ハロッズ百貨店Harrods
160年以上の歴史を誇る、ヨーロッパ最大級の高級百貨店
- 料金
- 無料
- 所要時間
- 30〜60分
- 最寄駅
- Victoria駅 徒歩26分
- 開館時間
- 月〜土 10:00〜21:00 / 日 11:30〜18:00
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
ハロッズは、ロンドンの高級エリア・ナイツブリッジに位置する、世界で最も有名な百貨店のひとつです。1849年創業という長い歴史を持ち、現在では8フロア・330以上の部門を擁するヨーロッパ最大級の百貨店として知られています。高級ファッション、宝飾品、香水、食品、レストランまでが一体となり、単なる買い物スポットを超えた“観光名所”として、年間1,500万人以上が訪れます。ショッピング目的でなくても、その豪華な内装と雰囲気を味わうだけで十分に訪れる価値があります。
このページの内容
着いてからの歩き方
ハロッズ百貨店に着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
大きな荷物は持ち込めない
リュックや大型のバッグ、傘は入口で預ける決まりです(Left Luggage デスク)。スーツケースを引いたまま入ることもできません。空港へ向かう途中に寄る、といった使い方はしにくいので注意してください。
- コツ
服装は「小綺麗」であればいい
かつてのような厳格なドレスコードは無くなりました。ビーチウェアや露出の多い服でなければ問題ありません。ジーンズでもスニーカーでも入れますが、あまりにラフだと売り場で扱いが変わることはあり得ます。スマートカジュアル程度が無難です。
- 見どころ
エジプシャン・エスカレーター
店の中心を貫く7層のエスカレーター。壁も天井も古代エジプト風の装飾で埋め尽くされ、スフィンクスや象形文字が並びます。1997年に当時のオーナーだったモハメド・アルファイド(エジプト出身)が作らせたもので、百貨店の内装としては世界でも異様な部類です。買い物をしなくても、これを見上げるために乗る価値があります。
- 見どころ
フードホール
1階のフードホールが、ハロッズで最も見応えのある売り場です。1902年にウィリアム・ニートビーが手がけたロイヤル・ドルトン製のタイルが壁と天井を覆い、猪や羊、鵞鳥といった家畜と狩猟の場面が延々と描かれています。ニートビーに与えられた制作期間はわずか9週間でした。現在はグレードII指定の歴史的建造物で、改変ができません。食品売り場というより装飾芸術の展示室です。
- 見落としやすい
4階のおもちゃ売り場
8つの色分けされた部屋で構成された子ども向けフロア。大人が見ても作り込みが面白く、実物大のぬいぐるみや高額なドールハウスが並びます。子連れでなくても寄る価値のある、ハロッズらしい過剰さが出ている場所です。
1室から始まった店
ハロッズは1849年、チャールズ・ヘンリー・ハロッドが構えたたった1室の店から始まりました。場所はいまの建物のナイツブリッジ側、エジプシャン・ルームのあたりです。扱っていたのは茶と食料品でした。
拡大の転機は1851年の万国博覧会です。ハイド・パークに人が集まったことで、この一帯の商業価値が跳ね上がりました。店は少しずつ隣の区画を買い足し、やがて街区全体を占めるまでになります。
1898年11月16日、ハロッズは英国初のエスカレーターを設置します。ただし現代のような階段式ではなく、革のベルトが斜めに動く装置でした。
これが客に与えた衝撃は相当なものでした。動く床に乗るという経験が誰にもなかったからです。そこで店は上りきった客のために従業員を待機させ、男性にはブランデー、女性には気付け薬を配りました。買い物客が気を失いかねないと本気で考えられていたわけです。
1905年に現在のテラコッタ張りの建物が完成します。夜間は外壁に1万個以上の電球が灯り、ナイツブリッジの目印になっています。
入店を断られることがある
ハロッズには服装規定があります。百貨店としては珍しいことですが、実際に入店を断られた例が報じられてきました。
対象になるのは、破れたジーンズ、水着、上半身裸、汚れた作業着、そして自転車用のショートパンツなど。過去には軍服や、極端に露出の多い服装で断られた事例もあります。
理由は明快で、この店が観光地化していることへの対応です。買い物客より見物客のほうが多くなり、店の格を保つための線引きとして機能しています。
もうひとつ知っておくとよいのが、写真撮影の扱いです。店内は原則として撮影が制限されており、特にエジプシャン・エスカレーター周辺やブランド区画では止められることがあります。SNS用に撮り歩くつもりだと、注意を受ける可能性があります。
要するにここは、観光名所であると同時に営業中の高級店です。その両方の性格が同居していることを踏まえて入ると、余計な摩擦がありません。
豆知識
- かつては動物を売っていた。ペット部門では犬猫だけでなく、ライオン、ヒョウ、ワニ、ゾウまで扱った記録があります。1967年には俳優のロナルド・レーガン宛に子ゾウが送られた例も。動物販売は1970年代に終了しました。
- 「すべての人に、すべてのものを、どこへでも」が標語。Omnia Omnibus Ubique というラテン語のモットーで、あらゆる注文に応じるという姿勢を示しています。
- フードホールは建築として見る価値がある。1902年に完成した食品売り場の天井と壁は、アール・ヌーヴォー様式のタイルで覆われています。買わずに通り抜けるだけでも、店内で最も見応えのある区画です。
- 1983年にIRAの爆弾テロが起きている。クリスマス商戦期の12月17日、店の外で車爆弾が爆発し6人が亡くなりました。店の歴史の一部として記憶されている出来事です。
買わなくても入れるが、混雑は覚悟する
入場は無料で、買い物をしなくても構いません。ただし観光シーズンの午後は非常に混雑し、通路を歩くだけで時間がかかります。
見るだけなら押さえどころは3つです。フードホールの内装、エジプシャン・エスカレーター、そしてクリスマス時期の装飾。この3つは買い物と関係なく楽しめます。
トイレは有料の区画があります。館内の一部で料金が設定されているので、無料のものを探すか、心づもりをしておいてください。
食品売り場の土産物(紅茶、ビスケット、ジャム)は定番ですが、同種のものはフォートナム&メイソンでも買えます。価格と包装を比べてから決めるとよいです。
ナイツブリッジ駅の出口から直結しています。ハイド・パークの南側に位置するので、公園の散歩と組み合わせやすい立地です。
場所とアクセス
みんなの口コミ
ハロッズ百貨店を訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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