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    ジャスト・ロンドンは、ロンドンの深層に迫る力量も器量もない中途半端な存在ですが、旅の判断をほんの少し整える一文が紛れていれば、それだけで存在理由になります。

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    おすすめ度3
    ロイヤル・アルバート・ホール|ロンドン観光スポット

    ロイヤル・アルバート・ホールRoyal Albert Hall

    万博の利益で作られた、円形の「芸術と科学の殿堂」

    ロンドンパス対象
    歴史・文化
    料金
    大人 ツアー £16〜18前後(公演は別料金) / 子ども ツアー £10前後
    所要時間
    1時間(ツアー)
    最寄駅
    South Kensington 徒歩12分
    開館時間
    ツアーは日により異なる(公演の合間に実施)

    料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。

    1871年開場の円形コンサートホール。1851年ロンドン万博の利益を元手にした、アルバート公の文化地区構想の中核として建てられた。夏のプロムスの会場として知られる。公演のない時間帯にはガイドツアーがあり、客席・王室ボックス・舞台裏を見学できる。

    このページの内容

    • 万博が黒字だったので、その金で街区を作った
    • 音が響きすぎる建物を、キノコで直した
    • 豆知識

    着いてからの歩き方

    ロイヤル・アルバート・ホールに着いたら、この順に見ていくと迷いません。

    1. コツ

      ツアーは公演の合間にしか出せない

      現役のホールなので、見学ツアーは公演の準備と重ならない時間帯にだけ実施されます。日によって設定が変わり、催しが立て込む時期は本数が減ります。行く日が決まっているなら、当日の実施状況を公式で確認してから向かうのが確実です。

    2. 見どころ

      天井から吊られた85枚の円盤

      客席から見上げると、天井一面にキノコのような円盤が浮いています。この建物は演奏会専用として設計されておらず、ドーム天井で音が反射して明瞭な反響が出ていました。1969年に吊られたこの円盤が音を拡散させ、欠陥を後付けで補っています。ホールの見どころが天井にある、という珍しい建物です。

    3. 見どころ

      客席の構造を上から見る

      ツアーでは客席を上階から見下ろします。円形の平土間を囲んで桟敷席が重なる構造で、ボックス席は当時の出資者が座席の権利ごと購入したものです。その権利は現在も相続され、ホール側が自由に売れない席が存在します。運営の仕組みが建物の形に残っている例です。

    4. 見落としやすい

      外壁を一周する陶製のフリーズ

      建物の外側を帯状の装飾が一周しています。焼き物で作られたもので、「芸術と科学の勝利」を主題に、音楽・建築・彫刻・農業などの場面が続きます。ツアーに入らなくても外から見られるので、時間がなければこれだけでも一周する価値があります。

    5. コツ

      プロムスの立ち見は当日券

      夏のBBCプロムスでは、平土間の立ち見席が当日券として安く出ます。開演前に列ができるので、狙うなら早めに並ぶ必要があります。最寄りはサウス・ケンジントン駅で徒歩12分ほど。自然史博物館や科学博物館から歩いて来られる位置にあります。

    万博が黒字だったので、その金で街区を作った

    1851年のロンドン万国博覧会は成功し、18万ポンド規模の利益を残した。委員長を務めたアルバート公は、この金を配当せずにサウス・ケンジントンの土地の購入に充てた。

    構想は明確だった。博物館と教育機関を一帯に集め、市民が歴史・文化・美術・音楽・科学を学べる街区を作る。この一帯は後にアルバートポリスと呼ばれるようになる。実際にここには自然史博物館、科学博物館、V&A、王立音楽大学が並ぶことになった。エキシビション・ロードという通りの名は、その資金源である万博に由来する。

    ロイヤル・アルバート・ホールはこの構想の中核として1871年に開場した。アルバート公自身は1861年に世を去っており、完成を見ていない。ヴィクトリア女王が夫の名を冠した。

    音が響きすぎる建物を、キノコで直した

    この建物には長く知られた欠点があった。音の反響である。

    原因は形にある。ここは「芸術と科学のホール」として設計されており、演奏会専用の建物ではなかった。楕円形の平面と巨大なドーム天井は、講演や展示には向いても、音楽には向かない。天井で反射した音が遅れて客席に届き、はっきりした反響(エコー)として聞こえた。「英国で作曲家が自作を2度聴ける唯一の場所」という皮肉が語られたほどである。

    対策が施されたのは1969年。天井から85枚のガラス繊維製の円盤を吊り下げ、音を拡散させる方式が採られた。キノコのような形からそう呼ばれる。見上げると天井一面に浮いているのが分かる。建物の欠陥を、後から吊るした部品で補っている構造で、この円盤は今やホールの見どころの一つになっている。

    豆知識

    • 夏のBBCプロムスの主会場。立ち見席(プロムナード席)が当日券で安く出るのが特徴で、開演前に列ができる
    • 外壁を一周する陶製のフリーズ(帯状装飾)には、「芸術と科学の勝利」を主題にした場面が描かれている
    • ハイド・パークとケンジントン・ガーデンズの南端に面し、向かいにアルバート公記念碑が立つ

    場所とアクセス

    住所

    Kensington Gore, South Kensington, London SW7 2AP, UK

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    公式サイト

    ロイヤル・アルバート・ホール

    royalalberthall.com

    みんなの口コミ

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