サマセット・ハウスSomerset House
世界初の「官庁ビル」として建てられた新古典主義の建物
- 料金
- 大人 無料(中庭・テラス。企画展とリンクは有料) / 子ども 無料(中庭・テラス)
- 所要時間
- 1〜2時間
- 最寄駅
- Temple 徒歩5分
- 開館時間
- 中庭 8:00〜23:00(企画展は施設ごとに異なる)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
ストランドとテムズの間に建つ巨大な新古典主義建築。1776年から、散在していた官庁を1か所にまとめるために建てられた。中庭は無料で入れ、夏は55本の噴水が並び、冬はスケートリンクになる。コートールド・ギャラリーが同じ建物に入る。
このページの内容
着いてからの歩き方
サマセット・ハウスに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- 到着
中庭までは無料で入れる
ストランド側の門から入ると、すぐに広い中庭に出ます。ここまでは無料です。有料なのは企画展と、冬のスケートリンクなどの催事だけ。目的を決めずに寄っても、建物と中庭を見るだけで成立します。
- 見どころ
55本の噴水が上がる中庭
中庭の敷石から直接、55本の噴水が吹き上がります。夏は水に入って遊ぶ子どもが多く、冬はここがスケートリンクになります。同じ広場が季節で用途を変える設計です。噴水の運転は天候と催事によるので、水の出ている日を狙うなら公式の案内を見てください。
- 見どころ
川側のテラスへ抜ける
中庭から南へ抜けるとテムズに面したテラスに出ます。ここから建物の下部を見ると、アーチが並んでいるのが分かります。建設当時はここまで水面が来ており、船が直接着けられました。今その足元に道路があるのは、19世紀に川を締め切って堤防を造ったためです。
- 見落としやすい
コートールド・ギャラリーは別料金
同じ敷地の北棟にコートールド・ギャラリーが入っています。マネ、ゴッホ、セザンヌなどを収蔵する美術館で、こちらは有料かつ別の入口です。中庭を無料で歩けることと混同しないよう、入る前に確認してください。
- コツ
テンプル駅から歩く
最寄りはテンプル駅で徒歩5分ほど。コヴェント・ガーデンやサマセット・ハウス周辺は歩いて繋がるので、ストランド沿いに東へ進めばシティ方面へ抜けられます。中庭は夜間も開いており、ライトアップされた建物を見られます。
官庁を1か所に集める、という発想の建物
ここには元々、16世紀にサマセット公が建て始めた宮殿があった。公は完成を見ずに処刑され、建物は1766年に取り壊される。
跡地に建てられたのが現在のサマセット・ハウスで、着工は1776年、設計はウィリアム・チェンバーズ。目的が変わっている。宮殿でも邸宅でもなく、あちこちに散らばっていた官庁を1つの建物にまとめることだった。海軍本部、印紙局、塩税局、糧食局、宝くじ局などが入居している。
これは世界的にも早い例で、目的に合わせて設計された官庁建築の先駆けとされる。それまで政府の事務所は既存の建物を借りて使うもので、事務作業のために一から設計するという考え方自体が新しかった。大半の事務室は1788年までに使えるようになっている。
ストランドに面した北棟だけは扱いが違い、王立アカデミー、王立協会、古物協会という学術団体のために設計された。
川に向かって建てられている
テムズ側に回ると、建物の下部にアーチの列が並んでいるのが見える。これは装飾ではない。建設当時、テムズの水面は今よりずっと建物に近く、船がこのアーチに直接着けられた。海軍本部が入る建物として、川からの出入りが想定されていた。
現在この足元に道路があるのは、19世紀にヴィクトリア・エンバンクメントが造られてテムズが狭められたためである。川を締め切って下水道と地下鉄を通した都市改造の結果、水辺の建物が内陸に取り残された。同じことがロンドンの川沿いの各所で起きている。
中庭は長らく職員の駐車場だった。1990年代以降に一般公開され、現在は55本の噴水が並ぶ広場になっている。夏は水が上がり、冬はスケートリンクが設けられる。
豆知識
- 中庭とテラス、カフェへの立ち入りは無料。有料なのは企画展とスケートなどの季節催事
- コートールド・ギャラリーが同じ敷地の北棟にある。印象派・後期印象派の収蔵で知られ、こちらは別料金
- 出生・結婚・死亡の登録所が20世紀までここに置かれていた。英国の家系を辿る調査でこの建物名が出てくるのはそのため
場所とアクセス
みんなの口コミ
サマセット・ハウスを訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
まだコメントはありません。最初の投稿をお待ちしています。




