み終えても缶が残るので、渡した相手の手元に残ります。数千円の予算で「特別なもの」の見た目になる、数少ない選択肢です。

    どこで買うか

    場所品揃え使いどころ
    ピカデリー本店最大時間があるならここ一択
    セント・パンクラス駅店ユーロスターに乗る前
    ヒースロー空港買い忘れの保険

    ピカデリー181番地の本店が中心です。地下から上階まで階ごとに扱いが違い、紅茶は入ってすぐの階にあります。

    空港でも買えますが、本店のほうが種類が圧倒的に多く、値段も変わりません。時間があるなら本店へ。

    アフタヌーンティーは予約が要る

    上階のレストランでアフタヌーンティーが供されています。**当日ふらりと入れる規模ではありません。**行くなら渡英前に予約してください。

    観光として組み込むなら、ピカデリー、グリーン・パーク、リージェント・ストリートが徒歩圏なので、この一帯でまとめられます。

    食品の持ち込み規制に注意

    紅茶以外では、ビスケット、蜂蜜、マーマレードが定番です。

    ただし日本への持ち込み規制に注意してください。

    • 紅茶・菓子・ジャム — 問題ありません
    • 肉製品(パテ、ミートパイ、ソーセージ類)厳しく制限されます。避けてください
    • 乳製品・蜂蜜も品目によって条件があります

    「イギリスらしいから」とポークパイの類を買うと、空港で捨てることになります。

    ひとこと: 肉製品は日本への持ち込みが厳しく制限されます。パテやミートパイの類は買わないでください。紅茶と菓子は問題ありません。

    公式アカウントより

    Fortnum & Mason の公式アカウントの投稿です。

    何を買えばいいか

    長く定番として残っているものを中心に選びました。価格は変わります。目安として見てください。

    • ロイヤルブレンド 缶入り

      Royal Blend Tea

      1902年から続く定番。缶がそのまま贈り物になる。

      £15〜25

    • ビスケットの缶

      Biscuit Selection

      紅茶より安く、配る用にも向く。缶の意匠が毎年変わる。

      £12〜30

    • マーマレード

      Marmalade

      瓶が重いので数は絞ること。持ち込み規制の対象外で安心して買える。

      £8〜15

    主な店舗・アウトレット

    営業時間は載せていません。変わりやすく、古い情報を頼りに行くと閉まっていることがあるためです。 行く前に公式サイトで確認してください。

    • 旗艦店

      フォートナム&メイソン ピカデリー本店

      181 Piccadilly, London W1A 1ER

      Green Park 駅 / Piccadilly Circus 駅(どちらも徒歩約5分)

      創業と同じ場所。階ごとに扱いが分かれ、紅茶は入ってすぐの階にある。外壁の時計は毎正時に仕掛けが動く。

    • 直営店

      フォートナム&メイソン セント・パンクラス駅店

      St Pancras International Station

      King's Cross St Pancras 駅

      ユーロスターに乗る前に寄れる。本店より品揃えは狭い。

    • 直営店

      フォートナム&メイソン ヒースロー空港店

      買い忘れの保険。値段は変わらないが種類は本店に及ばない。

    よくある質問

    Fortnum & Mason 公式サイト →

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