BTタワーBT Tower London
かつて回転レストランがあった、ロンドンの通信シンボル
- 料金
- 無料
- 所要時間
- 5〜10分
- 最寄駅
- Goodge Street駅 徒歩5分
- 開館時間
- 外観のみ (一般公開なし。ホテルへ転用予定)
料金・開館時間は変更されることがあります。訪問前に 公式サイト で最新情報をご確認ください。
BTタワーは、1960年代に建設されたロンドン中心部の通信タワーで、かつては展望ギャラリーや回転レストランを備えた観光名所でした。現在は一般公開されていませんが、ロンドンのスカイラインを語る上で欠かせない存在です。毎年9月に開催されるOpen House London期間中のみ、抽選制で内部見学が行われることがあり、建築・通信・都市史に関心のある人々にとって特別な場所となっています。
このページの内容
着いてからの歩き方
BTタワーに着いたら、この順に見ていくと迷いません。
- コツ
いまは中に入れない
1965年開業の通信塔で、現在は一般公開されていません。2024年にBTがMCRホテルズへ2億7,500万ポンドで売却し、ホテルと展望施設に転用する計画が進んでいます。「上れる塔」になるのは改装後なので、訪問時点で入れるかどうかは最新情報を確認してください。
- 見どころ
22分で一周した回転レストラン
34階にあった回転展望レストランは、1周22分かけて回っていました。1966年から営業し、当時のロンドンで最も先進的な場所でしたが、1971年に男子トイレの天井で爆弾が破裂(極左集団アングリー・ブリゲードが犯行声明)し、一般公開が終わります。以来50年以上、市民が入れない塔でした。
- 見落としやすい
地図に載っていなかった
この塔は公務秘密法の対象で、1990年代初頭まで陸地測量部の地図に記載されませんでした。高さ177m、展望台と回転レストランが一般公開されていた建物が、公式には存在しないことになっていたわけです。1993年2月19日、下院議員ケイト・ホイーが議会での免責特権を使って「この塔は存在する」と住所ごと読み上げ、些末な情報が機密指定され続けている馬鹿馬鹿しさを突きました。
- コツ
外から見る建物として
フィッツロビア地区に立ち、周囲には低層の建物が多いので姿がよく見えます。グッジ・ストリート駅やリージェンツ・パーク側から見上げると全体が入ります。中に入る前提の予定は組まず、街歩きの目印として扱うのが現実的です。
地図に載っていない、高さ177メートルの建物
1965年10月8日、ハロルド・ウィルソン首相が開業させた。当時の名は郵政公社タワー(Post Office Tower)で、完成時はロンドンで最も高い建物だった。
用途は電波中継である。当時の長距離電話とテレビ中継はマイクロ波で送られており、見通しの利く高所に反射鏡を並べる必要があった。円筒形なのは、あらゆる方向へアンテナを向けられるようにするためである。
奇妙なのはその後の扱いだ。この塔は公職守秘法の対象とされ、陸地測量部の地図に記載されなかった。市内のどこからでも見える高さ177メートルの塔が、公式には存在しないことになっていた。この状態は1993年まで続く。労働党のケイト・ホーイ議員が議会での発言特権を使い、下院で塔の存在と住所(クリーヴランド街60番地)を読み上げて記録に残した。些末な情報が機密指定され続けることの馬鹿馬鹿しさを示すためだった。
回転レストランが閉じた理由
開業当初、最上部には回転展望レストランがあった。バトリンズ社が運営し、22分で1周する。1966年から一般に開かれ、ロンドンの名所として人気を集めた。
1971年10月31日の午前4時半、レストランの男性用トイレの天井で爆弾が爆発した。深夜で負傷者は出なかったが、400ヤード先の建物や車まで被害が及んだ。極左のアナキスト集団アングリー・ブリゲードが犯行を主張している。
これを機に公開は段階的に絞られ、レストランは1980年に営業を終えた。以後この塔は一般には開かれない通信施設として運用されてきた。2024年、BTはこの塔を米国のMCRホテルズに2億7,500万ポンドで売却しており、ホテルへの転用が計画されている。
豆知識
- 塔の上部を巡るLEDの帯は2009年に設置されたもので、日付や祝意のメッセージを流す
- 現在も内部は一般公開されていない。ごく稀に慈善行事などで開かれる程度で、通常は外から見上げるだけになる
- フィッツロヴィア地区に建っており、周囲は低層の街並み。そのぶん近くで見上げると異様な高さに感じられる
場所とアクセス
みんなの口コミ
BTタワーを訪れた感想や、これから行く人に役立つコツがあれば教えてください。
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