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試合がない日のスタジアム|ロッカールームとピッチサイドに入る
Stadium Tours on Non-Matchdays
オフシーズンに来てしまった、チケットが取れなかった。そんなときはスタジアムツアーがあります。ロッカールーム、監督の記者会見席、ピッチサイドのベンチ。試合日には絶対に入れない場所を歩けます。
要点
- 価格
- £28〜£45前後。試合のチケットより安いことも多い
- 所要
- 60〜90分。博物館併設なら+30〜60分みてください
- 予約
- オンラインで事前予約。当日枠は期待しないほうが安全です
- 見られる場所
- ロッカールーム、記者会見室、ピッチサイド、選手用トンネル
- 開催されない日
- 試合当日と前日。イベント時も休止します
- 狙い目
- 6月〜7月。試合がない時期こそツアーの価値が上がります
プレミアリーグのチケットが取れなかった。あるいは6月〜7月のオフシーズンに来てしまい、そもそも試合がない。
この場合の答えがスタジアムツアーです。
そして、これは「代替案」として侮れるものではありません。試合日には絶対に入れない場所を歩けるからです。
- ホームチームのロッカールーム(選手の名札がかかった状態で)
- 選手用トンネル(ピッチへ出ていく、あの通路)
- ピッチサイドのベンチ(監督が座る場所に座れます)
- 記者会見室(監督の席に座って写真が撮れます)
- クラブの博物館(トロフィーの実物)
数万人の観客がいる試合日には、これらはすべて立入禁止です。空っぽのスタジアムを歩く経験は、試合観戦とはまったく別種のものとして記憶に残ります。
目次
1. ツアーで何が見られるか
クラブによって細部は違いますが、おおむね共通する構成です。
① ロッカールーム(Dressing Room)
多くの人にとって、ここが最大の見どころです。
ホームチームのロッカールームには、実際の選手の名札がかかっています。マッサージ台、戦術ボード、シャワー室。試合前に選手が過ごす空間が、そのままの状態で見られます。
クラブによってはアウェイチームのロッカールームも見せます。ホーム側より意図的に狭く、居心地が悪く作られていることがあり、その説明が面白いです。
② 選手用トンネル(Players' Tunnel)
ロッカールームからピッチへ続く通路です。選手が入場する動線を、実際に歩けます。
多くのツアーでは、ここを歩くときにスタジアムの歓声の音声が流されます。演出ですが、効きます。
③ ピッチサイドとベンチ
監督とベンチ入り選手が座る席に、実際に座れます。
ピッチには基本的に立ち入れません(芝の保護のため)が、そのすぐ脇まで行けます。ピッチが目線の高さで見えるのはこの位置だけで、テレビでも試合日でも味わえない視点です。
④ 記者会見室(Press Room)
監督が試合後に会見を行う部屋です。監督の席に座り、スポンサーボードを背に写真を撮るのが定番です。
⑤ 博物館
多くのクラブが併設しています。トロフィー、歴代のユニフォーム、クラブの歴史の展示。サッカーに詳しくなくても、100年以上の歴史を持つ組織の記録として面白いです。
⑥ VIPエリア・ラウンジ
高額な会員だけが入れるラウンジや、ロイヤルボックスに入れるツアーもあります。
実務メモ
- オーディオガイドつきのセルフガイド型と、ガイドが案内する型がある。英語に不安があるなら前者が気楽
- ロッカールームは撮影可のクラブが多いが、一部制限があることも。ガイドの指示に従う
- ピッチには立ち入れないのが原則。「ピッチに入れる」と謳うツアーは特別枠か、時期限定
ヒント
試合を観た人にも価値があります
「試合を観たからツアーは不要」ではありません。観客席から見たスタジアムと、空っぽのスタジアムの内部はまったく別の場所です。時間に余裕があるなら、試合とツアーの両方を体験する価値は十分にあります。
2. どのスタジアムのツアーに行くか
ロンドンでは主要クラブのほぼすべてがツアーを実施しています。
当サイトでは各ツアーの詳細(場所・価格・公式サイト)をロンドンのスタジアムツアー一覧にまとめています。ここでは選び方だけを書きます。
目的別の選び方
| 目的 | 選ぶツアー |
|---|---|
| 代表戦の聖地を見たい | ウェンブリー・スタジアム |
| 最新設備を見たい | トッテナム・ホットスパー・スタジアム |
| 歴史ある建築を見たい | クレイヴン・コテージ(フラム) |
| 中心部から手軽に | スタンフォード・ブリッジ(チェルシー) |
| クラブの歴史を深く | エミレーツ(アーセナル)+博物館 |
ウェンブリーは別格です
ウェンブリー・スタジアムは特定のクラブの本拠地ではなく、イングランド代表の本拠地でありFAカップ決勝の会場です。収容9万人でイギリス最大。
ロイヤルボックスに上がり、FAカップのトロフィーが掲げられる階段を歩けます。クラブへの思い入れがない人には、ここが最も分かりやすく感動的かもしれません。
費用の目安
£28〜£45前後です。プレミアリーグの試合チケット(£35〜£120)と比べると、同等かそれ以下で、しかも確実に入れます。
3. 予約と、行けない日
事前予約が原則です
オンラインで事前に予約してください。当日枠がある場合もありますが、人気クラブでは埋まっていることが多く、確実性がありません。
予約はクラブの公式サイトから行います。日本のクレジットカードで問題なく決済できます。
ツアーが実施されない日
ここが重要です。以下の日は、ツアーが休止または大幅に制限されます。
| 日 | 状況 |
|---|---|
| 試合当日 | 実施なし(またはごく限定的) |
| 試合前日 | 実施なしのことが多い(ピッチ準備のため) |
| コンサート等のイベント時 | 実施なし |
| 改修工事期間 | 部分的に制限 |
「試合を観た翌日にツアー」という組み合わせは成立しますが、「試合の日にツアー」は基本的にできません。旅程を組むときは別の日に分けてください。
見られない場所が出ることもある
予約時に「本日はロッカールームは見学できません」といった注記が出ることがあります。チームが使用中だったり、準備中だったりするためです。
何を見たいかが明確なら、予約前に注記を確認してください。
所要時間
60〜90分が標準です。博物館を併設しているクラブでは、そこに30〜60分追加でかかります。
観光の予定に組み込むなら、移動込みで半日を見ておくと安全です。
実務メモ
- オフシーズン(6〜7月)はツアーの実施本数が増えることが多い。狙い目
- クラブショップはツアーの出口にあることが多い。買い物の時間も見込む
- スタジアムは中心部から離れていることが多い。往復の移動時間を忘れずに
注意
試合日とツアーは同じ日にできません
スタジアムツアーは試合当日には実施されません(前日も休止のことが多い)。「午前中にツアー、午後に試合観戦」という計画は立てられないので、別の日に分けてください。
4. 6月〜7月に来る場合
プレミアリーグは6月〜7月が完全なオフシーズンで、リーグ戦が1試合も行われません。日本の夏休みと重なるため、この時期に来る旅行者は少なくありません。
この時期にできること
① スタジアムツアー
むしろ狙い目です。試合日による休止がないため、実施本数が多く、予約も取りやすくなります。
② プレシーズンの親善試合
7月下旬〜8月上旬、各クラブはプレシーズンの親善試合を行います。海外遠征に出るクラブも多いですが、ロンドンで開催されることもあります。
- チケットが取りやすい
- 価格が安い
- ただし主力選手が出場するとは限りません
③ 開幕を待つ
08月中旬以降ならシーズンが始まっています。8月下旬の旅行なら、通常どおり試合が観られます。
逆算すると
| 旅行時期 | 観られるもの |
|---|---|
| 6月〜7月中旬 | ツアーのみ |
| 7月下旬〜8月中旬 | ツアー+プレシーズン親善試合 |
| 8月下旬〜5月 | プレミアリーグ本番 |
サッカーを目的にロンドンへ行くなら、8月下旬以降を選んでください。日程の詳細は日程の組み方にまとめています。
よくある質問
参考・公式情報
- Premier League — Tickets
- Premier League — 安全なチケットの買い方
- Premier League — アウェイチケット £30 上限の延長
- Criminal Justice and Public Order Act 1994 s.166(転売規制)
- Football Supporters' Association
料金・時刻・制度は変更されます。本記事は2026年8月時点の情報です。渡航前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。