クイーンティン・ブレイク・センターQuentin Blake Centre for Illustration
ロアルド・ダールの絵を描いた人の名を冠した、英国唯一のイラスト専門館
- 料金
- 大人 無料(庭・図書室・常設)/企画展 £15 / 子ども 無料/企画展 £6
- 所要時間
- 1〜2時間
- 最寄駅
- Angel 徒歩8分
- 休館日
- 月・火
- 開館時間
- 10:00〜17:00(最終入場16:00)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
2026年6月に開いた、英国で唯一のイラストレーション専門の常設館。クラーケンウェルの旧水道施設を改装している。庭、展示、イラスト専門の図書室は無料で入れて、企画展の3室だけが有料。名前はロアルド・ダールの挿絵で知られるクエンティン・ブレイクから採られているが、扱うのは彼の作品に限らず、絵本から報道イラストまでイラストレーション全般を対象にする。
このページの内容
着いてからの歩き方
クイーンティン・ブレイク・センターに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
月曜と火曜は閉まっている
開くのは水曜から日曜までの10時から17時で、企画展の最終入場は16時です。週の前半に行くと扉が閉まっています。近くの大英図書館は月曜も開いているので、曜日が合わないときはそちらへ回すと組み替えが効きます。
- 到着
無料の区画と有料の区画が分かれている
庭、通り沿いの展示、イラスト専門の図書室は無料で入れます。お金がかかるのは企画展の3室だけです。券を買わずに庭と図書室だけ見て帰ることもできるので、まず無料の範囲を歩いてから決めても構いません。
- 見どころ
ブレイクの記念館ではない
名前から絵本の展示を想像すると外れます。扱うのはイラストレーション全般で、絵本の原画も報道イラストも風刺画も同じ資格で並びます。企画展は大人向けに組まれていることが多く、内容は会期ごとに入れ替わります。
- 見落としやすい
建物そのものが水道の遺構
ここはニュー・リヴァー・ヘッドという、1613年に開かれた人工水路の終着点です。展示室になっているのは水を汲み上げていたエンジン・ハウスで、前の道の名前ミドルトン・パセージは水路を通した商人の名から来ています。
400年前の水道の心臓部だった場所
建っているのはニュー・リヴァー・ヘッドという一角である。名前のとおり水の施設だった。
1613年、ヒュー・ミドルトンという商人が主導して、ハートフォードシャーの湧き水をロンドンまで引く人工水路が完成した。等高線に沿わせたため直線距離の倍以上、約40マイルを流れて都心に着く。その終着点がここで、貯水池と揚水機関の置かれた場所だった。建物の前の道がミドルトン・パセージと呼ばれているのは、この人物の名前による。
その水道施設が使われなくなって長く放置されていた。改装されたエンジン・ハウスが、いまイラストの展示室になっている。ロンドンの中心部に水を送っていた建物が、そのまま絵の館として再利用されている。
ブレイクの館ではなく、イラスト全体の館
クエンティン・ブレイクの名前で知られているのは、ほぼロアルド・ダールの挿絵である。「チョコレート工場の秘密」「BFG」「マチルダ」——輪郭が震えたようなあの線は、日本語版の読者にも見覚えがあるはずである。1999年には英国初の児童文学の桂冠者(Children's Laureate)に選ばれている。
ただしこの施設は、彼の記念館ではない。展示の対象はイラストレーション全般で、絵本の原画から報道用のイラスト、装丁、風刺画までを含む。英国にはこれを常設で扱う館がこれまで無かった。絵画には美術館があり、写真には写真美術館があるのに、印刷物のために描かれた絵には行き場がなかった、ということである。
構成も館らしくない。有料なのは企画展の3室だけで、庭・展示スペース・イラスト専門の図書室は無料で入れる。近所の人が本を読みに来る場所として設計されている。
豆知識
- 月曜と火曜は休み。開くのは水曜から日曜まで
- 有料なのは企画展だけ。無料の区画を歩いて帰ることもできる
- エンジェル駅とファリンドン駅の中間で、大英図書館からも歩ける距離にある
- 子ども向けに見えるが、企画展は大人の展示として組まれていることが多い
場所とアクセス
みんなの口コミ
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