バタシー・パークBattersea Park
決闘場だった湿地に、日本の僧が仏塔を建てた
- 料金
- 無料(子ども動物園のみ有料)
- 所要時間
- 1〜2時間
- 最寄駅
- Battersea Power Station 徒歩10分
- 開館時間
- 6:30〜日没まで(閉園時刻は季節で前後する)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
テムズ川の南岸に広がる約80ヘクタールの公園。1858年開園。それ以前は決闘と賭博と日曜の見世物で知られた荒れ地で、1829年には現職の首相だったウェリントン公爵がここで決闘している。川沿いに立つロンドン平和仏塔は、1985年に日本山妙法寺の僧と尼が自ら建てたもの。ボート池、19世紀の亜熱帯庭園、子ども動物園があり、バタシー発電所から徒歩10分。
このページの内容
着いてからの歩き方
バタシー・パークに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- 到着
発電所から歩いて入る
バタシー・パワー・ステーション駅(ノーザン線)から徒歩10分です。鉄道のバタシー・パーク駅からも近い。80ヘクタールと広いので、目的地を決めずに入ると歩き疲れます。入場は無料で、有料なのは子ども動物園だけです。
- 見どころ
平和仏塔は川沿い。公園の北の縁にある
高さ33.5メートルの白い仏塔で、四方に金色の仏像が四体あります。1984年から85年にかけて、日本山妙法寺の僧と尼が実際に現地で作業して建てたものです。費用も労力も日本側が負っています。川に面して立っているので、テムズを背景に見上げる位置が正面です。
- 見落としやすい
贈られた相手のほうが、先に消えた
この仏塔は当時のロンドンの自治体(GLC)が掲げた「平和年」に応じた贈り物でした。ところが完成の直後、GLCは中央政府によって廃止されます。贈った先が無くなっても塔は残り、いまも同じ教団の僧が近くに住んで毎日太鼓を打っています。
- 見落としやすい
ここが決闘場だったこと
公園になる前は湿地で、決闘の場所として使われていました。1829年、現職の首相だったウェリントン公爵がここで撃ち合っています。相手も公爵も外しました。1864年には、サッカー協会の規則にもとづく最初の試合もこの公園で行われています。
- コツ
亜熱帯庭園とボート池を通る道を選ぶ
19世紀の亜熱帯庭園は英国では最初期の試みとされるもので、ボート池と並んで公園の中央にあります。仏塔だけ見て帰ると公園の半分を素通りすることになるので、川沿いから中央を抜けて戻る回り方がよい。
- コツ
橋を渡ればチェルシー
アルバート橋を歩いて渡ると、対岸のチェルシーに出ます。チェルシー薬草園まで10分ほど。ただし薬草園は土曜が休みなので、つなげるなら曜日を確認してから。
現職の首相が、この野原で決闘した
公園になる前、ここはバタシー・フィールズと呼ばれる湿地だった。評判は悪い。日曜になると見世物と賭博と酒の市が立ち、決闘の場所としても使われていた。
いちばん有名な決闘は1829年3月21日である。当時の首相ウェリントン公爵が、カトリック解放法をめぐって自分を侮辱したウィンチルシー伯爵に決闘を申し込み、ここで撃ち合った。ワーテルローでナポレオンを破った男が、現職の首相のまま拳銃を構えたことになる。結果は両者とも外した——公爵はわざと横に撃ち、伯爵は空へ向けて撃った、と伝えられる。
この土地を公園にする案が通るのは1840年代で、1858年に開園した。湿地を埋め立てるために、サリー商業ドックの掘削で出た土がここへ運び込まれている。設計はジェイムズ・ペネソーン。
もうひとつ記録がある。1864年、サッカー協会(FA)の規則にもとづく試合が、初めてこの公園で行われた。いま世界中で行われている競技の、規則の上での最初の一戦がここである。
日本の僧が建てた仏塔が、川を向いて立っている
公園の川沿いに、白いロンドン平和仏塔が立っている。高さ33.5メートル、四方に金色の仏像が四体——誕生、成道、初転法輪、涅槃を表す。
建てたのは日本山妙法寺という日本の仏教教団である。1984年から85年にかけて、僧と尼が実際に現地で作業した。当時のロンドンの自治体(GLC)が「平和年」を掲げていたことに応じた贈り物で、費用も労力も日本側が負っている。
皮肉なことに、完成の直後にGLCは中央政府によって廃止された。贈られた相手のほうが消えたわけだが、仏塔は残った。いまも同じ教団の僧が近くに住み、毎日太鼓を打っている。
この公園はほかの部分も入り組んでいる。ボート池、19世紀の亜熱帯庭園——英国では最初期の試みとされる——、1951年の英国祭のときに作られた遊園地の名残、そしてポンプハウス・ギャラリー。有料なのは子ども動物園だけで、あとはすべて無料である。
同じ岸にバタシー発電所が建っており、徒歩10分で行き来できる。発電所の煙突に登ってからこの公園へ降りてくると、同じ景色を高さを変えて2度見ることになる。
豆知識
- 入場無料。子ども動物園だけが有料
- 平和仏塔は公園の北の縁、川沿いの遊歩道に面している
- バタシー・パワー・ステーション駅(ノーザン線)から徒歩10分。鉄道のバタシー・パーク駅からも近い
- アルバート橋を歩いて渡ればチェルシー。チェルシー薬草園まで10分ほど
- 秋は亜熱帯庭園と池の周りが色づく。広いので、目的地を決めずに入ると歩き疲れる
場所とアクセス
みんなの口コミ
バタシー・パークを訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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