マダム・タッソー・ロンドンMadame Tussauds London
世界的に有名なハリウッド・セレブの蝋人形館
- 料金
- 大人 £29〜 / 子ども £26〜
- 所要時間
- 1.5〜2時間
- 最寄駅
- ベーカーストリート駅
- 開館時間
- 10:00〜15:00
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
世界中の有名人や歴史的人物のリアルな蝋人形が展示される体験型ミュージアム。3フロアにわたり、150体以上の人形と間近で写真撮影可能。映画スターやスポーツ選手、王室メンバーなど、実物そっくりのフィギュアが勢揃い。滞在時間は約1.5~2時間で、家族連れや観光客に人気。
このページの内容
着いてからの歩き方
マダム・タッソー・ロンドンに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
オンラインで2週間前には取る
当日券は割高で、繁忙期は希望の時間が埋まります。料金は需要で変動するので、早く買うほど安いのが原則。時間指定制です。ベイカー・ストリート駅のすぐそばなので、シャーロック・ホームズ関連と合わせて回る人が多い場所です。
- 見どころ
スピリット・オブ・ロンドン
小型の乗り物に乗って、16世紀から現代までのロンドンの歴史を人形と装置で通り抜けるライド。1993年から続く古い趣向で、正直に言えば作りは素朴ですが、この館で唯一「体験」と呼べる部分です。入場券に含まれています。
- 見どころ
チェンバー・オブ・ホラーズ
犯罪と処刑を扱う暗い展示室。マダム・タッソー本人が、フランス革命でギロチンにかけられた実在の人物のデスマスクを取っていた——という創業の由来に直接つながる区画です。蝋人形館がなぜ生まれたのかが分かる場所ですが、子どもには向きません。
- 見落としやすい
創業者自身の人形
マダム・タッソー本人の蝋人形が館内にあります。スイス生まれの彼女は、革命下のパリで、かつての雇い主だったルイ16世とマリー・アントワネットを含む処刑者たちのデスマスクを取るよう強いられました。彼女自身も王党派の疑いで断頭台送りが決まり、髪を刈られたところで釈放されています。1802年に英国へ渡り、33年間の巡業を経て1835年にロンドンで常設館を開きました。展示の派手さに紛れて素通りされがちですが、この館の出発点はこの人物です。
- コツ
期待値を合わせておく
有名人の蝋人形と写真を撮る施設で、それ以上でも以下でもありません。ロンドンの歴史や文化を学びに行く場所ではないので、そのつもりで行けば楽しめます。同行者に写真好きがいるかどうかで、満足度がはっきり変わる場所です。
創業者は、ギロチンの犠牲者のデスマスクを作らされた
いまは有名人の蝋人形と写真を撮る施設ですが、創業者の経歴はまったく違うものです。
マリー・グロショルツは1761年ストラスブールに生まれ、蝋細工の技術を身につけました。1780年にはルイ16世の妹の美術教師としてヴェルサイユ宮廷に住み込みます。
そこへフランス革命が起きます。宮廷に仕えた経歴が疑われ、1793年、彼女は母とともに投獄されました。処刑を免れる条件として突きつけられたのが、革命で処刑された貴族たちのデスマスクを作ることでした。
対象には、かつての雇い主である国王夫妻が含まれていました。彼女は自らの回想で、公共広場に積み上げられた切り落とされた首の山を探り、印象的な顔を選んで型を取ったと述べています。
その作品群を携えて英国へ渡り、巡業を続けた末に1835年、ベイカー街のバザールに常設の館を構えました。彼女が亡くなったのは1850年です。
革命の恐怖を記録した仕事が、この施設の原型でした。いまの明るい雰囲気とは対照的な出発点です。
「恐怖の部屋」という名前は雑誌が付けた
館の名物であるチェンバー・オブ・ホラーズは、最初からその名で呼ばれていたわけではありません。
創業当初、革命の遺物やデスマスクを集めた区画は単に「別室(Separate Room)」と呼ばれていました。ギロチンの刃、処刑された者の顔、犯罪者の像——正面の華やかな展示とは性格が違うため、分けて置かれていたのです。
1846年、風刺雑誌『パンチ』がこの部屋を「Chamber of Horrors」と呼びました。皮肉として使われた呼称が定着し、やがて館の側が正式な名称として採用します。
以後この区画は、実際の犯罪者を扱う場所になっていきます。切り裂きジャックの時代のロンドン、実在の殺人犯の像。当時の新聞報道の延長にある見世物であり、写真も映像もない時代に「顔を見る」ことができる唯一の手段でもありました。
現在の演出はホラーアトラクション寄りに変わっていますが、歴史的には報道の代替物だったという背景を知ると、この施設の性格が少し違って見えます。
豆知識
- マリー本人の自作の像が現存する。81歳のときに自分を型取りしたもので、いまも館に展示されています。創業者が自分の技術で残した自画像です。
- 1925年の火災で初期の作品の多くが失われた。ただし型は残っていたため、多くの像は型から作り直されています。ルイ16世やマリー・アントワネットのデスマスクの型は、革命期のものが伝わっています。
- 像は本人を採寸して作られる。制作にあたっては約200か所の計測を行い、髪は1本ずつ植えます。1体に数か月かかり、費用は数万ポンド規模とされます。
- 人気がなくなった像は溶かされる。蝋は再利用されるため、話題性を失った有名人の像は姿を消します。誰が展示されているかは、その時点の知名度を映した一覧でもあります。
混雑と料金の考え方
ロンドンで最も混む屋内施設のひとつです。当日券の列は長く、料金も割高になります。オンラインで時間指定の券を取るのが前提です。
とくに週末と学校休暇は避けたほうが無難です。平日の朝いちばん、または夕方の遅い枠が比較的空いています。
順路は一方通行で、写真を撮りながら進むと2時間近くかかります。逆に像の前で撮らずに歩けば1時間程度です。混雑時は立ち止まれる場所が限られます。
料金に対する満足度が分かれる施設でもあります。蝋人形と写真を撮ることが目的なら価値がありますが、歴史的な展示を期待すると物足りなく感じるかもしれません。ロンドンパスなどの割引対象になっていることが多いので、券種を比べてから買うとよいです。
ベイカー街駅からすぐで、シャーロック・ホームズ博物館も近くにあります。
場所とアクセス
みんなの口コミ
マダム・タッソー・ロンドンを訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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