バイユーのタペストリーが9月10日から大英博物館へ — 約950年ぶりの英国公開
9月10日〜9月13日British MuseumRussell Square / Tottenham Court Road
£25〜£33(16歳未満は大人同伴で無料)。ただし2026年12月31日までの分は完売
1066年のノルマン征服とヘイスティングズの戦いを刺繍で描いた全長約70mのバイユーのタペストリーが、9月10日(木)から大英博物館サインズベリー展示室(Room 30)で公開される。作られてからおよそ950年、この作品が英国で一般公開されるのは初めてになる。
見どころは展示の仕方そのものにある。本国バイユーでは長らく縦向きに立てて展示されてきたが、今回は専用のガラスケースに横向きで一続きに並べられる。端から端まで歩きながら、征服の物語が左から右へ流れていくのを追える。館蔵品や他館からの借用品も併せて並び、11世紀という時代の文脈が補われる。所要はおよそ40分の時間指定制。
ただし現実的な話をしておく。チケットは7月1日の発売開始から24時間あまりで売り切れ、初日だけで250万ポンドを売り上げた。9月10日から12月31日までの分は完売している。会員向けの先行販売分も同様に残っていない。つまり今週ロンドンにいても、予約を持っていなければ入れない。
次の機会は2027年1月〜3月分で、これは10月に会員先行、その後一般発売という順になる。4月〜7月分は2027年1月から。どうしても今年中に、という場合は公式サイトのキャンセル分を粘り強く見るしかない。料金は日時により£25〜£33、16歳未満は大人同伴で無料。年会費£82〜の会員になると会期中2回分が含まれるが、前述のとおり今年分の枠はもう無い。
なお、この展示に入れなくても大英博物館そのものは通常どおり入館無料。ただし開幕直後は館全体が普段以上に混むので、ロゼッタ・ストーンなど常設の名品だけを目当てにするなら、今週は開館直後の朝一番を狙うのが無難。
もう一点、今週の事情。9月10日(木)の開幕は地下鉄ストのただ中にあたる(下の「今週の注意」)。ラッセル・スクエア駅もトッテナム・コート・ロード駅も地下鉄は当てにならないので、エリザベス線でトッテナム・コート・ロードまで出て徒歩、もしくはバスと徒歩で向かう前提にしておく。もっとも年内分のチケットは完売なので、当日ここへ急ぐ人はそう多くないはずだ。