ニールズ・ヤード&セブン・ダイヤルズNeal's Yard and Seven Dials
7本の道が集まる交差点の裏に、極彩色の中庭が隠れている
- 料金
- 無料
- 所要時間
- 30分
- 最寄駅
- Covent Garden 徒歩4分
- 開館時間
- 常時開放(店舗は概ね10:00〜18:00)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
コヴェント・ガーデンの北西にある一画。セブン・ダイヤルズは7本の通りが1点に集まる交差点で、中央に日時計の柱が立つ。そこから路地を入った先にあるニールズ・ヤードは、建物の壁を原色で塗り分け、鉢植えを吊り下げた小さな中庭で、ロンドンでもっとも写真に撮られる場所のひとつになっている。どちらも17世紀の同じ開発業者の名前に由来する。
このページの内容
着いてからの歩き方
ニールズ・ヤード&セブン・ダイヤルズに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- 到着
セブン・ダイヤルズの柱から歩き始める
コヴェント・ガーデン駅から北西へ4分、7本の道が集まる交差点に日時計の柱が立っています。ここを起点にすると位置関係がつかめます。柱の周りは車が通るので、写真を撮るときに道の真ん中へ出ないこと。
- 見どころ
日時計は6面しかない
7本の道が集まる交差点なのに、柱に付いている日時計は6面です。当初の計画では道が6本で、途中から7本目が加わったのに柱を作り直さなかったためとされます。柱そのものを7つ目の指針と見なす説もあります。近づいて数えてみてください。
- 見落としやすい
いま立っている柱は複製
もとの柱は1773年に撤去されました。根元の財宝を探した群衆が掘り返したという話が広く語られていますが、実際には一帯が貧民窟に変わり、柱がたまり場になっていたためです。現在の柱は1989年に建てられた複製です。
- コツ
ニールズ・ヤードは路地の奥。表通りからは見えない
中庭への入口はショーツ・ガーデンズ側とモンマス・ストリート側の2か所で、どちらも狭い路地です。通りを歩いていても気づかずに通り過ぎます。看板を探すより、建物のあいだの隙間を探すほうが早く見つかります。
- 見どころ
狭い。そこが要点でもある
極彩色の壁と吊り下げた鉢植えで知られますが、実際は人が10人も入れば混雑して見える広さしかありません。設計された景観ではなく、1970年代以降に小さな店が思い思いに壁を塗った結果です。目的地にすると拍子抜けするので、通り道に挟むのがちょうどいい。
- コツ
人の写らない写真を撮るなら朝
昼から夕方は撮影の順番待ちができます。空いているのは店の開く前の朝です。コヴェント・ガーデンのマーケットまで徒歩5分、大英博物館まで10分なので、その日の最初に寄る場所として組みやすい。
地代を最大にするために、道を7本集めた
どちらの名前もトマス・ニールという一人の男に行き着く。17世紀末の開発業者で、造幣局長も務めた人物である。
1690年代、彼はこの一帯を宅地として開発した。そのとき採った手法が変わっている。普通なら格子状に道を通すところを、彼は放射状に何本もの道を1点へ集めた。理由は単純で、そのほうが角地が増えるからである。角の建物は正面が2つあり、より高い地代を取れる。街区の形が、景観ではなく収益の計算から決められている。
交差点の中央には日時計の柱が据えられた。設計はエドワード・ピアス。ここに逸話があって、柱には6面しか日時計が付いていない。当初の計画では道が6本だったところ、途中で7本目が加わり、柱を作り直さなかったためとされる(柱そのものを7つ目の指針と見なす説もある)。
柱は1773年に撤去された。「根元に財宝が埋まっているという噂で群衆が掘り返した」という話が広く語られるが、実際には一帯がロンドン有数の貧民窟に変わり、柱がたまり場になっていたことが理由である。ディケンズは若い頃、この界隈の荒れようを書き残している。いま立っている柱は1989年の複製である。
倉庫の裏庭が、色を塗られて名所になった
ニールズ・ヤードは、もともと荷馬車と倉庫のための裏庭である。表通りに面していない、荷を積み下ろすためだけの空間だった。20世紀の半ばまで、ここは薄暗い物置の集まりでしかない。
変えたのはニコラス・ソーンダーズという一人の人物である。1970年代の対抗文化の側にいた彼はこの荒れた裏庭に目をつけ、1976年に自然食品の倉庫兼小売店を開いた。安い場所に、大企業ではない小さな商いを集めるという発想だった。そこからニールズ・ヤード・デイリー(チーズ、1979年)とニールズ・ヤード・レメディーズ(自然化粧品、1981年)が生まれる。どちらもいまは国際的な名前になっているが、出発点はこの中庭である。
壁が原色に塗られ、鉢植えと蔓が吊り下げられたのも、この時期以降の積み重ねによる。設計された景観ではなく、小さな店が思い思いに手を入れた結果として、ああなった。
そして、狭い。実際に立ってみると写真から想像するよりずっと小さく、人が10人も入れば混雑して見える。ここを目的地にすると拍子抜けするので、セブン・ダイヤルズからコヴェント・ガーデンへ歩く途中に挟むのがちょうどよい。
豆知識
- 入口は路地で、ショーツ・ガーデンズ側とモンマス・ストリート側の2か所にある。通りを歩いていても気づきにくい
- 写真の順番待ちができることがある。空いているのは朝のうち
- ニールズ・ヤード・デイリーの店舗はこの中庭ではなく、ショーツ・ガーデンズ側にある
- セブン・ダイヤルズの柱の周りは車が通る。写真を撮るときに道の真ん中へ出ないこと
- コヴェント・ガーデンのマーケットまで徒歩5分、大英博物館まで徒歩10分。ソーホーとの境目にあたる
場所とアクセス
みんなの口コミ
ニールズ・ヤード&セブン・ダイヤルズを訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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