グリニッジ・パークGreenwich Park
王立公園で最初に囲われた、世界遺産の丘
- 料金
- 無料
- 所要時間
- 1〜2時間
- 最寄駅
- Cutty Sark (DLR) 徒歩8分
- 開館時間
- 6:00〜日没
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
テムズ南岸の高台に広がる王立公園。1433年に囲い込まれた、王立公園で最も古い囲い地。丘の上に王立天文台が建ち、本初子午線が通る。斜面の芝生からロンドン中心部とカナリー・ワーフが一望できる。旧王立海軍学校や国立海事博物館とともに世界遺産の構成要素になっている。
このページの内容
着いてからの歩き方
グリニッジ・パークに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- 到着
丘を上る前提で考える
川側の入口から天文台までは、はっきりした上り坂です。歩いて10分ほどかかり、傾斜もあります。DLRのカティ・サーク駅から入ると、旧王立海軍学校、国立海事博物館、公園、天文台の順に上がっていく形になり、動線としては素直です。
- 見どころ
天文台前の斜面からの眺め
この公園で最もよく知られた眺めです。手前に旧王立海軍学校の左右対称の建物とクイーンズ・ハウスが並び、テムズを挟んで対岸にカナリー・ワーフの高層ビルが立ちます。17世紀の建築と現代の金融街が一つの視界に収まる構図で、芝生に座って眺める人が多い場所です。
- 見落としやすい
17世紀の段丘が地形に残っている
天文台へ向かう斜面には、階段状に刻まれた地形が残っています。チャールズ2世がフランスの造園家ル・ノートルに設計させた整形庭園の名残で、当時は「巨人の階段」と呼ばれました。ただの丘に見えますが、人の手で刻まれた形です。
- 見落としやすい
鹿の囲い地がある
公園の南東寄りにザ・ワイルダネスと呼ばれる囲い地があり、17世紀から鹿が飼われています。柵越しの見学になりますが、中心部から離れているぶん人が少なく、静かな区画です。
- コツ
天文台は有料、公園は無料
公園そのものは無料で、子午線の標示がある天文台の敷地に入るには入場券が要ります。夕方に閉まる施設が多いので、天文台と海事博物館を両方見るなら午前から回るほうが安全です。中心部からは船で来ることもでき、行き帰り自体が観光になります。
1433年に囲われた、最初の王立公園
1433年、ハンフリー・オブ・グロスター公がこの土地を囲い込んだ。王立公園のうち最初に囲われたのがここである。公は丘の上に塔を建てており、その場所には後に王立天文台が建つことになる。
公園の形を決めたのは17世紀の改造だった。チャールズ2世は、ヴェルサイユ庭園で知られるフランスの造園家アンドレ・ル・ノートルに設計を求めた。中世の荒れ地と猟場だった土地が、菱形に交差する並木道と、斜面を階段状に刻んだ段丘を持つ整形庭園に作り替えられる。天文台へ向かう斜面の「巨人の階段」と呼ばれた段は、このときのものである。
さらに古い層もある。園内にはローマ時代の神殿跡とみられる遺構があり、西側にはアングロサクソン時代の墳墓群が並ぶ。丘の上という立地が、時代を超えて意味を持ち続けたことが分かる。
この斜面が、写真の撮れる場所である
グリニッジで最もよく知られた眺めは、天文台の建つ丘の斜面から北を向いたものである。
手前に旧王立海軍学校の左右対称の建物とクイーンズ・ハウスの白い箱が並び、その向こうにテムズが横切り、対岸にカナリー・ワーフの高層ビル群が立つ。17世紀の建築と20世紀の金融街が一つの視界に収まる構図で、ロンドンの都市史がそのまま奥行きになっている。
この眺めが成立しているのは偶然ではない。クイーンズ・ハウスから川へ抜ける視線は建築の意図として設計されており、その軸線上に建物を建てないことで保たれてきた。
公園と天文台、海事博物館、旧海軍学校をまとめて海事都市グリニッジとして世界遺産に登録されている。個々の建物ではなく、この配置全体が評価されている。
豆知識
- 丘は思ったより急である。天文台まで歩いて上る場合、坂道を10分ほど見ておくとよい
- 園内に鹿の囲い地(ザ・ワイルダネス)があり、17世紀から鹿が飼われている
- 2012年ロンドン五輪では馬術と近代五種の会場になった
場所とアクセス
みんなの口コミ
グリニッジ・パークを訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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