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    おすすめ度3
    サー・ジョン・ソーン美術館|ロンドン観光スポット

    サー・ジョン・ソーン美術館Sir John Soane's Museum

    建築家の頭脳に迷い込む、無料の家屋美術館

    無料
    美術館・博物館ソーホー/コヴェント・ガーデンを歩く
    料金
    無料
    所要時間
    60〜90分
    最寄駅
    Holborn駅
    開館時間
    水〜日 10:00〜17:00 (最終入場16:30、月火休)

    料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。

    サー・ジョン・ソーン美術館は、イングランド銀行を設計した新古典主義建築家サー・ジョン・ソーンの元邸宅を、その死去当時の姿に極力近い形で保存・公開する家屋美術館です。リンカーンズ・イン・フィールズに面した一見控えめな建物の内部には、建築模型、素描、絵画、古代遺物が高密度に配置され、訪れる者は建築家の思考と美意識を体感できます。入館無料ながら、ロンドン屈指の知的密度を誇る美術館です。

    このページの内容

    • 息子に相続させないために、法律を作らせた
    • 壁が開いて、展示室が3倍になる
    • 豆知識

    着いてからの歩き方

    サー・ジョン・ソーン美術館に着いたら、この順に見ていくと迷いません。

    1. コツ

      無料。ただし狭いので待つ

      入場無料で予約も要りませんが、建築家ジョン・ソーンの自宅をそのまま公開している施設なので、館内はとても狭く人数制限があります。週末や午後は入口で待つことになります。平日の開館直後が最も確実です。

    2. 見どころ

      壁が開くピクチャー・ルーム

      この館で最も驚く仕掛けです。絵が掛かった壁そのものが扉になっていて、開くとその裏にもう一層、さらにその奥にもう一層と絵が現れます。狭い部屋に3倍の絵を収めるためにソーンが考えた機構で、ホガースの連作『放蕩息子の遍歴』全8枚もここにあります。

    3. コツ

      壁が開く時刻が決まっている

      壁の開閉はスタッフが時刻を決めて実演します。北壁(『放蕩息子の遍歴』)は14:00、南壁の奥は11:00・15:00・16:00が目安。この時刻を外すと閉じた状態しか見られないので、訪問時間はここに合わせて組んでください。

    4. 見どころ

      セティ1世の石棺

      地下にある、紀元前13世紀のエジプト王の石棺。雪花石膏を薄く削り出していて、内側から光を当てると半透明に透けます。1824年にソーンがこれを手に入れたとき、3日間の夜会を開いて1,000人近くを招き、ろうそくの明かりの中で披露しました。

    5. 見落としやすい

      月に一度のろうそくの夜

      毎月第1火曜の夜、館内の照明を落としてろうそくだけで公開する日があります。ソーンが石棺を披露した1824年の夜を再現したもので、この家が本来どう見えるように設計されたかが分かります。要予約で、枠はすぐ埋まります。

    息子に相続させないために、法律を作らせた

    建築家ジョン・ソーンは、自宅と収集品を国に残すため、1833年に議会で私法(private Act)を成立させた。内容は、彼の死後この家と収集品を評議員が管理し、死んだ時の配置をできるかぎりそのまま保存するというものである。

    なぜここまでしたのか。息子ジョージとの長い不和があった。ジョージは借金を重ね、父の勧める職を拒み、無断で結婚し、さらに日曜紙に匿名で父を「詐欺師、山師、模倣者」と罵る記事を書いた。ソーンは息子に家と収集品を渡すまいとして、法律という手段を選んだ。

    その結果、この家は「配置を変えてはならない」と法で縛られた博物館になった。展示が過密で通路が狭く、順路が分かりにくいのは設計の失敗ではなく、1837年の状態を保つよう義務づけられているからである。

    壁が開いて、展示室が3倍になる

    見どころとしてよく挙がるのがピクチャー・ルームである。ここでソーンは、壁面そのものを蝶番で開く可動パネルにした。閉じた状態で見える絵の裏に、もう一段の壁があり、それを開くとさらに絵が現れる。

    狙いは容量である。通常の壁の約3倍の絵を、同じ床面積の部屋に収めている。ロンドンの狭い区画に建つ住宅で、建築家が空間の使い方として出した答えがこれだった。開閉は係員が時間を決めて実演する。

    ソーンはイングランド銀行の設計で知られ、光の取り入れ方に執着した建築家でもある。天窓と着色ガラスで上から光を落とす手法は館内の各所で使われていて、地下の薄暗い空間との落差が意図して作られている。

    豆知識

    • 地下にあるセティ1世の石棺は1824年に£2,000で購入したもので、収集品の中で最も高価だった。1825年に到着した際は890人を招いて3日間の祝宴を開き、100を超えるランプで地下を照らした
    • ホガースの連作『放蕩息子の遍歴』(A Rake's Progress)全8点は、1801年に570ギニーで落札したもの
    • 入場は無料

    場所とアクセス

    住所

    13 Lincoln's Inn Fields, London WC2A 3BP, United Kingdom

    Google マップで開く

    公式サイト

    サー・ジョン・ソーン美術館

    soane.org

    美術館・博物館ガイド

    サー・ジョン・ソーンズ博物館をじっくり見る

    注目作品、所要時間の目安、開館時間、館内の回り方は美術館ガイド側にまとめています。

    みんなの口コミ

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