Colossal granite head of King Amenhotep III
作者不明, 紀元前1370年頃
大英博物館 Room 4
このコロッサルな頭部像は、アメンホテプ3世(紀元前1370年頃) の治世を象徴する花崗岩彫刻です。
元々は全身像で、古代エジプトの重要な神殿群であるカルナックのムート神殿の入り口を飾っていました。カルナックはテーベ(現在のルクソール)に位置する、古代エジプトで最大規模の宗教複合施設で、多くの神殿、巨大像、オベリスクが建てられた神聖な場所です。
この像は、王の平和で繁栄した治世を象徴し、威厳ある表情が施されています。約100年後、ラムセス1世がこの像の顔を自分の肖像に書き換え、王権継承の象徴として利用した痕跡も残っています。