ロンドンには、急いで巡らなくても楽しめる場所がたくさんあります。 この観光施設一覧は、その“たくさん”をひとまず俯瞰できるようにまとめたものです。 歴史ある名所もあれば、何気ないけれど妙に記憶に残るスポットも並んでいます。
リストを眺めながら、気になったものがあれば軽い気持ちで詳細ページを見てみてください。 意外な発見があったり、旅のルートが自然と形になったりするかもしれません。 見過ごしたつもりでも、つい思い返してしまう。それくらいロンドンは、印象の残りやすい街です。

セント・ジェームズ宮殿は、ロンドンに現存する王宮の中で最も格式が高いとされる宮殿で、現在も国王の正式な王宮としての地位を保っています。君主の戴冠評議会や外交儀礼の舞台であり、英国に駐在する大使は今なお「セント・ジェームズ宮廷」に任命されます。一般的な王室の居住地ではないものの、王政・外交・儀礼の中枢として、今も生き続ける特別な存在です。

ロイヤル・オペラ・ハウスは、ロイヤル・バレエ、ロイヤル・オペラ、そして専属オーケストラの本拠地として知られるロンドンを代表する劇場です。1858年に再建された現在の建物はネオクラシカル建築の美しさと優れた音響を備え、2,250席を擁する大劇場として年間150公演以上を上演。歴史的名作から革新的な新作まで幅広いレパートリーを誇り、建物自体も文化遺産として評価が高い。内部にはPaul Hamlyn Hall や Linbury Theatre など多彩な空間があり、見学ツアーや昼の無料公演など来館者向けの体験も充実している。

ロイヤル・ミューズはバッキンガム宮殿に隣接する王室の厩舎兼車両保管施設で、華麗なゴールド・ステート・コーチをはじめ、儀式に用いられる馬車や王室車両を公開している。現役の厩舎として王室行事を支える重要拠点で、馬車体験コーナーや王室馬の見学など、家族で楽しめるスポットとして人気。

クラレンス・ハウスは、ロンドン中心部セント・ジェームズ地区に位置する王室の公式邸宅のひとつです。1825〜1827年に建築家ジョン・ナッシュによって建てられ、もともとはジョージ3世の三男で後に国王ウィリアム4世となるクラレンス公のための邸宅でした。長年にわたり王室メンバーの住居として使われ、特にエリザベス王太后が約50年間暮らしたことで知られています。現在はチャールズ3世国王とカミラ王妃の公邸であり、毎年8月のみ、事前予約制のガイドツアーで一般公開されます。

クイーン・シャーロット・コテージは、18世紀後半に建てられた王室のためのサマーハウスで、ジョージ3世と王妃シャーロットがキュー宮殿滞在中に家族でピクニックやお茶を楽しむために使われました。現在はヒストリック・ロイヤル・パレスが管理し、王室の私的で親密な時間を伝える貴重な建物として公開されています。質素な外観とは対照的に、内部には洗練されたジョージアン様式の装飾が残り、王妃一家の日常を身近に感じられる場所です。