ヤングV&AYoung V&A
子どもと若者のための、創造力を育てる国立ミュージアム
- 料金
- 無料
- 所要時間
- 1.5〜2.5時間
- 最寄駅
- Bethnal Green駅
- 開館時間
- 10:00〜17:45
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
ヤングV&Aは、ロンドン東部ベスナル・グリーンに位置する、14歳までの子どもと若者を主な対象とした国立ミュージアムです。旧ミュージアム・オブ・チャイルドフッドを全面的に刷新し、子どもや若者自身と共に再設計された点が大きな特徴。想像力、遊び、デザインをテーマにした3つの常設ギャラリーを中心に、触れて学べる展示やワークショップが充実しています。入館無料で、創造的思考や表現力を育む場として、家族連れから高い評価を受けています。
このページの内容
着いてからの歩き方
ヤングV&Aに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
無料。子ども向けに徹している
V&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)の子ども向け分館で、入場無料です。2023年に1,300万ポンドをかけて改装し、2024年には英国の Art Fund Museum of the Year、2026年には欧州評議会博物館賞を受賞しています。大人だけで行っても面白いですが、設計思想は完全に子ども優先です。
- 見どころ
3つのギャラリー
「Imagine(想像する)」「Play(遊ぶ)」「Design(作る)」の3室構成で、年齢層ごとに狙いが変えてあります。展示ケースの高さが子どもの目線に合わせて低く作られているのが特徴で、大人はやや腰をかがめることになります。
- 見どころ
ドールハウスのコレクション
18世紀から現代までのドールハウスが並びます。当時の家具、食器、使用人の部屋まで精密に作られていて、各時代の家庭がどういう構造だったかの記録になっています。玩具というより社会史の資料として見ると面白い展示です。
- 見落としやすい
建物は1872年の鉄骨建築
この鉄骨は、サウス・ケンジントンにあった初代V&A(「ブロンプトンのボイラー」と揶揄された仮設館)の再利用です。1867年に本館が建った際、外された鉄骨をここへ運んで組み直し、煉瓦の外装をかぶせました。魚の鱗を思わせる大理石モザイクの床は、ウォーキング女子刑務所の受刑者が日給1シリング2ペンスで大理石を割って作ったもの。同じ班はセント・ポール大聖堂の地下の床も手がけています。改装で内部は現代的になりましたが、見上げれば19世紀の骨格がそのまま残っています。
- コツ
ベスナル・グリーンまで足を延ばす
イースト・ロンドンのベスナル・グリーン駅からすぐ。中心部の博物館群からは離れているので、コロンビア・ロード・フラワー・マーケット(日曜)やブリック・レーンと組み合わせると、東側を回る1日として成立します。
サウス・ケンジントンから運ばれてきた建物
この建物はもともとベスナル・グリーンに建っていない。1850年代にサウス・ケンジントンで、鉄の部材を組み立てる方式で建てられた仮設的な建物だった。分解して運び、別の場所で組み直せる構造である。
鉄骨がむき出しの外観から、当時のロンドンではこれを「ブロンプトンのボイラー」(the Brompton Boilers)と呼んで揶揄した。実際その評判は悪く、サウス・ケンジントンに恒久的な美術館(現在のV&A)を建てる際に、この鉄の建物は撤去されることになった。
そこで部材を東部のベスナル・グリーンへ移し、1872年にここで組み直した。外側には赤煉瓦を巻き、外壁には農業・美術・科学を表すモザイクを入れて体裁を整えている。厄介払いされた建物が、労働者階級の地区へ美術館として送られたという経緯である。
「子どものための」から「子どもと作る」へ
長らくV&A子供博物館(V&A Museum of Childhood)として、玩具・人形の家・児童書を収蔵してきた。2023年7月、1,300万ポンドをかけた改修を経てヤングV&Aとして開き直している。
改称は看板の掛け替えではない。以前は「大人が子ども時代の資料を見る博物館」という性格が強く、展示ケースに歴史的な玩具が並ぶ構成だった。現在は3つの主題(Play / Imagine / Design)に組み替え、触れる・作る・試すことを前提にした展示に変えている。設計にあたっては子どもたち自身が意見を出す形をとった。
対象は0歳から14歳とされている。大人だけで訪れると展示の意図から外れるが、鉄骨の吹き抜けとモザイクは建築として見る価値がある。
豆知識
- 入場無料
- 天井の鉄骨とガラス屋根は、サウス・ケンジントン時代の構造がそのまま残っている部分にあたる
- ベスナル・グリーン駅から徒歩数分。中心部からは少し離れる
場所とアクセス
美術館・博物館ガイド
ヤングV&Aをじっくり見る
注目作品、所要時間の目安、開館時間、館内の回り方は美術館ガイド側にまとめています。
みんなの口コミ
ヤングV&Aを訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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