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    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

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    Lindow Man

    リンドウ・マン

    Must See

    -, 紀元前2年〜紀元119年頃

    大英博物館 Room 50

    リンドウ・マン

    作品の概要

    2000年前に殺された男が、皮膚と髪と爪を残したまま横たわっています。 そして彼がどう殺されたかは、驚くほど詳細に分かっています。

    1984年、マンチェスター近郊リンドウ・モスの泥炭地で、機械が泥炭を切り出していたときに人間の脚が出てきました。当初は警察が捜査に入りましたが、放射性炭素年代測定の結果、鉄器時代の遺体と判明します。

    まず、なぜ残ったのか。 泥炭地の水は強い酸性で、酸素がほとんどありません。腐敗を起こす細菌が生きられない環境です。骨は酸で溶けやすい一方、皮膚や髪や内臓は驚くほど良く残る。彼の指の爪は手入れされ、口髭と顎髭は刈り揃えられていました。肉体労働をしていない、身なりを整えた男です。

    次に、彼の死に方を見てください。 法医学的調査で判明した外傷は一つではありません。

    • 頭頂部への強打(斧か棍棒によるもの)
    • 首に巻かれた紐による絞殺の痕。首の骨が折れている
    • 喉への刺し傷

    打たれ、絞められ、刺されている。 どれか一つでも致命傷になり得ました。この「三重の死」が、儀礼的な人身供犠だったのではないかという説の根拠になっています。ケルト社会には三の数を重んじる宗教観があり、複数の神に同時に捧げるために三通りの殺し方をしたのではないか——確証はありませんが、単なる殺人や処刑にしては手が込みすぎています。

    そして、最後の食事。 胃の内容物から、焼いた無発酵のパンが見つかりました。さらにヤドリギの花粉も検出されています。ヤドリギはケルトの祭司ドルイドが神聖視した植物でした。偶然混入した可能性も残りますが、儀礼説を後押しする材料として議論され続けています。

    展示の前では、彼の姿勢を見てください。 身体は潰れて平たくなり、片方の腕が身体の下に折り込まれている。裸で、身につけていたのはキツネの毛の腕輪ひとつだけでした。

    25歳前後、身長1.73メートル。名前は分かりません。博物館では「リンドウ・マン」と呼ばれています。

    ここがポイント

      • 泥炭地の強酸性・無酸素環境が、2000年間にわたり皮膚・髪・爪・内臓を保存した
      • 爪は手入れされ髭は刈り揃えられていた。肉体労働をしていない身なりのいい男
      • 頭を打たれ、紐で絞められて首を折られ、喉を刺されている——「三重の死」
      • 胃には焼いた無発酵パンと、ドルイドが神聖視したヤドリギの花粉が残っていた
      • 身につけていたのはキツネの毛の腕輪ひとつだけ。25歳前後、身長1.73メートル