グリニッジ・フット・トンネルGreenwich Foot Tunnel
渡し船の運賃を無くすために、1902年にテムズの下を掘った
- 料金
- 無料
- 所要時間
- 20〜30分(往復)
- 最寄駅
- Cutty Sark(DLR)徒歩3分
- 開館時間
- 階段は24時間(エレベーターは稼働時間が決まっている)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
グリニッジと対岸のアイル・オブ・ドッグズを結ぶ、川底の歩行者用トンネル。1902年開通、全長370メートル、白い釉薬タイル20万枚で覆われている。渡し船に頼っていた労働者が、天候と運賃に左右されずにドックへ通えるようにするために掘られた。無料で、階段は24時間通れる。北側の出口から振り返ると、旧王立海軍学校の正面が川ごしに一枚の絵のように収まる。
このページの内容
着いてからの歩き方
グリニッジ・フット・トンネルに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- 到着
入口はカティサークのすぐ横のドーム
円形のガラス屋根の小さな建物が入口です。カティサークの真横にあり、グリニッジ・マーケットから徒歩5分。無料で、階段は24時間通れます。エレベーターは稼働時間が決まっているので、膝に不安があるなら自治体の公式ページで稼働状況を先に見てください。
- 見どころ
20万枚の白いタイルの中を歩く
全長370メートル、満潮時で水面下15メートル。内壁は白い釉薬タイルで覆われています。1902年、渡し船の欠航と運賃に生活を左右されていた労働者のために掘られたもので、無料であることは当時からの目的そのものです。片道10分ほどです。
- 見落としやすい
北寄りで、トンネルの太さが変わる
歩いていると、白いタイルが途切れて鋳鉄の輪が剥き出しになる区間があります。1940年の爆撃で損傷した箇所を、内側にもう一枚の鉄の管を通して直したためで、そこだけ内径が小さい。天井が近づき、足音の響き方も変わります。
- 見どころ
北側に出て、振り返る
アイランド・ガーデンズ側に出て後ろを向くと、川の向こうに旧王立海軍学校の左右対称の正面と、丘の上の天文台が一枚の絵のように収まります。18世紀にカナレットが描いた構図とほぼ同じで、グリニッジが対岸から見られる前提で設計されたことが立った瞬間に分かります。この眺めは川を渡らないと手に入りません。
- コツ
自転車は押して歩く
トンネル内は乗車禁止です。音がよく響くので、楽器を持ち込んで演奏している人に出くわすこともあります。
- コツ
往復せず、DLRで抜ける手もある
アイランド・ガーデンズ駅からDLRに乗れます。往復して戻るより、そのままカナリー・ワーフへ抜けるほうが移動が生きる日もあります。逆にグリニッジへ戻るなら、もう一度トンネルを歩くか、テムズ・クリッパーを使ってください。
船が来ないと、仕事に行けなかった
19世紀の終わり、テムズ南岸に住む労働者の多くは、対岸のアイル・オブ・ドッグズにある造船所とドックへ通っていた。移動の手段は渡し船である。
これが問題だった。船は霧が出れば止まり、風が強ければ欠航する。運賃も毎日払わなければならない。仕事に行けるかどうかが、その日の天気と持ち金で決まっていた。
1902年、ロンドン州議会が川底のトンネルを開通させた。設計は技師のアレクサンダー・ビニー。全長370メートル、満潮時で水面下15メートル、内壁は白い釉薬タイル20万枚で覆われている。両端には円形のガラス屋根の建物が建ち、エレベーターと螺旋階段が地下へ降りていく。
そして無料にされた。渡し船の運賃をなくすことが目的だったのだから当然ではあるが、この無料は120年以上変わっていない。テムズを渡る手段のうち、いまも料金を取らないものは数えるほどしかない。
途中で、トンネルの太さが変わる
歩いていると、北寄りの区間で内壁の様子が変わるのに気づく。白いタイルが途切れ、鋳鉄の輪が剥き出しになった区間が続き、しかもわずかに狭い。
これは戦争の跡である。1940年、この付近に落ちた爆弾でトンネルが損傷した。修復にあたって内側にもう一枚の鉄の管を通したため、その区間だけ内径が小さくなっている。天井が近づき、足音の響き方も変わる。設計時の断面と、爆撃後の断面が、同じトンネルの中で切り替わる。
もうひとつ、歩き通す価値があるのは北側の出口である。アイランド・ガーデンズに出て振り返ると、川の向こうに旧王立海軍学校の左右対称の正面と、その奥の丘に立つ天文台が、一枚の絵のように収まる。これは18世紀にカナレットが描いた構図とほぼ同じで、グリニッジという場所が「対岸から見られること」を前提に設計されたことが、立った瞬間に分かる。この眺めは、川を渡らないと手に入らない。
自転車は押して歩くこと。トンネル内は乗車禁止である。
豆知識
- 無料。階段は24時間通れる。エレベーターは稼働時間が決まっているので、公式の稼働状況を見てから行くこと
- 片道の徒歩は10分ほど。往復して戻る人が多い
- 螺旋階段はかなり長い。膝に不安があるならエレベーターの時間を先に確認すること
- 入口はカティサークのすぐ横。グリニッジ・マーケットから徒歩5分
- 音がよく響く。楽器を持ち込んで演奏する人がいる
- 対岸のアイランド・ガーデンズからDLRに乗れる。往復せずカナリー・ワーフへ抜ける組み方もできる
場所とアクセス
みんなの口コミ
グリニッジ・フット・トンネルを訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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